インドの闇②


インドの闇2本目。そんなに語れるほどインドの闇を知らないので、これで最後だと思います。
なかなかインスタなどの明るいSNSでは書けないネガティブな話😅
(*インド14億人、すべてではないけど、7年インドに住んで垣間見て感じた個人的感想を書いています。)

インドは他宗教多民族で、宗教はヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シーク教、仏教等。
色んな宗教を信仰しているいる人がいる国だ。

それぞれの宗教で信仰心も強い人が多く、日本人のような無宗教の人はほとんどいないといっても良い。(外国に住んでいるインド人やモダンな考え方をする人も出てきてるが、それでも家族はなんかの宗教に絶対属してる。)

また、インドの州は全部で28州と8の政府が直接統括している連邦直轄領があり、東西南北それぞれの地域によって、国が違うように文化や考え方も全然違う。

そのため、インドというと14億人の世界一の人口の中にたくさんの多様性があるということが語られる。

ポジティブにいうと、この多様性は、色んな州が国レベルで違うため、他宗教、多民族の国でもちろん違う文化があることに対しての許容がある。例えば学校や会社の社会に色んな宗教の人がいる。共通言語を母語だけではなく、英語でコミュニケーションを取れるなど、良い点もある。

だが、本当に多様性が上手く言っているのかにはすごく疑問があり、まだまだインドは保守的だし、個が強いなと思うことが多々ある。

実情、インドでのイスラム教徒に対する目線や差別はまだまだあるし、政治的にもヒンドゥー主義の指導者がトップに立っていて、全体の8割ヒンドゥー教がいるこの国で、ヒンドゥー教の方が立場が偉いという感じになっていて、宗教間の対立も戦争とまでは行かないが、事件が起こっているよは事実。

パキスタンともとても仲が悪いし、国を守る意味でイスラムの人やイスラムが根強い地域に目を張らなければいけないというのはわかる。わかるが、個人レベルで、イスラム教徒というだけで差別をしている人を身近で感じたため、この国ではこの国特有の差別や、自分たちのコミュニティのプライド、他のコミュニティの見方があると感じている。
他宗教が共存しているだけで、それが=お互いを理解するということではないのだなと思う。
もちろんすべての人ではないが....

また、結婚のときもカーストや宗教、コミュニティが大きく関わってくる。
結婚はインド人の考え方だと、個人同士の結婚じゃなく、家族と家族の結婚。

法律上ではカーストは禁止されているが、結婚同じカースト、宗教内で行われることが多い。インド版結婚アプリや新聞広告には、カーストの入力項目があり、お見合い結婚だと最も重要なポイント。同じ宗教でも地域によっても慣習や考え方が違うということもけっこうあるため、だいたい同じ地域の、同じ宗教コミュニティで結婚するのが一般的な慣習だと思う。

こんなケース日本では絶対有り得ないが、
付き合ってる彼氏彼女が突然、家族がそろそろ結婚しろと言っているから、結婚することになった。別れよう。ということもザラにある。
元々恋愛結婚は難しくて、お見合い主流の家族だと、恋愛と結婚は別の話で、結婚は家族に対しての義務で、自分の使命だからと、付き合ってたのに簡単に別れて、まだ会って間もない家族が選んだした別の人(家族)と結婚すると、しょうがない、それが宿命と割り切れる人もこの国では多い。

なかには異教徒や異カースト同士のカップルで、親や親戚も反対しているけど、親を押し切って結婚を勧める人たちもいるが、家族同士が仲良くなることは少ないため、かなりレアなケースだと思う。理解がある親じゃないと難しい。

恋愛結婚が主流で望んでも良いパートナーに会えず、結婚の機会がない日本と、
パートナーがいなくても、いても、年頃になったら基本は結婚が決まっている、結婚したくなくても結婚をするインドとどちらが幸せなのか、正直私にはわからない。が、インド的には結婚や家族を持つこと、その家族の結びつきが強いことでこの社会を作っているからそれがしあわせなんだろう。

正直外国人で無宗教、また日本で生まれ育って格差がインドに比べると少ない国で育った私には到底理解出来ないところがある。
理解が出来なくても、生活出来るし、インドのことも住んでみて、仕事をした7年間でおおまかなインドのことはもちろん知れたけど、でも所詮外国人で、本当の意味でインドを知ることなんて絶対に無理なんじゃないかなと思っている。

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