大歳研悟(NARA-X女子マラソンチーム監督)

■クラブ型実業団チーム「NARA-Xアスリーツ」 ■平野小→平野北中→上宮高校→同志社…

大歳研悟(NARA-X女子マラソンチーム監督)

■クラブ型実業団チーム「NARA-Xアスリーツ」 ■平野小→平野北中→上宮高校→同志社大 ■NARA-Xアスリーツ代表、おおとし行政書士事務所代表 ■HP https://nara-x.com/ FB https://www.facebook.com/NARA.X2017/

最近の記事

約11年の集大成

最後のコンビ今回のふくい桜マラソンで、約11年組んできた大井千鶴選手とのコンビも終了です。 大井選手自身がラストマラソンに挑むと同様に、コーチとして関わってきた私自身もコンビではラストマラソンになるので、いろいろ振り返っておこうと思います。 出会い2014年の関西インカレオフ終了直後の6月1日だったように思います。 当時、私は、同志社大学陸上競技部の外部サポートとして男子駅伝コーチをしておりました。女子長距離部員が増えてきたので、2014年から女子も担当するようになりまし

    • 全国女子駅伝2024 奈良

      結果奈良県代表チーム 41位 2時間26分27秒 大井千鶴 9区 区間44位 35分38秒 ※2018年 9区 区間46位 35分31秒 全国女子駅伝の位置付け全国女子駅伝とは 都道府県対抗の女子駅伝 中学生2名(3区と8区)、高校生3名以上、大学一般の合計9名で構成されます。 ふるさと出場枠(中学高校が奈良県出身で県外の実業団に所属している選手)は最高2名まで使えます。 NARA-Xとしての取り組み 現在、県外実業団に所属している選手は、Canon、スターツ、ダイ

      • 山陽女子ロードレース

        レースに向けて出場選手 田代実穂(東海フレンズ) 小林亜由佳(SONAS) レースのテーマ エントリーした2ヶ月前の段階では、1月末の大阪ハーフに向けて、キッチリタイムを出してステップレースにすることをテーマにしていた。 しかしながら、エントリー直後に両選手ともに故障再発。 夏合宿で上昇の兆しを見せていただけに。 思いの外、長引き、奈良マラソン10kmと共に両方棄権も考えていました。 正直、普通のチームならスタートラインに立たせるべき状態ではなかったと思います。

        • 奈良マラソン2023

          感謝まずは、たくさんの方に応援サポート賜りましてありがとうございました。 大会開催にあたり、多くのボランティアの方、開催に尽力を賜りました皆様に感謝を申し上げます。 山口遥選手へのリスペクト企業チームに属さず、同じようにフルタイムで働きながら、日本トップレベルで活躍される山口選手への憧れと共に、私たちNARA-Xの将来像を夢見ており、道標と思っております。 私たちが7-8位のW入賞したG1北海道マラソン2022。そこで優勝。MGC出場。 企業実業団でなくても、トップクラス

          奈良マラソン2023への思い

          奈良マラソンとNARA-XNARA-Xのはじまり 2010年に始まった奈良マラソン。 2015年ごろ、男子は奈良県民が勝ってるけど、女子は優勝者が出ていない。 なんとかならんのか?と当時の知事が言ったとか?言わなかったとか? 当時、奈良県の女子長距離はどん底だった。 なんとかして、立て直さなければ。。。と女子長距離指導者の有志で実業団チームを立ち上げる話しになったそうです。 詳しい話は、割愛しますが。 私は、顧問行政書士として、サポートを依頼され、協力したのが、私が関

          【振り返り】強化長距離記録会(11/23)

          レースの位置付け⚫︎ 金沢マラソンから、奈良マラソンに向けての状態確認  昨年、この期間での調整がうまくいかなかったので、休養やフリーを多めにしている。通常、フルマラソン期間にはトラックを入れてこなかったが、練習の一環として、マラソンレースペースより速いペースで心肺機能に刺激を入れる。 ⚫︎ 都道府県対抗女子駅伝 奈良代表に選抜されるために  この記録会は、中高生の選考レースになっている。 NARA-Xは、あまり県内トラックレースに出ないので、アピールの場として活用さ

          【振り返り】強化長距離記録会(11/23)

          【振り返り】神戸マラソン2023

          神戸マラソンに向けて出場選手 大樽瑞葉(エコノレッグ) Best 2時間40分41秒  今期の成績   舞鶴赤れんがハーフ 2位入賞   丹波ロードレース  優勝 レースの位置付け 大樽選手にとって1番思い入れの強いマラソン 初マラソンも自己ベストも神戸マラソン。 今回、NARA-X移籍後初マラソン。 4位入賞が過去に4回。今年こそ3位以内へ。 最低でも2時間45分以内で、上位大会への出場権を得る。 レース前の状態 今年1月末に骨折。NARA-Xに来た5月、まだ

          【振り返り】丹波ロードレース2023

          出場選手大樽瑞葉 (エコノレッグ) レースの位置付け神戸マラソン2週間前のトレーニングレース。 現状の確認。 レース今回、私は帯同していないので、コーチからの報告と、本人からのコメントから推察します。 例年になく、気温が高く25度以上となった。 最近、寒かっただけに、急激な気温の変化に体が対応するのに余計なエネルギーを使ったのではと想像しています。 今回のテーマは「確認」 水曜日の練習時に、本人に「確認」だけと伝えようとしていたら、自ら「確認」という言葉が出てきた。よ

