那須まちづくり広場

栃木県那須町の旧小学校に、カフェ、マルシェ、宿泊所、高齢者・放課後等デイ、ホール、ギャ…

那須まちづくり広場

栃木県那須町の旧小学校に、カフェ、マルシェ、宿泊所、高齢者・放課後等デイ、ホール、ギャラリー、介護を重視した住宅、多世代賃貸住宅などが誕生。年内に校庭には49戸の高齢者向き住宅が。代表の近山恵子のブログです。https://nasuhiroba.com/

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【那須まちづくり株式会社】代表・近山恵子の「はじめまして!」

ヤッホー! 近山で〜すw 私の個性は、見ての通り、太っていること。美味いもの大好き。お酒も少々。生涯シングル。詩を書いたり、ダンスも好きで、自称パフォーマー。栃木県那須町にある「高齢者住宅」を友人とシェアして10年になります。 もっとも、その友人は事情があってまだ那須では暮らしていないので、ほぼ独占状態。ラッキーな暮らしです。 じつは、いま暮らしている「高齢者住宅」は以前勤めていた会社で、自分が担当してプランニングをし、いわゆるコーポラティブ方式のようにして建てた70戸

    • 〈那須まちづくり広場〉を担う次世代募集!!こんな人とのご縁がありますように。

      キーワードは当事者性 どんな方がいいのかなあと思うのです、お互いにという意味で。  そこで、思うにキーワードは「当事者性」でしょうか。  というのも、私がこの仕事に就いたのは、母親の介護体験が大きかったのです。私はいわゆる母子家庭で育ちました。母親に介護が必要になったとき、思ったことは二つ。  まずは母親に尊厳を持って暮らしてほしかった。そして、母親の介護で私自身の暮らしを変えることはしたくなかった。それが、私の仕事の原点とも言えます。そういう当事者性があったということで

      • 求む! 〈那須まちづくり広場〉を担う次世代を!!

        自然災害と高齢者への備え 年始のご挨拶もままならぬまま節分も過ぎてしまいました。  そして、元日に大きな地震と津波が能登半島を中心に襲いました。  自然災害とともにある国土。その度に大きな犠牲を見ることになります。とくに高齢者は自然災害から身を守れても、避難所で命を落とすということがくり返されています。これは、人為的な備えの問題。個人の備えではなく、社会で備えるものと、ニュース報道で避難所を観る度に思います。  今日は全国的に雪模様のようで、避難所での日々はいかばかりかと

        • 限りない欲望で、私たちの、そして孫子や生き物たちの土台も危うい。2024年への願いを込めて。

          ひもじい思いや寂しい気持ちとは無縁 いよいよ、年の瀬も年の瀬。〈那須まちづくり広場〉では、年の瀬の各種イベントで盛り上がり、ディスコパーティーも。  前回も書きましたが、近山の幸福のひと時は「酒と肴と温泉」です。周りの方たちもダイヤモンドやフレンチのコースディナーが好き! という人はほぼおらず、自作の梅干しだ、ラッキョウだ、干し柿だ、せいぜいが最中!だという人ばかり。そんななかで、私は食については贅沢なほうかもしれません。  その代わりと言ってはなんですが、電気、ガス、水

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        【那須まちづくり株式会社】代表・近山恵子の「はじめまして!」

          本を作りました。私たちが何を目的に、今後何をしたいか、何のために〈那須まちづくり広場〉を作ったのかを伝えたくて。

          年末にオンラインショップHIROBA-Deプレオープン! また、少しご無沙汰しました。いよいよ年の瀬が近づいてまいりました。皆さま、ご機嫌よろしくお過ごしでしょうか。近山はこの間、帯状疱疹を発症しまして、痛かった。酒も断った。痩せなかった。  救いだったのが、ほどなく主治医より「温泉はいいでしょう」と言われたことと、〈那須まちづくり広場〉の竹布の店「めぐり氣まま」で買っておいた竹の繊維でできたスパッツが実によかったこと。「痛い」と聞いていた帯状疱疹。肌にふれる物がいかに大切が

