見出し画像

奈良で国宝の塔をめぐる

先日、王寺町の歴史講座に参加しておもしろい話を聞きました。
 
NHKの『ブラタモリ』にて法隆寺が取り上げられた回がありまして、その取材に色々尽力されたそうです。
 
タモリさんは博識で有名ですが、番組中で色々ズバズバ答えるのはほんとに彼の知識の賜物で、カンペなどはないのだとか。タモリさんは行き先を告げられずに新幹線に乗せられて、京都までやってきて、そこから走る車の中から見える標識などで「・・今回の目的地は奈良か・・?」みたいな感じでロケバスから降りて「おお、ここは法隆寺・・!」みたいな感じだそうです。
 
なので、番組の冒頭の第一声は、ほんとに心からの声なのだとか・・。
 
法隆寺はちょうど、大阪と奈良を区切る山の間を縫うように流れる大和川の流域にあり、1400年前「難波津」と呼ばれた大阪湾と飛鳥をつなぐ場所にあります。
 
その周辺には沢山の寺院があり、難波津からやってきた使節団の眼にふれたことでしょう。

画像1


現在のように高い建物がほとんどなく、きらきらと輝く寺院が遠めに見えて「むむ、日本、なかなか進んでいるな!」と思わしめるのが目的だったと思われます。
 
華麗なる寺院建築は、仏教を推進するぞ!という宗教的な意味合いだけでなく、「うちらこれだけのもん作れるねんぞ、どやっ」という意味もあったはず。
 
そのために昔の人はせっせと寺院を建てました。
 
その寺院の中心にあったのは塔です。
 
現在でも観光地に行って高い建物があればシンボル的な役割を果たしますし、ちょっと上ってみたくなりませんか?
 

画像2


塔はお堂の中心であり、とても大切な役割を果たしました。
 
塔の多くは高すぎるが故に落雷の被害に遭いやすく、多くが焼失しました。しかし!現在も残る国宝の塔が奈良には沢山現存します。
 
これらの塔にフューチャーしたツアーを6/28(日)に開催します。ぜひ、奈良の塔めぐりにご参加しませんか?

6/28(日)10時~12時 奈良で塔めぐり①王道編~春日大社にも塔があった!?~  

6/28(日)14時~17時 奈良で塔めぐり②ミステリー編 塔に隠されたもの・込められたもの

http://uruwashinara.com/event/奈良で塔めぐり②ミステリー編%e3%80%80塔に隠されたも/

奈良でガイドをしています。これからもっとあちこち回っておもしろいガイドを提供します。ご支援どうぞお願いいたします。