見出し画像

育児と我が子に叱るとき、使う言葉は「未来志向」

「なんで、そんなことをしたの?」

食事中に机の上の牛乳をこぼしてしまった5歳の息子に対して叱った言葉です。でも、「未来志向」で話すと、

「次、同じようなことにならないようにするには、どうしたらいいかな?」
になるわけです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼未来志向ってなんだ?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

未来志向とは、終わったこと(過去のこと)に焦点を当てるのではなく、これからのこと(未来のこと)に焦点を当てる、というイメージです。

先ほどの例でいうと、牛乳をこぼしてしまった、という事実があります。

そこで、

「なんでこぼしたの?」

と聞くと、頭の中の考えが、どんどん過去へ過去へと向かっていきます。

で、子どもからすると、どうにもならないことを、ずんずん尋問されている感じ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼仕事で例えると
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

すでにやってしまったミスに気づいたとき、「なんでそんなことしたの?」
「なぜもっと早く言わなかったの?」
「どうしてこんなことが起きたの?」

と延々と尋問される感じ。
(想像しただけで、苦しくなりました。)

(次は、〇〇しようね、でいいよね。)

こんな感じで、過去に起きたことの理由を延々と聞かれると、(なんで牛乳をこぼしたの?と延々と聞かれると)やはり、子どもとしても、つらいのかなぁと。

で、この牛乳の場面での目的は、

「次に牛乳をこぼしてしまわないようにする。」というものだと思うのです。


であれば、声掛けのときに気を付けることは、「未来志向」

次、同じようなことをしないようにするためには、どうしたらいいか?を考えさせたいもの。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼具体的な声かけを考えてみると
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「次に、同じようにならないためには、どうしたらよかったと思う?」

とシンプルに聞いてみるのがいいのかなぁと思います。

(そんなに、冷静になれなかったですがね。

牛乳を布製のソファーにぶちまけられたとき、そんなに落ち着いて声をかけられるほど、僕は大人ができていない、ということは、この際、わきにおいておきます。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼まとめると
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

わが子が何かをやらかした。

例 机の上にあるコップにひじがあたり、牛乳をぶちまけた、とか。

そんなとき、叱るときには、未来志向。

自分のしかり方が未来志向、未来のことに焦点を当てて話しているか、

それとも、過去思考、過去に起こったことに対して尋問しているのか?

言い方はいろいろあると思いますが、(例えば、同じことをしないためには、どうしたらよかったと思う?とか)

とにかく、大事なことは、「未来志向」
わが子が失敗したときには、未来に焦点を当てて話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ただね、、、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

僕だって人間。大人だけど、人間。
感情的になって、

「おどりゃー」

って、言ってしまうこともありますよそりゃ。

でも、その10回の「おどりゃー」のうち、1回でも「未来志向」にできたらいいなぁと思いながら、日々、過ごしています。

さて、今日も、

「未来志向」

と3回唱えながら一日を始めたいと思います。

サポートしていただいたお金が本一冊分になりましたら、出版させていただいたパパ育休の本一冊を、図書館に寄贈させていただきます!(その際には、noteにてご報告させていただきます!)