奈良 里紗

弱視難聴の当事者です。視覚障害に関することを中心に、日々の生活の中で気づいたこと、考え…

奈良 里紗

弱視難聴の当事者です。視覚障害に関することを中心に、日々の生活の中で気づいたこと、考えたことを綴っています。

マガジン

  • kindle専門マガジン~kindle作家を目指そう!~

    • 3,415本

    kindle作家のTAKAYUKIさんととらねこが共同運営するマガジンです。 kindleや出版に関する記事を載録しています。 kindleの専門マガジンを一緒に作りたい方は、気軽に声をかけてみて下さい。 ▶https://note.com/kind_willet742/n/n279caad02bb7

  • 視覚障害関連の参考情報

    視覚障害関連の参考情報を紹介する記事をマガジンにしました。

  • introduction

  • アメリカにおける特別支援教育の教員養成インタビュー

    アメリカの修士課程で視覚障害教育の教員養成課程で万田ケイティに奈良がインタビューした内容をご紹介。アメリカの教員養成と日本の教員養成の相違点とはどんなところにあるのか?スペシャリスト養成型のアメリカのカリキュラムに迫るマガジン。

最近の記事

英語はアウトプットするしか自信はつかない?!

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 英語、それはいまだにものすごーいアレルギーのあるもの。 えっ? イギリスとかいって、海外の研究者と協働研究してるのに? とつっこまれそうだけど、私にもしみついた日本人魂というものがありまして。笑 どうにもこうにも、英語への苦手意識はぬぐいされんのです。 今日は、英語DEコーチングなるものを受けてみて、ふと気づいたこと。 日本語で表現したい20%ぐらいしか表現はできてないけど、でも、20%も表現

    • 人事異動研究は国際比較が面白い

      楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 私はここ最近は、特別支援教育に関わる教師の人事異動に関する研究をしています。 その中で、イギリスの研究者と一緒に論文を書いているのですが、これがめちゃくちゃ面白いんですよ~。 日本にいると、日本のあたりまえが当たり前すぎて気づかないことってあるなぁって思うんですよね。 当たり前のように、飲める水が水道からでてくる、小さいときは、まさか、水道の水が飲めない国があるなんて想像もしていませんでした。 そう

      • それじゃあ、眼鏡をはずしてみて!

        楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 ちょっとちょっと、ちょっとー 視覚障害学生の学ぶ権利の侵害実態にあいた口がふさがらないのは私だけ? 見えない、見えにくいから配慮をお願いしているのに、 「あなたの実力不足なのでは?」 とおっしゃる方の多いこと、多いこと。 もし、あなたが眼鏡やコンタクトをしているなら、それをとって文字を読んでみてください。 読みにくいですおね? その中で、一生懸命やっているのに、 「あなたの実力不足でしょ?」 といわ

        • わくわく申請書

          4月に応募できる研究費の申請書。これ、書いているとめちゃくちゃワクワクする。なんでこの研究が必要なのか、それはどんな位置づけがあるのか、独創的なところはどんなところ?実現可能性は?いろいろな問いに向き合って、自分なりに新たな研究を形作る、このプロシスがたまらん! そう思えるようになったのも、これまでたくさんの方にご指導いただいたからだと思う。これからもいろいろな方にご指導をいただきながら、これまでお世話になった社会に恩返しできるような研究ができるように頑張ろうと思う。

        英語はアウトプットするしか自信はつかない?!

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          38本
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          8本
        • Q&A
          87本
        • アメリカにおける特別支援教育の教員養成インタビュー
          9本
        • 視覚障害に関するクイズ
          15本

        記事

          特権は他人事?あなたはマイノリティor マジョリティ?

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 特権階級、それはイギリスではよく聞く言葉だけど、日本人の私たちにはなじみがない。 庶民の私たちには関係のない話とどこか他人事。 でも、この本を読むとはっとさせられるかも? Amazon.co.jp: 真のダイバーシティをめざして: 特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育 : ダイアン・J・グッドマン, 出口真紀子, 田辺希久子: 本

          特権は他人事?あなたはマイノリティor マジョリティ?

          一期一会

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 最近、本当に人との出会いは一期一会だなと思うことが多くなりました。 視覚障害があるからこそ、出会えてつながることができた人たちがたくさんいて、本t脳に幸せ。 ときには、相性が合わない人との出会いもある。 でも、そういう出会いも含めて、一期一会。 私の座右の銘は 一期一会を大切に 明日できることは今日やらない(笑) やりたいことが多すぎて、とまらないパソコンをうつ指を休めて、 今日はやらないという

