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【地方移住】地域の農産物直売所を元気よくしたい

 先日、会員になっている地域の直売所の総会があった。5分遅れて会場のドアを開くとすでにプログラムの1と2が終わっていて3の入り口になっていた。

 「開始時間前から始めていたんじゃ…」と疑いたくなるのには理由がある。出席している平均年齢が70代半ばくらいなのだ。つくった野菜を直売所に持ってこれるくらい元気なおじいちゃんおばあちゃんは集まりに来るのがとてつもなく早い。
 
 直売所の当番の時も8時半に来ればいいと言われているのに多分8時過ぎには準備している。私はいつも出遅れだ。そして帰りも早い。直売所の営業は15時までだけれど私とペアのおばあちゃんは14時40分くらいから閉店準備と片づけを始める。新米の私はそれに従っている。

 そんなおじいちゃんおばあちゃんたちの憩いの場にもなっている直売所は冬季は豪雪のため休業し、今月半ばから再開している。

 3~5月の当番表をもらってまず「んん?」と思ったのは当番日の間隔だ。冬季休業前は2週間に1度だった当番が10日に1度に狭まっている。総会での話を聞いていると高齢で当番をやめたり会員自体を脱退した人が増えて当番が出来る人が減り間隔が狭まったそうで。それは仕方ないよね、という空気が総会の会場を包んでいた。

 そんな総会を終え、先週年が明けて初めての当番でお店番をした。来月からはペアじゃなくなるおばあちゃんとのんびりお茶しながら会話、お客さんが来たら椅子から立って「いらっしゃいませ~。」の繰り返し。

 ふとチラシがおいてあるコーナーを覗くと「秋の信州」「2023年1月まで」みたいな今時期もう配れないチラシが置いてある。おばあちゃんにも確認してそういうチラシは捨てたり撤去したりした。

 「ふふふ、私も広報の人っぽい視点が身についてきたな…。」と思いながら直売所内を回ると今までは目につかなかった何年前のポスター?な存在や破れたりもう期間が終わっている張り紙が気になりだした。

 古いポスターも未使用で広報の事務局にまだたくさん保管してるのを仕事の時に目にしていたので「貼りっぱなしで日に焼けたポスターを新しい古いポスター(伝わる?)に張替えようかな。」と思いついた。

 VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)的な視点で見ればまだまだ改良出来るこの直売所。今度直売所の会長に会った時にポスターの張替えと置いているチラシを一新させることを提案、実行してみよう。

 ビジュアルマーチャンダイジングとは、マーケティングの一環として行われる小売業の戦略活動の一つです。
店舗というメディアにおいて顧客の立場にたち、マーチャンダイジングと商空間の視覚的表現を一体化することによって、見やすく、選びやすく、買いやすく、魅力的で快適な売場環境を提供すると同時に、企業やブランドの独自性、販促等のコンセプトを伝える仕組みと方法です。
その結果、ビジュアルマーチャンダイジングは収益の質的向上をはかり、企業やブランドの価値向上とロイヤルティーの醸成をもたらします。

日本ビジュアルマーチャンダイジング協会

 広報の仕事と農業の仕事がつながるいい機会だと思い行動することに決めた。直売所がもっともっと活性化(売り上げアップ)すればおじいちゃんおばあちゃんは一層元気になって野菜をつくり地域を盛り上げてくれる気がする。長く元気でいてもらえるお手伝いが出来たらこの上ない。

 雪はまだまだ残ってるし、これからまた降るかもしれないけれど数週間後には直売所付近を会場に地域の桜まつりが開催予定だ。それまでにこのVMD作戦を進めていきたい。

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