          本を作りました。私たちが何を目的に、今後何をしたいか、何のために〈那須まちづくり広場〉を作ったのかを伝えたくて。

          「ひろばの家・那須1」の増築決定! 二期工事に向けて、全体設計図ができたあ! 近山はダイエット決行中 その2

          地域に開かれてこそのコミュニティ前回の続きです。 〈那須まちづくり広場〉に新たな居室32戸増築計画。 これは「二期工事」と言っています。 現状は49戸なので、合わせると81戸。 近山が元同僚たちと暮らすサ高住も70戸ほど。それより少し規模が大きくなります。高齢者住宅のプロデュースを仕事にしてきて、自分の終の住処にしたサービス付き高齢者住宅(サ高住)も那須町にあり、すでに10年を超えて実際に高齢者コミュニティでの暮らしを経験してきました。 ある地域がコミュニティ創生の候補地

          「ひろばの家・那須1」の増築決定! 二期工事に向けて、全体設計図ができたあ! 近山はダイエット決行中 その2

          「ひろばの家・那須1」の増築決定! 第二期工事に向けて、全体設計図ができたぁ! 近山はダイエット決行中

          〈那須まちづくり広場〉に新たな居室32戸 前回noteを発信させていただいのは、なんと8月の終わり。 28回目でした。自分でいうのもなんですが、よく頑張っていたのに、ついに力尽きたのか?  と、そんなご心配をされていた人はいないと思いますが、心配無用の74歳近山恵子(^_^) じつは、多摩ニュータウンの住人になって、「一般社団法人コミュニティネットワーク協会」が企画した交流拠点「コミュニティプレイスまつまる」「コミュニティプレイスあたご」を行ったり来たり。そこでの仕事が一段

          「ひろばの家・那須1」の増築決定! 第二期工事に向けて、全体設計図ができたぁ! 近山はダイエット決行中

          「人生100年・まちづくりの会」参加者大募集中! 〈那須まちづくり広場〉見学会も開催!

          土地値の安い僻地に追いやられた高齢者 前回の続きです。「人生100年・まちづくりの会」が新たにスタートしました。 名称はいろいろ変化しましたが、私たちが高齢者住宅を作る際に、半世紀近く続けてきた会です。 半世紀も歴史があると、当然高齢期の暮らしも、また人々の意識や嗜好も変わってきています。社会変化、法律や行政のあり方も大きく変わってきました。 私たちがこうした活動を始めた頃は、高齢者施設はこれでもかというような不便で土地値の安い僻地に追いやられていました。障害者施設も

          「人生100年・まちづくりの会」参加者大募集中! 〈那須まちづくり広場〉見学会も開催!

          「人生100年・まちづくりの会」参加者大募集中! いまがチャンスです!

          多摩ニュータウンでの三ヶ月 お久しぶり! になってしまいました‼ 前回のnote発信が5月25日。なんとまあ、ほぼ三ヶ月ぶりです。お元気でお過ごしでしたか? 今年の暑さは尋常でないといわれ続けて数年が経ちましたが、本当に暑い。 近山はその暑いさなか、ほとんど都内多摩ニュータウンにおりました。スタッフと暮らすシェアハウスには、7月半ばまでエアコンもなく「死ぬぞ」と言われつつ、しぶとく生きていたもんね〜!(笑) 「那須が終の住処」と言っていた近山が、なぜ多摩ニュータウ

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          母への後悔。「ギブアンドギブ」の基本は分けない、情報を共有すること。広場や交流拠点で実感を。

          そうとう迷った挙げ句の失敗 小西綾という近山の人生の師匠の名は度々、このブログにも登場します。私が初めてこの師に出会ったのは20代後半、小西さんは70歳を過ぎていた(ご興味あるかたは前回のブログをお読みいただけますと幸い)。 https://editor.note.com/notes/n23feaa194e72/edit/ そして、この小西綾のパートナーでもある駒尺喜美さんに導かれるように、私は30代後半で高橋英與氏と出会います。この高橋氏とはその後、高齢者住宅やコミュニ

          母への後悔。「ギブアンドギブ」の基本は分けない、情報を共有すること。広場や交流拠点で実感を。

          小西綾の言葉「仲間でケンカしている場合か」は、時代を超えて迫ってくる。敵の思うツボ。

          はじまりは100年ほど前の職場のセクハラ やはり、思い出すのは、この人の言葉なのです。 私が小西綾に出会ったのは、20代の終わりの頃でした。1970年代半ば、当時「ウーマンリブ」という女達の「運動」が盛ん。これ、すべてググってください。女たちが人として生きようと闘った時代。女たちの怒りは最高潮の絶好調。 意気盛んな女たちが集まり「魔女コンサート」なるものを開催。こういう近代史は今の若い女性たちにはまったく伝わっていないなあ。そこに、当時72歳の小西綾さんはゲスト出演し語った

          小西綾の言葉「仲間でケンカしている場合か」は、時代を超えて迫ってくる。敵の思うツボ。

          「持ちつ持たれつ」から「ウィンウィン」、仕事はビジネスになって、「ギブ」ができなくなって、さあどうする?

