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本を借りる権利ってご存じですか?

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

ちょっとちょっと~日本の読書バリアフリー、遅れてるんじゃない?という話。

皆さんは、図書館にいって本を借りようと思ったときに、
「この本は、購入していただいた上で、出版社に領収証を提出してからでないとおかしすることはできません」
といわれたら、その本をかりますか?笑

公共図書館って、そもそも、自分たちが支払っている税金によって成り立っているわけでして・・・
しかも、お友達のAさんもBさんも無料でかりることができているのに、自分だけ本を購入するよう要求されたら、

「えっ?」
って思いませんか?

それが普通の感覚で、私たちが持つべき権利意識なんじゃないかと思うんです。

それが障害のある市民だからといって、区別して扱われるのはおかしいですよね。

でもね、私たち障害者は、
「周りに迷惑をかけてはいけません」
と周囲から無言の圧力をかけ続けられた結果、
「障害のある自分が悪いのだから、お金を出すのは当然だ」
という思考パターンに陥っています。

だから、だれもこのおかしな状況に
「えっ?」
っていわない、いえない、いっちゃいけないと思ってる。

そこで、奈良さんの出番。笑

「えっ?、おかしくないですか?なんで私、これ、買わないと読めないの?!」

日本の読書バリアフリーは、まだまだ、そんなところにいるんです。ちょっと、情けなくなってしまいます。

イギリスでは、イギリス国内で出版されたものに関しては、借りる権利が守られています。もちろん、著作権もきちんと守られる仕組みだ。

「借りる権利」の向上が日本においてもますます加速することを願わずにはいられないのであった。

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