naoya hirano

お皿を作って、絵を描いて、美味しいレストランを作ってます。

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マガジン

  • doors - the way to tokeru -

    「 retreat tokeru 」と「 project doors 」についての思考過程を共有します 33 Crystals をまとめて読むには、こちらからどうぞ https://naoyahirano.myportfolio.com/stories-jp

最近の記事

Plumeria

目が覚めて窓辺を見て、そのラインの美しさに息をのんだ。 それは、昨日届いた、プルメリアのシルエットだった。 子供達が成長していく。 それを記憶に留めたく、今夏、南の島を訊ねた。 そこで咲いていた花の香りにやられた。 朝、まだ誰も起きていない庭に咲く花を撮る。 上海に帰り、ふとネットでその花を調べてみた。 プルメリアという名前だった。 その香りは、忘れてしまった大切な記憶を象徴している。 季節を繰り返し、年月を重ねる間に 私は何を得て、何を忘れたのだろうかと思った。 落

    • 気持ちいい曲線

      作陶の一つの快楽は、 たまたま上手くいった器を工房から持って帰り、 呑みながらそれを鑑賞するところにある。 まだ私が高校生だった頃、 とてもおモテになる友達が何人かいて、 羨ましく隣で眺めていたけど、 よくよく観察してみると、 言い寄ってくるのは、まあ多分に嫉妬心などあろうけれど、 それほど可愛くもない方ばかりだった気がした。 その現象は当時の私に、とても不思議に思えた。 その後しばらく考えて、私はある仮説にたどり着いた。 それは、「本当に美しい人は、動かない」という事だ

      • 器を作る

        また、まとめて陶芸の話は書こうと思っているけど、 もう10年ほど上海で器を作っている。 途中全然工房に通ってなかったこともあるけど、 インドネシアにロックダウンで帰れなくなった時、 知り合いの陶器工場に居候させてもらって、 毎日皿を作っていた。 そこから、また作陶魂に火がついて、 最近また色々作っていたのだ。 で、かき氷の皿を作ろうと思った。 最初は6種類の皿を作ろうと思ってスケッチしてたけど 6個に決めるのがメンドくなって、 もう、いっその事100個違うカタチの皿

        • お店を作ってみよう

          試作を続けながら、お店の基本的な構造を考え始めた。 人が来て、オーダーして、ちょっと待って、食べる。 外は素敵なテラスのイタリアンだから、 外で食べる人もいるかもしれない。 カウンター内の機材は冷蔵庫、冷凍庫と、その容量は? 一日何人の客をターゲットにするか? そのためのスペースと導線を考える。 PULUを作るために覚えたBlenderで、3D化したのが上。 メニューは6種で、ちょっと考えてみた。 そうなると、次はお皿を作りたくなってきた。 よし、スタジオに行こう!!

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        • doors - the way to tokeru -
          28本

        記事

          色々決める。作る。食べる。

          まず、お店の名前と、キービジュアルを決めよう。 いったん、ベタに「PULU’S SHAVED ICE」としておこう。 で、絵を描いてみた。 ま、これもどんどん良くしていこう。。 次は、かき氷マシンを買おう。 上海で調べたけど、ない。。 日本で買って、友達のM氏に持ってきてもらうしかない。 おそるおそる電話、快諾、ありがとうM氏。。 さっそくふわふわの氷で、色々作ってみた。。。 う~む、いまいち。 糖度と酸度のデザインが出来ていない。 すぐに本を買った。 47歳にし

          色々決める。作る。食べる。

          PULUはかき氷のお店をはじめる

          その後の話を、忘れないように書いておこう。 PULUを3D化させた後、本業が忙しくなってきた。 ジャカルタで2つ目のレストランをオープンさせるプロジェクトである。 コロナが終わって、久しぶりの旅行なので、 母と嫁を連れて、現地視察へ向かった。 最初のお店をオープンしてから、是非入ってくれと言われてる ホテルのオーナーと会うのが目的だった。 2つ目の店の話は、また別に書こうと思うけど、 そのオーナーとのミーティングで、 店以外に、テラスのカフェでもう一つ何かやって欲しいと

          PULUはかき氷のお店をはじめる

          そして3D化へ。。

          その後物語についても悩んでいたが、 もう一度物語を体験する事自体を考えてみた。 コンテンツがリッチ化していく流れは止まらない。 本を読んだり、映画を観るのが、年々しんどくなっている。そのうち漫画も絵本も読む人口は、ぐっと減るだろう。 ということで、PULUを3D動画化することにした。 教科書を買って、3Dマウスを入手して、パソコンを増強して、 Blenderの空間内にPULUをモデリングしていった。 たのしい。。 はじめてレンダリングした画像がこちら その次に、骨を作

          そして3D化へ。。

          結論

          第2稿をシラフで読んで、あぁ、違うなあ、と思った。 PULUの世界にネガティブはない。 その世界は理想の世界であるべきで、 ペンギン村的であるべきだ。 そこから、PULUは来る。 この、まだ、光になじみきれない世界に。 分かった。。。 そういうことだ。 じゃ、何を描くか? 天国!!! それを描こう。 じゃ、何を描こう? 1 イチャイチャLUMI 2 バカ」なUUGO 3 ツンデレSORA 4 おせっかいの愛しさNICO 5 男の美学DALL 6 GAKUの理知

          第2稿 下

          第2稿 下

          第2稿 中

          第2稿 中

          第2稿 上

          第2稿 上

          ふり返る。悩む。AIに相談する

          2章まで描いてみたが、いまいちこれでいいのか確信が持てない。 体脂肪率がほぼ1桁のドクターS氏に相談した。 PULUの動機と目的があいまいであること。 それによって、カタルシスが起きない。 よって、物語のメリハリが薄く魅力が半減している。 ということが見えてきた。 なので、141枚を描いた段階で、 設定を見直し、再度描き直すことにした。 カタルシスについて、ChatGPTに聞いてみる。 …………………………………………………………………………………………. カタルシス

          ふり返る。悩む。AIに相談する

          第2章 初稿 後編

          第2章 初稿 後編

          第2章 初稿 前編

          第2章 初稿 前編

          1章 後編

          1章 後編

          1章 前編

          1章 前編