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新しいリーダー!?【リーダーの仮面】読書感想

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。
今回は【リーダーの仮面】の読書感想です。

「職場の雰囲気がよくなると、成果が出るんじゃないか?」と、感情をマネジメントしようとしているからです。(中略)この錯覚は、いたるところで見受けられます。(中略)諸悪の根源は、「モチベーション」という言葉です。

【リーダーの仮面】安藤広大 (著)

本書は、モチベーションマネジメント、1on1、決起会、360度評価、褒める、いろいろなものを否定しています。やはり「否定」は刺激があり、面白いです。確かに、と思うこともあり、ここは賛成できないと思うところもあります。リーダーという役務の方には自分自身の感情・手法の点検・メンテナンスにも良い本です。
いい人、厳しい人、応援する人、冷徹な人……。部下の事を本当に考えているのはどちらでしょうか。部下に寄り添うリーダーが部下の成長を阻害しているかもしれません。過剰に部下の事を気にかけてチームの成長を阻害しているかもしれません。

本書でリーダーは「ルール」「位置」「利益」「結果」「成果」の5つのポイントにフォーカスせよと述べ、そのポイントを解説しています。「こんなリーダー冷たい」と一蹴するのは簡単ですが、私は一考をおすすめします。

私が感じていることですが、職場で「モチベーション」「マネジメント」「コミュニケーション」という言葉が頻繁に聞こえてくるのは、まずい兆候です。
あなたの職場ではいかがでしょうか。
この言葉は、欠けている、足りない、言い訳の場面で多用されてはいないでしょうか。後に続くのは「危機感が足りない」でしょうか……。
本当にそこまで「モチベーション」や「コミュニケーション」が必要でしょうか?
ドラマや映画に影響されすぎているかもしれませんよ。

と「立ち止まれる」本でもあります。
「ルールが無いと不自由」ということがよくわかると思います。

これまで自身が描いていたリーダー像が崩れるかもしれません。
それは良いことでございます。
あたらしいリーダーの仮面に触れてみてはいかがでしょうか。

お読みいただきありがとうございます。

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