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お金の正体

2年前『億男』という映画を観ました。佐藤健と高橋一生、黒木華が好きな私にとって、もはや観る動機なんてファン心理のみです。
しかし観終えた私は、この日から悩み続けることになります。

お金の正体とは何か

お金の正体、最近読んでいる本で劇的に近づきました。今回は、私たちが当たり前のように使ってたお金の正体について考えます。


お金って何もの?

欲しいものと交換できるお金
増えると嬉しくなる減ると寂しくなるお金
働くともらえるお金
ある時は硬貨で、またある時は電子マネーになるお金

お金ってなんでしょう。人によって捉え方に差があるようにも感じます。
今回は、お金の役割と形の側面から掘り下げていきます。


お金の役割

お金の役割は3つあります。「交換する・貯める・価値をはかる」です。

・交換する
欲しいものがある時にお金を払うと、”買う”ができます。充分持っているものがある時に”売る”と、お金が手に入ります。何かと”売買”できるのはお金の役割です。

・貯める
お金は長い間保管できます。硬貨や紙幣は”貯金”できます。貯めれれると、車や家など大きな売買ができます。

・価値をはかる
貴重な物は高価で、いつでも手に入る物は安価です。価値を”値段”として計ることができます。

この3つの役割さえ果たせば、お金はどんな形だって存在できます。硬貨であってもSuicaであっても。
このお金の形を歴史で見ていくと、少し正体が見えてきます。


お金の形

”お金”を想像した時、思い浮かべるものはなんですか?おそらく硬貨や、紙幣が浮かぶ人が多いと思います。ただこの硬貨や紙幣、実は”お金”の形としては少数派です。

2006年時点、全界で取引されているお金は合計約473兆ドルだそうです。この内、硬貨や紙幣の総額は47兆ドルしかありません。今地球にあるお金の90%以上はコンピューターのサーバーに存在しています。

データ上あるだけです。言われてみればそうかも知れません。
クレジット決済をした時、銀行振り込みをした時、PayPayで支払った時、動いているのはデータだけです。現金を使う機会はどんどん減っています。

お金の形は今、なくなっていました。
あったのは通帳や給与明細、請求書などに載っている数字だけです。だとすれば、その数字を共通認識して初めてお金として機能します。


まとめ ”お金の正体”

お金という物質が存在しないことを知った私は、お金の正体に近づきました。誤解を恐れずに一言で表すならば、これです。

お金とは、地球人全員が信仰する宗教

お金は、それを信じて初めて機能します。犬や猫に100万円を渡してもなついてくれません。
お金とは、信じる者が恩恵を受ける人種や性別など一切の垣根を超えた仕組みです。

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