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確定申告で振り返る、フリーランスデザイナーから会社員になってのいろいろ。

確定申告の準備をコツコツとしています。

一昨年まではフリーランスでしたが
去年は途中から会社に入ったので、会社員の収入と個人での売り上げを合わせて申告することになります。

個人の仕事に関しては普段全く数字を意識しないので、
この確定申告の準備で初めて月の推移を見たり、色々な内訳がわかって、
自分のことながら「おおお、なるほど」など新しい気づきを得ています。(今さら感w)

当然ながらお金の動きを追うことで、同時の状況を全部思い出すからなのでしょう。


私個人の状況を去年頭と年末で比較すると、

定性的には、去年一年を通してものすごく安定した一年でした。

大きくは
・鎌倉に引っ越した
・都心狭い部屋から少し広めの部屋になりライフスタイルがより充実した
・前年のフリーランス時が「広げる」だとしたら2018年は色々「仕舞う」年、内向きの事を考える一年だった

それはひとえに、会社員というベースのお陰だったと言えます。


フリーランスで生き続けるというのは、言ってみれば365日無休感覚で、私生活の事というよりは仕事の事で頭がいっぱいになりがち。(私はそうでした)

本業であるデザイン以外の庶務や事務作業も全部のしかかってくるから、朝起きたときも寝るときも、下手すれば夢の中でももう仕事のことで本当に頭がいっぱいになるんですよね。

だからこそ、会社員復帰した2018年は、自分のこの先や生活について整理する時間が沢山持てて安定できた気がするのです。


フリーは楽しいけど飽きる

フリーランスを楽しんでる人に水を指すわけでは決してないのですが、
私はフリーランスを初めて3年目くらいで徐々に飽きてきていました。

平日に自由に動けたり、
うるさい上司や人間関係がなかったり、
最初は「自由サイコー!」って気分なのですが、
3年くらいしてくるとふと、
「あれ、私がやりたいことってそもそもなんなんだっけ…?」という気持ちがふつふつと湧いてくることも

そう、自由な生活も、仕事も、慣れるとルーティン化してきて刺激が欲しくなるのです。

あと、フリーの場合は特殊なケースを除いて自分のスキル内だけの仕事を延々とこなしていくので、
スキルや能力が打ち止まりになりがち。

組織にいれば、未知の仕事にもトライできますが(何かあっても会社が責任を負ってくれる)
失敗が許されないフリーの場合、自分の能力以上の仕事は実質受注しがたいのです。

私がフリーランスから会社員に戻った理由もそんな理由が大きいです。

まだ30そこそこで、引き受けた仕事だけに甘んじてこのままでいんだろうか、あと、飽きた…(´-`)(一人で仕事することに)というのが私が3年目頃感じ始めていたことです。

取引先との良好な関係が考えるきっかけに

そんな風に思っていたころ、
取引先の社長に「また会社員になる気は無いの?というか、うちのメンバーにぜひならない? フリーもいいけど、メンバーとして組織にもっと深く関わるというのもいいんじゃないか」と言っていただいたことがきっかけで、
再び会社に入るのもアリかもと復帰のきっかけになりました。(結果的には別の会社に入ったのですが、考えるきっかけを頂いたこの方には本当に感謝しています)

定量的な変化はあったのか

で、定量的にはどう変化したのかと言うところですが、

フリーランス一本時の売り上げと、
フリー+会社員の売り上げはなんとほぼ同額でした。笑

入社してまずは会社にコミットすることを第一優先に考えたので、間違いなく落ちるだろうと考えましたが、意外に同じ位でした。

今月はフリーの仕事でこのくらいの売り上げをたてよう、というように考えて臨んだことがないので、

今年はギアチェンジして、毎月、半期ごとなどに定量目標を設けて活動してみるのも面白そうだなぁと思います。

確定申告はお金を通じていろいろ振り返れるいい機会。

以前はひたすら面倒だとしか感じなかった確定申告ですが、

こうしてみると、入ってきたお金、出ていったお金、それらはどこからどういう理由でやってきて、今何につながっているのか…と

多くのことを振り返ったり、これからのことを考えるきっかけになってくれているように感じます。

以前はただの数字としてしか捉えていませんでしたが、面白いと思えるようになって、少し私も成長できたのかしら?なんて都合の良い解釈をしてみたり。

確定申告を終えたときには、そこから、今後の新しい指針や目標を決めてみたいと考えています。


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