          【振り返り】丹波ロードレース2023

          【振り返り】金沢マラソン2023

          金沢マラソンに向けて出場選手(女子) レース前時点のベストタイム 大井千鶴 BEST 2:39:32 2年連続3位 清水穂高 BEST 2:47:30 昨年6位 米谷結希 初マラソン レースの位置付け 清水は北海道にスタートしているが、熱中症での途中棄権だったので、基本的には全員が今シーズンの実質マラソン初戦。 今シーズンのレーススケジュールを組む意味で重要なレース。 各目標レースへの出場記録資格タイムを確実に切ることが優先事項。 そのうえで、NARA-Xは女子

          2023/10/14 強化長距離記録会

          記録会に向けて今回の記録会の主たるテーマは2つ ★「都道府県対抗駅伝」のメンバー選考にリストアップされる ★シーズンベストを狙う 半分のメンバーは月曜日に舞鶴赤れんがハーフを走っているので疲労は残ってる状態。であるが、トラックレースでは珍しく、チームとして、疲労抜き期間を設けた。 疲労抜き期間を設けたものに、夏の疲れが見える選手が増えて来ていた。 万全とは言えないが、昨年の好調時と今の疲労蓄積状況での実力がほぼ同じなので、昨年並みかそれ以上で走れるとは思っていました。

          舞鶴赤れんがハーフマラソン2023

          はじめに奈良クラブさんが、試合の振り返りをnoteでまとめているのを見て、NARA-Xも監督のレース振り返りとして、まとめてみた方が、タイムや順位の数字だけの報告よりも、より親近感を覚えてくれるかな?ということで、今回からまとめていこうと思います。 兼業であるため、更新が遅れることもあるかと思います。 その点、ご了承ください。 レース直前今回は、金沢マラソン、神戸マラソンに向けてのトレーニングレースという位置付けで、特に調整をすることなく、しっかり練習を継続した上で、レー

          舞鶴赤れんがハーフマラソン2023

          2023年度 NARA-X体制発表会

          2022年度の結果報告2022年度の目標は以下の2つ  ①MGC出場権を狙う  ②G1での入賞 結論から言うと、①は箸にも棒にもかからず、②は達成した。 ①については、大井によるチャレンジの2本平均2時間28分での達成を狙って、大阪国際と東京の2本に賭けていた。しかしながら、半年で5本(北海道→金沢→奈良→大阪国際→東京)かつハーフ2本とレースに出しすぎた。奈良が終わった時点で故障ラインスレスレで、東京の時点では故障状態でした。 ②については、当初から狙うなら北海道でチ

          2022年度を振り返って

          シーズン目標新体制発表会を4月に開催しました。 10年内の目標として以下の2つの目標をあげた 🔹競技面→MGCへの出場 🔸運営面→陸上大会でスタンドを観客でいっぱいにする そこで2022年度は、以下の目標を設定しました。 🔹競技面  🔵北海道マラソンで入賞する  🔵2時間30分をカットする 🔸運営面  🟠主催大会を開催する  🟠陸上を観たことない人に観てもらう機会を作る 🔹競技面 2022年度🔵北海道マラソン 初めて夏マラソンに挑戦しました。 NARA-Xは、長期間の合

          平田コーチとの出会い

          いよいよ来週に迫った年代別世界選手権(ロンドンマラソン) 奈良から世界へ 世界に挑戦する平田コーチ。 彼との出会いについて、少し書いてみようと思います。 最初の出会い? 平田くんに初めて出会ったのは、おそらく2000年の9月。 当時開催されていた王寺町24時間リレーマラソンの1区でした。 私は、職場の先輩に助っ人を頼まれて、天理走友会(現在のNRF)の選手として出場することになりました。 私は、大卒1年目で、そこそこスピードには自信があったので、最初だけでも1区区間賞?で

          北海道マラソン W入賞

          最悪の状態の2週間前 北海道マラソンの直前2週間前。実はどん底な状態だった。 夏マラソンは、チームとしても初めての挑戦。 手探り状態で6月下旬から準備し始めた。 大井は、名古屋前に痛めた故障がピリッとしない。 清水は、4月の移籍入部以降30km走を一度も完走できていない。 2人とも棄権させた方がいいのではないか?ということが頭によぎり始めた。 選手を信じよう 当チームのメンタルコーチに相談したところ、監督自信が「良いイメージトレーニング」をしたらいい!というアドバイスを

          2022年 関西実業団選手権

          【1日目】 ◆女子10000m 決勝◆  清水穂高 16着 37分35秒59 約4年ぶりの10000mチャレンジ。 先週の奈良県選手権以降、少し痛みが出てしまいました。大雨の中、冷えてしまい痛みは悪化したこともあり、普段の練習ペースになりました。 スタートラインに戻ってきたということが、今回は一番良かったと思います。 【2日目】 ◆女子1500m決勝◆  米谷結希 12着 5分01秒00 奈良に来て練習再開して1ヶ月半。 可能性を探る意味でのエントリー。持ってるポテンシ