          関西エリアのJR、素晴らしいところ

          視覚障害のある私は、電車に乗るときに駅員さんに誘導をお願いすることがある。 その時、多くの駅員さんが遠回りしてでもエレベーターへ誘導することが多い。私は階段でもエスカレーターでも良いのに、わざわざ遠回りすることに違和感を感じていた。 しかし、今日利用した新大阪から、天王寺までの駅員さんの誘導では、エスカレーターと階段どっちがいいですか?などと選択肢を提示して私に選ばせてくれる。 これ、些細なことのように思うと思うけど、めちゃくちゃ重要! なぜかと言うと、誘導をしてもらいながら

          関西エリアのJR、素晴らしいところ

          学習性無力感と合理的配慮

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 おいおい、タイトルが全然カジュアルちゃうやん!といわれそうですが。笑 まぁまぁ、そういわず、読んでくださいな。 学習性無力感、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 例えば、ワンオペ育児で日々日々時間に追われて、忙しすぎて忙しすぎて、 「こうやって時間を作ったら?」 といわれても、 「そんなの無理!できっこない」 とトライする前にあきらめてしまうことってありませんか。 これって、実は、これ

          学習性無力感と合理的配慮

          イギリスもかつてはジェネラリスト養成型だった

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 イギリスやアメリカでは、視覚障害や聴覚障害といった感覚障害は特に専門性が必要な領域であることから、学部ではなく修士課程で教員養成を行っている。 そんなイギリスも、かつては、日本同様、学部段階でいわゆる基礎免許といわれる小学校や中学校、高校の教員免許と同時に、聴覚障害教育の教員免許が付与されていたんだとか。 なぜ、そこから現代の形になったのか、それはやはり、まずは、一般的ないわゆる提携発達といわれるこど

          イギリスもかつてはジェネラリスト養成型だった

          うれしきまねっこ

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 私は視覚障害があるので授業で、 「〇〇だと思う人、手をあげて!」 といっても、私が見えないということが。 そこで、私の授業では、挙手のかわりに拍手をしてもらっている。 それをみた学生が別の機会で、 「〇〇の人、手をたたいて!」 とまねっこどんどんしてくれたのですよ! こういうまねっこ、どんどんしてほしい。 音の大きさでどのぐらいの人が手をあげているのかがわかるから私も嬉しい。

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          Amazing Japan 

          My name is Risa, and I am here to introduce you to the wonderful places of Japan. You will all be amazed at the convenient train service when you come to Japan. In Japan, if a train is delayed by one minute, the driver apologizes. Becaus

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          4月は低空飛行がおすすめ

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 4月、何かと何かをはじめたくなっちゃう季節の到来ですね。 いやーもう何年も同じあやまちを繰り返し、ようやく学習した私は4月は低空飛行でいくことを目指しています。 低空飛行って目指すもんかいな!といわれそうですが、目指すものなんです。 むしろ、意識していないと、あっという間に飛び跳ねて高度1万メートルぐらいまでいってしまうのが私。 上昇気流にのって、ぐんぐん高度を上げる時間ほど、楽しいものはない。

          4月は低空飛行がおすすめ

          視覚障害学生へのテキストデータ提供@合理的配慮

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 視覚障害学生の合理的配慮の1つに、パワーポイントなどのデータをテキストにして提供することがあります。 視覚的にわかりやすくするために活用しているパワーポイントをわざわざテキストにするというのは、いささか面倒な印象がありますよね。 でも、この作業は授業を作っている先生がやるのが一番早いし適格!と私は思っています。 資料の内容にもよりますが、慣れてしまえば、5分~10分でできる作業なので、ぜひ、一度はや

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          イギリスの障害関連プロジェクト、ここが面白い

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 日本の学会にいくと、もちろん、素晴らしい発表はあるのだけど、それよりも一人よがりな残念な研究発表も。 研究の質が低いとかそういうことがいいたいのではなくて、障害者のことを研究しているのに、そこには障害者のニーズは全くない、研究費をとるために障害関連にも手をだしてみました~みたいな研究はかなり残念。 日本では、研究してほしいニーズと研究のできる研究者とのマッチングに課題があるように感じています。 この

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          統計データにのってこない隠された障害

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 障害をどう定義するか、これは人類にとっての難題の1つと私は考えています。 国境と同じで、誰かが基準を作って、線をひいらもの。 あっち側は障害で、こっち側にいると障害じゃない。 この定義に苦しめられる人もいれば、救われる人もいる。 人の世界で、人がつくっているものだから、完璧はない。 そんな中、アメリカで行われた調査は納得。 アメリカでは、毎年、障害のある0歳~21歳までを 把握する仕組みがあ

          統計データにのってこない隠された障害

          視覚障害関連参考情報:日本弱視者ネットワークの移動に関するイベントアーカイブ

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 日本弱視者ネットワークという弱視(ロービジョン)の当事者団体があります。 そこで開催されたイベントのアーカイブ動画が届きました! 移動に関連する興味深いお話が聞けますのでご興味のある方はどうぞ~

          視覚障害関連参考情報:日本弱視者ネットワークの移動に関するイベントアーカイブ