          結局のところ、貨幣価値に相当するもの 「相手に利益を与え,自分もまた利益を得ること。互いに取るものは取りながら妥協・協調すること。」 それが、ギブアンドテイクの意味と、ネットでググったらそう出てきました。 もっとも、そもそもの和製英語になる前の「give and take」は「お互いに譲歩すること、意見を交換すること」と翻訳するらしい。和製英語になったギブアンドテイクは、もっぱらビジネスで使われる言葉だったようです。 ですから、「利益」という話になるのでしょう。フツウに

          「持ちつ持たれつ」から「ウィンウィン」、仕事はビジネスになって、「ギブ」ができなくなって、さあどうする?

          「ギブアンドテイク」について考えた。そこからさらに考える「ギブアンドギブ」の深み。

          「ギブアンドテイク」の意味 以前、このブログでこんなことを書きました。 「私のいう『シェア』とは、惜しみなく持ち寄って共有し、見返りを求めず分かち合うギブアンドギブ! ひたすら出せる人は出し続けるものです。人と奪い合う競争ではありません。」 いやはや、読み返すと高らかな宣言のようで、ちょっと気恥ずかしいですが、全文はこちら↓ さらに、自分で言っていて、なんかちがうんだ、なんか伝わっていないのだと思う「ギブアンドギブ」という話を、意味を、ゴールデンウィークのど真ん中の那須

          「ギブアンドテイク」について考えた。そこからさらに考える「ギブアンドギブ」の深み。

          多摩ニュータウンの希望の星々。若い世代が体験を積んで育ち輝く!

          「那須まちづくり広場」という可能性 コミュニティネットワーク協会の3つのプロジェクトのご紹介をしてきました。 なかでも、「那須まちづくり広場」は私達が目指す住まいを中心としたコミュニティになりうる可能性大! まだまだ課題はたくさんあるのですが、那須には理想の機能はできあがっています。この機能を利用して、住人のみなさん、地域のみなさんとともに「少子高齢社会コミュニティ」のモデルになっていくことを願っていますし、近山も引き続き頑張ります! 団地は勤労者のための住まいだった

          多摩ニュータウンの希望の星々。若い世代が体験を積んで育ち輝く!

          高齢化率都内最高の多摩ニュータウンで暮らし始めて、感じたこと・見えてきたこと。

          どちらで暮らすかは、自由! 前回、過疎地といわれる那須再生のメリットについてふれ、多摩ニュータウン地域の資源と可能性について、書きかけて文字数が尽きました。 つづき、です。おさらいから始めます。 東京は多摩ニュータウン。都市近郊の団地群。 栃木県那須町は、牧草地と避暑などの別荘地。 概ね、皆さんのイメージでしょうか。那須は高齢者には、御用邸も印象深いかもしれません。 いわば、都市近郊と、過疎の田舎町。 どちらで暮らすかは、人それぞれの好みと事情あってのこと。どこを選んでも

          高齢化率都内最高の多摩ニュータウンで暮らし始めて、感じたこと・見えてきたこと。

          多摩ニュータウンの団地3DKで暮らして、もうじき2ヶ月。思ったこと、見えてきたこと。

          那須と多摩の二拠点生活始まる。 東京は多摩ニュータウンで暮らし始め、那須と多摩の二拠点生活が始まったと、前回お伝えしました。 ご存知ですか? 多摩ニュータウン。 高度経済成長期に、都市に集中しだした勤労者とその家族は、超住宅難に陥りました。戦後のにわか仕立ての住まいは、とにかく狭かった。もちろん、貧相だったりもしたのですが、狂気の沙汰くらい狭かった。実際に、事件や事故も現在の比ではないくらい多く、家族間の暴力も日常茶飯。人間親しき仲にも距離や空間は大事ということを思い知ら

          多摩ニュータウンの団地3DKで暮らして、もうじき2ヶ月。思ったこと、見えてきたこと。