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【映画感想54】グレムリン2 新・種・誕・生/ジョー・ダンテ(1990)


語彙力を得るために100本目指して週2で映画感想をあげています。
絵描きのNarumi Kawaseです。

今回の映画は前回見た「グレムリン」の続編。
前作の主人公がギズモと再開して、また大騒動が起きる話。

で序盤でびっくりしてしまったのが、
ギズモと普通に意思疎通できるようになっていてさらにギズモの飼い主である老人が亡くなってしまうところ。

前作で「君にもいつかギズモの声が聞こえるかもしれないな…」という引きだったのに!

あと老人はストーリーの都合上排除した感があってなんだか釈然としませんでした。
あの人ギズモの由来を唯一知る(可能性がある)結構な重要人物なんじゃ…

 
この差はなんだ!?と思っていたら、
脚本家が前作とちがうんですね。今回はクリス・コロンバスではなくチャーリー・ハーネスでした。

チャーリー・ハーネスの脚本が悪いというわけではなく、前作の脚本で根幹となっている部分が「なかったこと」扱いになってるのが寂しい感じ。前作とは別主人公だったり、オムニバスっぽい位置付けの作品だったらまた感想が違ったかもしれません。

実際研究者メンバーとかカメラ小僧とかいいキャラが何人かいて、後半のグレムリン大暴れシーンは前作より面白かったです。

全体の構成はクリス・コロンバスが別格ですが、独特なギャグとめちゃくちゃなシーンの盛り上げっぷりはチャーリー・ハーネスに軍杯が上がる気がします。
あとギズモがランボーのセリフを思い出して覚悟決めるシーンはちょっとわらいました。かわいい。

脚本といえば、これまでみた中で脚本が良かった映画が、ジェームズホエール監督の「フランケンシュタイン」の続編にあたる「フランケンシュタインの花嫁」。

この脚本を書いたのがウィリアム・ハールバット。
(※正確には「幻の合唱」の脚色者脚色者ジョン・L.ボルダーストンと協力して書き下ろしたのち、ハールバットが脚本制作)

彼は「模倣の人生」の脚色者で、この映画もいままでむトップ10くらいにはいるくらい好きなのでなるほどな〜〜!っと嬉しくなりました。

好きな監督も見つけたいと思っていたけど、ストーリーが好みなら脚本家も今後は要チェックだなと思いました。

と、ここまで書いててハールバットの脚本の映画が気になったので調べてみたらほとんど入手が難しそうだったのですが、
「東への道」は買えそうなので今度見てみたいと思います。


好きな作家が増えるのはうれしいなあ。


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