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【振り返り】強化長距離記録会(11/23)


レースの位置付け

⚫︎ 金沢マラソンから、奈良マラソンに向けての状態確認

 昨年、この期間での調整がうまくいかなかったので、休養やフリーを多めにしている。通常、フルマラソン期間にはトラックを入れてこなかったが、練習の一環として、マラソンレースペースより速いペースで心肺機能に刺激を入れる。

⚫︎ 都道府県対抗女子駅伝 奈良代表に選抜されるために

 この記録会は、中高生の選考レースになっている。
NARA-Xは、あまり県内トラックレースに出ないので、アピールの場として活用させていただきました。マラソンシーズン中でスピードが出ないので、5000mでは厳しいので、10000mを選択しました。

出場選手

【5000m】
 米谷結希(佐藤薬品工業)BEST 17分13秒 今回の目標 17分30秒
【10000m】
 大井千鶴(佐藤薬品工業)BEST34分50秒 今回の目標 35分00秒
 清水穂高(アスカ美装) BEST34分17秒 今回の目標 35分00秒

レース

5000m


米谷選手

当初想定していた目標選手の欠場もあり、予定と狂いましたが。
5000mに対する苦手意識を克服することが、私としてのテーマ。
とにかく楽しんで走ってもらおうと思い、前半から好きに行っていいと伝えていました。メンバー的にも先頭集団では走れるという感じでした。

予定どおり、先頭集団2番手を走行。
日常的に単独走の練習を取り入れているので、無風であったこともあり、先頭の選手と歩幅があってなく、リズムが悪そうだったので、早々に前に出ていいという声かけをした。何度か遅れそうになりながらも耐える。
この辺は、マラソンを経験しているのが大きいと思う。
ラスト1000mを切ってから、動きが良くなった。

明らかに、応援の声に応えて走れている。
たまに練習で炸裂していたがレースでは見たことがなかったスパートが決まった。

おそらく5000mへの苦手意識は取れたと思います。
春以降にトラックに戻った時に、どれだけ走れるか楽しみです。

10000m


大井選手

両名ともに、先週ぐらいから疲労具合が顕著に現れて、あまりいい状態ではなかった。スタート前?と言いますか、数日前と前日に全く反対のことを選手に伝えていた。

大井には、あくまで奈良マラソンに向けてのテストレース。その中で、都道府県対抗駅伝にメンバーインできるように無理せずまとめよう。

清水には、ここは清水のための舞台。奈良マラソン忘れて思っ切り行け!

清水が前に出れば、必ず大井はついていくはず。
2人の特徴をうまく引き出そう?と考えた作戦。

2人については、予想どおりのスタート。
しかしながら、全体としては、全体の先頭で走るとは思っていなかった。
集団の後ろでついて走ると思っていた。事前に1周82秒でいくと聞いていたので。
うちは84秒で考えていたので、先頭は早いと考えていた。

ちょっと早すぎるなぁと思いながらも、いい表情だったので、そのまま行ってもらいましたが、やはり早かった。しかしながら、最低ペースは十分範囲内で収まっていた。この辺が、この一年で特に清水が成長した点であろう。
マラソンは、落ちた時にどこで止めるか?そこでどれぐらい休憩したら復活できるか?というのが鍵だと選手には常々話している。
今日は、まさにそんなレース展開。


清水選手

タイムは両名ともに不発に終わりましたが、逆にいえば、今の状態でこのタイムで耐えれたというのは、強くなったってこと。
奈良マラソンまで約2週間。無理せず、疲れを抜いてもらいたい。

結果

5000m
米谷結希 17分47秒81  2着 移籍後BEST
10000m
大井千鶴 35分24秒74  7着 NARA-X新記録
清水穂高 35分58秒65 8着

総括

今回は、県内スポーツチームのサポーター、ブースターの皆さんが多く応援に来てくださいました。陸上競技初観戦の方がほとんど。
陸上競技の観戦に来てくださいましてありがとうございました。
陸上競技は、関係者以外の観客がほとんどいない。
今回、こうして、応援という形で来ていただいたことは、感謝しかありません。
こういう地道な活動で、日常的に陸上競技も「観戦」するスポーツにしていきたい。
また、ぜひ陸上競技を観に来てほしいです。よろしくお願いいたします。

全体的にタイムは、不発に終わりましたが、レース内容自体は、これからのマラソンに向けて、評価できる内容だったと思います。

奈良マラソンは絶対に勝つ!


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