見出し画像

そんなことは知っている

 ふあん ふあん と

 いくら数えてみても

 それがなくならないことなんて、知っている。

 ふあんだ ふあんだ と

 いくら口にしてみても

 それがなくならないことなんて、知っている。

 だから、なんだというのだろう。

 だから、そんなこと言うなとでも、言いたいのか?

 それさえも言えないのなら、どうしたらいいの?

 口きれいにそんなこと言ったって、何にもならないことも知っている。

 みんながみんな自分の問題に当てはめて、結局わたしの助けにならないことも、知っている。

 それができる人がいることだって、わたしは、知っているんだ。

 知っている、から、なんだって言うの?

 知っているから、それができるとでもいうの?

 それは全部、わたしではない。

 それはすべて、わたしでは、ないんだ。

 わたしは、わたしが、感じて、いるんだ。

 それの何が悪いの?

 それは何か悪いの?

 それでも、そんなこと何にもならない、なんて、

 そんなこと、言うの?

 それは、誰が感じているの?

 それは、誰に向けて伝えているの?

 わたしではない わたしではない

 すべからく それは

 わたしにでは ない

 だれか、わたしを見つけてください。

 だれか、わたしをたすけてください。

 わたしを見て、わたしをたすける、言葉を、行動を。

 それさえ望むのが甘えであるならば。

 わたしは、どう、生きて、いける、だろう。

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。