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みんな違って、みんな良い。だから難しくて、面白い。

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「全員が喜ぶイベントってできるのかな?」です。

最近は、町おこし系のイベント企画に携わっているのですが、つくづく思うんです。

「まちを良くしようと思って企画してるのに、なんであなたは自分の都合ばかりを主張するの?」って。

喜ぶポイントは全員違うから、当然なんですけどね。

要は、みんな違って、みんな良い。

でも、違うから交わりを諦めるんじゃなくて、何かしらうまーく同じ方向を向ける方法がないかって思うんです。

100人中100人が満足するイベントって、絶対ムリだけど、一旦「本当に?」って考えてみたい。

そんなめんどくさい性格なんです。

全員が満足するイベントってあるのかな?

私達は商品を買ったり、サービスを利用したりして、その対価としてお金を払うことで、経済が回ってます。

で、大先輩たちのおかげで、物としての素晴らしい商品がいっぱい発売され、物が溢れるまでになりました。

そして、現代は物をシェアする時代に入っています。

車を持たずにシェアしたり、欲しいときだけに服をレンタルしたり。

要は、物を所有する文化がだんだん薄れてきている。

そう考えると、私達は物を買うことよりも、色々なサービスを利用することにお金をより多く払うようになっているみたいです。

だとするなら、より良い物よりも、より良いサービスをつくった方が喜んで貰える人は多そうです。

つまり、みんなが困っているようなことを解決できるサービスを考える。

って感じで考え始めると、誰しもが大満足できるサービスをつくるのってやっぱり無理だなと。

例えば、もしスタバがサブスクサービスをはじめて、毎月3,000円ぐらいでドリップコーヒー飲み放題になったら、亀山は嬉しいですが、全然嬉しくない人もいるみたいに。

だからこそ、どんな人のどんな悩みを解決できるかを必死に妄想するわけですが、こと町おこしイベントを開催する場合はどうでしょうか。

「まちを元気に!」とか「商店街に賑わいを!」みたいなイベントは各地で行われていて、亀山も嬉しいことに企画から関わらせてもらってます。

こういうイベントって、「こういう企画をやったら子供が集まってきてくれる」とか「お年寄りも来やすいコンテンツにしよう」とかって考えるわけですが、その時点でその地域の"だれかのため"を切り捨ててる気がするんです。

実際に、商店街を賑やかさが欲しいと考えている人もいれば、うるさくしないで欲しいって考えている人もいます。

「まちがよくなるために協力してください!」って伝えても、全員が同じ方向を向くことは難しい。

つまり、100人中100人が満足するイベントって無理。

っていうのが今の亀山の悩み。

誰だって自己中

かっこつけますが、亀山は新潟を面白くしたいと思ってるんです。

Narashika(亀山の屋号)として掲げているコンセプトは「新潟にグルーヴを」です。

新潟で暮らす人が自分らしく輝いていたら、きっと新潟は面白いまちになると考えています。

だからこそ、町おこしイベントみたいなのも積極的にやっていきたい。

ただ、亀山みたいに思っていない人もいっぱいいる。

つまり、「新潟のために」っていう角度じゃない人。

ぶっちゃけると、何年か前まで亀山は「なんでみんな自分のためだけに生きてるんだろ?もっと自分が暮らしてるまちが面白くなったらいいなーとか思わないのかな?」って思ってました。

「自分が良ければそれでいーのか!」とまで。

ただ、スタバのトイレに入った時に気づいたんです。

「俺も自己中だなー」って。

ある日、いっつも行ってるスタバのトイレに入ったんです。すると、「前に入った人はウォシュレットをはじめて使ったの?」って思うぐらい、便座がビシャビシャ。

亀山は小がしたかったので、便座を上げてたちスタイルで済ませて、ビショビショのまま出てやろうかなと思いました。

「だって、俺がやったんじゃないし」「俺がやらなくても誰かやるでしょ」みたいな言葉が浮かびました。

この感情って、めっちゃ自己中だなと気づいたんです。

そのトイレはまた次の人が使うわけで、その人が不快にならないように自分がキレイにすることだってできる。

なのに、やらない自分がいる。

他人に新潟を盛り上げることを押し付ける前に、便器を拭けって神様に言われてる気がしました。#アーメン

その時はめちゃめちゃキレイに拭きました。なんなら床まで拭いちゃったりして。

要は、新潟を面白くすることって、次の世代に良いバトンを渡したいっていうことなのですが、そう思っている人もいればそうじゃない人もいる。

便器が汚れているから、次の人のためにも拭かないとって思う人もいればそうじゃない人もいる。

誰かに感染させたら嫌だから、マスクをしたり外出を控えたりする人もいればそうじゃない人もいる。

みんな自分の興味が向いていたり、その時の状況で行動は変わる。

だから、自分も含めてみんなが自己中で、
だから、人間関係って難しくて、
だからこそ、上手くいったら面白い。

諦めたくなるぐらい難しいけど、できたらきっと面白い

心理学者・アドラーは言いました「全ての悩みは対人関係の悩みである」と。

要は、人間関係。

妙に納得したんですよね、この言葉に。

実際に、世間にはいろいろな人がいて、楽しさが爆発することもあれば、ムカつくこともある。

話を戻すと、100人全員が喜ぶイベントは難しい。

でも、諦めたくないんですよね。

イベントを楽しい雰囲気にするために音楽を流せば、「うるせー」って言う人がいる、歩行者天国にすれば、「不自由」っていう人がいる。

それは当然だし、きっと誰しもが"そういうもん"っていう折り合いをつけて、着地点を探る。

亀山だって、今はそうするしか策はありません。

今は実績もアイデアも影響力も無くて何もできないけれど、いつしか100人全員がおお喜びするようなイベントができたら良いなって。

そんなイベント企画して成功させたお父ちゃんの姿を未来の自分の子供に見せられたら嬉しいなと。

最近はそんなことを考えてます。

さて、仕事に戻ろう。

愉しもう。



ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴



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