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子供達は教師の鏡だ

かつては散々聞いた言葉だけれど

私が初任の頃には散々聞いた言葉だけど、最近はとんと聞かないこの言葉。
「子供達は教師の鏡だ」
どうだろう。皆さんは今でも耳にするだろうか。
その意味は、「子供達の言動は教員の指導の結果であり、子供達がどんな状況かは、教員の立ち振る舞いや指導力を反映している」といったところだろうか。
この言葉、私は初任者の時に、指導のF先生に言われた記憶がある。才色兼備で、英語もフランス語もピアノもできて、授業も素敵で、本当に素晴らしい先生だった。私みたいなダメ初任者に腹が立ったであろうが、粘り強く支えてくださった。ちょっと騒々しい私のクラスと、それを苛々しながら指導する私の姿を見ては
「子供達は教師の鏡です」
とご指導をいただいたものだ。F先生は若くしてお亡くなりになってしまった。もしご存命で私が校長になったと知ったら、きっと腰を抜かすと思う。私の机上があまりに乱雑なので素敵なペン立てをくださった。今でも大切に使っている。机の上は相変わらず乱雑だけど。

今の若い先生も言われるのだろか。「子供達は教師の鏡」って。

言えない状況になっているのかも

あくまで私の知る範囲のことだけれど、この言葉を使えない状況に多くの学校が追い込まれているのかもしれない。自分の学級が落ち着いていなければ、後輩に「子供達は教師の鏡だよ」と言いにくいもんな。
私も経験がある。

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