六本木ギャラリー巡り(東京都港区・六本木駅)
ちょうどArt Week Tokyoの真っ最中ということで六本木アートコンプレックスの代表格であるピラミデビルのギャラリーを回ることに。
・PERROTIN
PERROTINではJEAN-PHILIPPE DELHOMMEによる個展「VISAGE(S)」を開催。古典的なポーズをとったモデルを描いた作品を展示している。タイトルはフランス語での「顔」を表し、体よりもむしろアンニュイな表情に目が行くように仕向けられている。
・YKG
Yutaka Kikutake Galleryでは田幡浩一、向山喜章、三瓶玲奈、Nerhol、国谷隆志によるグループ展「sky」を開催。空をテーマにした絵画やインスタレーションを作り上げる。
・KOTARO NUKAGA
KOTARO NUKAGA六本木では、ドイツ出身の写真家カンディダ・ヘーファーによる古典「Reflections of Spaces – Spaces of Reflection」を開催。図書館や美術館など文化施設の光に満ちた写真が美しい。
・ZEN FOTO GALLERY
ZEN FOTO GALLERYでは写真家の殿村任香による写真集『ゼィコードゥミーユカリ』の新装版が刊行されるにあたっての記念展を開催。彼女が「ユカリ」の名で歌舞伎町のホステスとして過ごした日々をセンシティブに切り取った写真となっている。
・SCAI PIRAMIDE
SCAI PIRAMIDEではハルーン・ファロッキ、ウィル・ローガン、ヴァジコ・チャッキアーニ、アピチャッポン・ウィーラセタクンによる「消えない炎」と題した展覧会を開催。火をモチーフにしたそれぞれの映像世界やインスタレーションが紹介されている。
・OTA FINE ARTS
OTA FINE ARTSではシンガポールの作家グオリャン・タンの個展「In Mid Shapes」を開催。薄い半透明な布をキャンバスにすることで布から透けて見える木枠が浮かび上がってくる。
・WAKO GALLERY OF ART
WAKO GALLERY OF ARTではスイスの作家ミリアム・カーンによる個展「私だったかもしれない」を開催。醜悪かつ悲壮感の溢れる絵画でインパクトが大きい。どの作品からも死の匂いが漂ってきて個人的には好み。昔こういう作風で描いたことがあったので共感もしつつ。
・TARO NASU
TARO NASUではマルセル・ブロータースの個展「Works, Films and the complete editions & books」を開催。詩人として出発し美術家として転向してからも言葉を基調とした作品を作り続けた。
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