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「Näkki(なっき)」知らなくても困らないフィンランド語

Näkki [なっき]

意味:水辺に住む妖怪のような生物
例:Näkki vie sinut veteen.
なっきが水に連れていっちゃうよ。

いわゆる「河童」のような寓話上の生物が、北欧にもいるらしい。その名もナッキ。子供を水の中に引き込む妖怪だと聞いたときには、(河童じゃん…)と妙な親近感を抱いた。

フィンランドでは昔から小さな子供を水辺の危険から守るために、「ほら、そんなことしてるとナッキが来るよ!水に連れていかれちゃうよ」と怖がらせたそうだ。

Näkkiのイメージ。


去年オウルで「Pienen Hauen Pyydystys(小さなノーザンパイク捕り)」という小説が原作の舞台を鑑賞した。そこに登場する悪役がこのナッキだった。劇中では男性のナッキだったが、ナッキのような生物はヨーロッパ各地の伝承に登場し、フィンランドでは女性のナッキが多いらしい。

劇中のナッキ。


ちなみに、フィンランドでよく食べられる細めのソーセージは「Nakki」なので注意されたい。

フィンランドの日常メニューNakkikeitto(ソーセージスープ)。給食の定番だ。

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