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🤙突然の電話(いつも)と戸締り、押し買い、折り紙作品 5/11

この日の午後3時29分。

外出中に突如、モンスターエンカウント👾が鳴り響いた。
母である。
何事かと思って電話を取る。

「あんた、今、心臓内科におるとやけど(いつもの通院)、家、鍵かけてきたか自信なくなったとよ。
 あんた、行って、見てきてくれん?」

お断りします。

「いや、今、出先やけん。
 心配になるなら絶対閉めとるよ。
 万が一開いてても、どうせ二、三時間後には帰るやろ。
 開いとったって大勢に影響ないって。」

母は何かブツブツ言いながらも諦めて電話を切った。

不安になったのかもしれないが田舎の昭和生まれ、在宅中はいつも鍵あいててその上奥の部屋におったら玄関の出入りにも気づかんやんか?
よかろ!


不審なチラシとシャツが入ったビニール袋が

そして夕方。
実家に行くと玄関先に不審なチラシとビニール袋があった。
何だこれ。

母に聞いてみると、買取業者から電話があって(前回2件とはまた別)、何か不用品はないですかとしつこく聞かれたらしい。
完全に押し買いにカモ認定されてるじゃないか。

「でも今日は病院行かないかんやったやろ?
 やけん、いらんもの玄関先に出しとくから勝手に来て持っていきって言ったとよ!」

あー、あの雑巾にしか出来なさそうな下着のシャツ。

「いや、玄関先にあったけど。」
「あらっ、まだあったとね、それやったら持っていかんやったとよ。」

いや、あんた、病院から帰ってあの玄関通って家に入りましたよね?
素通りか!

「大体ああいう業者はろくなのはおらん!
 金目のものを出させようとしてしつこい!
 相手にしとられん!」

いまさら!?
(今回はボロシャツを持っていってもらえなかったので達成感がなかったものと思われる。)

 母親はボロ布とチラシを回収してゴミに分別していた。
 いやそれは売れんやろ……。

デイサービスでの作品群

帰宅しようとすると、母親が何故か歯ブラシを持ったまま見送りにきた(普段は来ない)。

どうしたと思ったら、
「これ、よかろうが!
 飾っとるとよ!」
と玄関の窓際の折り紙を自慢し始めた。

デイサービスで作ったものを次々並べているらしい。
いや良いんだが。

認知症の母、最近限りなく自由である。脳みそが。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。