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夜間救急外来にお世話になりました

少しでも皆さまのお役に立てるかもしれないので、シェアさせてください。
今週の月曜日から急に疲れが爆発して、体調が絶不調でした。
月曜は喉の腫れ、火曜は咳、その晩に人生で初めて「喘息の発作」が長時間起こり、横になったら咳がしんどいので、ずっと座っていました。翌朝まで待てないと思い、夫を起こして、夜間救急外来に連れて行ってもらいました。

私の父の友人の奥さまが喘息の発作になり、たまたまご主人が出張中で、ご主人が帰宅時にお亡くなりになった奥さんを発見した、という話を覚えていたのです。だから、朝まで待つのをやめました。

地元の都道府県の夜間救急外来の病院を紹介する電話番号を見つけ、電話をかけました。「症状と年齢」と「住所」を言って、3件の病院を紹介してもらいました。

家から近い順に電話すると、

1軒目は、対応できるベッドの空きがない。
2軒目は、当直は研修医が担当しているので、どこまで処置ができるか分からない。
3軒目は、心臓の専門医が対応でもよかったら来てもらえる。

3軒目の病院に車で連れて行ってもらいました。本来、喘息は「呼吸器内科」がベストです。でも、呼吸困難になったら、心肺機能が低下するので、心臓のお医者さんがいたら安心だと思いました。今まで喘息と診断をされたことが無く、咳き込んで呼吸がしんどくなったのは初めてだったので、車の助手席で「死にたくない」と思いました。

病院での対応はスムーズ。まずは検温と酸素濃度の確認、血液検査、胸のレントゲン、問診のあと、風邪が引き起こした喘息の発作と判断され、処置として吸入と点滴をしてくださりました。専門外の患者でも、基本的な判断と処置をしてくださるので、安心でした。

でも、症状は少し楽になっただけで、呼吸がしんどい状況が続きます。対応をしてくださった医者に言われた通り、帰宅後に「呼吸器内科」専門医を探し、診療時間の開始直後に電話で状況を説明して行きました。

専門医から「点滴などはじわじわ効いてくるものなので、すぐにはラクにならない」と聞いて、納得。入院して治療するか、自宅療養するかは、翌日の様子を見て決めるとのことで、大量の薬を処方してもらい帰宅しました。お昼ごろには早朝の点滴が効いてきたか、やっとゆったり呼吸ができて生きた心地がしました。

翌日の診察で、24時間経過して薬が効いてきたのが分かり、入院はしなくて良かったものの、酸素濃度がまだ低く、要注意のため、翌々日(本日)も通院です。でも、こうやって文章を書けるようにまで落ち着いてきました。

色々書きましたが、もし喘息が未経験の方がおられたら、「喘息を甘くみてはいけない」ということを、頭の片隅に置いておいてください。1軒目の病院も、2軒目の病院も「苦しかったら救急車を呼んでください」と言われました。3軒目が受け入れ無理なら、救急車を呼んでいたと思います。正直、「苦しい」の判断が難しいですが。

そして、今回の経験から、「日本で健康保険に入っていたら、こんなに完璧な医療を、安価で受けられるんだ」と感激しました。夜間外来で点滴や検査を全部して頂いて、3割負担で7千円超でした。日本の医療制度や技術は神ですね。医療に関しては税金を払う甲斐があると強く思ったのでした。救急医療の適切な利用で、ご自分や周りの方の命を守れますように。


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