ジョージアに住んでいるロシア人、ジョージア人からの印象

こんにちはNARUです。

東欧ジョージアに移住して1年半が経ちました。ウクライナに滞在しながら、改めて僕が住んでいるジョージアとジョージアを取り巻く環境について考えてみました。

ジョージアという国は今回の戦争に関してはすごく複雑な立場にあります。

この国は旧ソ連国なので物やインフラ、経済的な事情含めロシアにはかなり依存しています。

現地の人たちもロシア語を理解できる人がほとんどですが、最近は欧米化が少しずつ進んでおり、若い人は英語も理解できる人が多いです。体感ですが日本よりも喋れる人の割合は多い印象です。

戦争が起こってすぐに、ロシアからの移民が数万人規模でジョージアにやってきました。僕が聞く限りだと、その理由は「自国が嫌になった」というパターンが多いのですが、こうしてやってきたロシアの人たちに対して、ジョージアの人々の大半は嫌悪感を示していることが多いのは事実です。

ただ、ロシアから移民としてやってきた、自国を出ても生活ができる、比較的収入が安定している人がほとんどなので賃貸を長期契約したり、当然ジョージアにはお金を落とすことになるのでそれによって潤う人もたくさんいます。

日本から来た僕にとっては家賃が上がってしまってちょっとしんどいですが。

何十人と言うロシア人たちと話しましたが、彼らは本当にいい人ばかりです。
本来かなりデリケートなはずのウクライナ問題についても屈託のない意見を聞かせてくれます。

自国がしていることに対して罪を感じている人が多く、ジョージアにあるロシアンヘイトは甘んじて受け入れている印象です。彼らは戦争には反対していますが、彼らの親世代などになってくるとプロパガンダ寄りの考えを持っている人も少なくないため、そのギャップに苦しんでいる人もいました。これってめちゃくちゃ悲しいことですよね。

自国を好きになれず、親とは分かり合えず、泣く泣く他国に行って暮らしても現地の人からは歓迎されていない。でもお金を払えば住めてしまうから住む。

もはや僕の頭では想像できないレベル。。。

その中でも彼らは普段接する分にはとても有効的で、表情明るく見えることがまた逆に考えさせられます。

ほんと、なんで戦争なんて起こってしまうんだろう、とまた同じ疑問の堂々巡りになるんですよね。

書いててしんどいです。

今の僕にできることは、両サイドからなるべく俯瞰でものを見て、直接会ったり身近にいる人に楽しいとか、美味いとかそういったポジティブな何かを提供することくらいなのかなと思います。




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