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八王子夢美術館&Brain Burnn Gallery(東京都八王子市・八王子駅)

・八王子夢美術館(東京都八王子市・八王子駅)
八王子夢美術館では「ムットーニワールド」と題して武藤政彦ことムットーニによる自動仕掛け(おはなし玉手箱)を展示する企画展を開催。A-Eまでに区切られたそれぞれの展示室の中で多く作品が展示されている。作品は5-20分くらいのもので、自動で動くこれら全ての作品を観るには2時間半くらい必要。

時間割に沿って動いているため、各展示室を行き来しながら観覧することになる。分かれている展示室それぞれでは同じ時間軸で動いているものもあるため、時間割とにらめっこしながら移動する。各展示室には時間割とともに展示室内にある作品の説明文が張り出されている。作品自体にはキャプションが付いていないので、それら説明文を念頭におきながら作品を観るスタイルになる。

これは美術館前にある北村西望の『夢』

ムットーニというイタリア風な名称(描いた絵が「イタリアっぽい」と賞されたことから名乗り始めた)の通り、どことなくヨーロッパを思わせる作風になっており、同時に演奏される音楽もそれをイメージさせる。世田谷文学館で公開されたことがあり、小説や詩を題材としたものから独自のストーリーまで多岐に渡り、幻想的な世界を醸し出している。

ムットーニ本人が在廊して説明してくれる日もある

訪れた時にはちょうどムットーニ本人が来館しており、展示品が動いている中で同時進行で作品の説明をしてくれる。鑑賞者の想像力で補うだけというのも良いけれど、実際の作者がどんな意図で作品を創ったのか、どんな背景があるのかといったことが肉感で直接わかるというのは貴重な経験なのかもしれない。トイレは洋式。

・Brain Burnn Gallery(東京都八王子市・八王子駅)
八王子市にあるギャラリーBrain Burnn Galleryでは企画展として「Brain Burnn ART AWARD」を開催。1階はアートグッズなどの販売店舗を兼ねたギャラリーになっており、階段を上った2階が企画展の会場として現代アートの作品を展開している。外観からはギャラリーと気づきにくく、どちらかというとブティックやパティスリーのような感じがあり気軽に入るのにはやや抵抗があったりするけれど、中に入るとまさに曲がりくねった通路が脳みそのような造りをしており、脳内に入りこむ、みたいな感覚を得られる。

Brain Brunn Gallery 階段が良い

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