バタフライエフェクト_アイキャッチ

過去の名作を家で楽しもう。「バタフライ・エフェクト」

最近、複数の人から同じ映画を勧められることがあったので、これは見なければいけないと思い鑑賞した映画があります。

「バタフライ・エフェクト」、2004年公開のアメリカ映画。TSUTAYAでレンタル出来るので、是非家で鑑賞してもらいたい作品です。

バタフライエフェクト(バタフライ効果)とは、元々、小さな蝶が羽を動かすだけで遠くの気象に変化が起こるという気象学の用語。これが転じて、本作ではほんの些細な出来事が徐々に大きな出来事に変化してしまうことを意味しています。

初恋の女性を悲しい運命から救いたい。その思いだけで、ひたすら過去に戻り、現在を変えようとする主人公エヴァン。どうにかして、彼女を救いたい−彼が最後に取った方法は、最も切ないものでした。タイムトラベル系(そう括らせていただきたい)の中でも極めて明るさがない本作、切なさでは断トツでトップクラス。

てっきり時間と空間を行ったり来たりする、頭を捻るSFストーリーかと思ってました。答えは否、切ないラブストーリーでした。「アバウト・タイム」や「時をかける少女」なんかと同じ括りになると思います。

タイムトラベルを扱う作品は何故、根強い人気あるのだろうか。ふと、考えてみる。思いついた理由は以下三点です。

⑴あの時、ああしていれば。人生とは後悔と"IF"の連続である。もし、タイムトラベルの能力があったら、いつから自分はやり直すだろう?誰しも共感できる、普遍的なテーマである。⑵現在を少しでもBetterな未来に変えるため、何度も何度も時間を行き来する主人公も魅力的だ。最後まで諦めない人間を誰しも応援したくなる。⑶過去を変え、現在を変えようとする理由は"愛する人を守りたいから”に他ならない。どんな大義名分が表のテーマとしてあるにせよ、(例えば人類を謎のウイルスから救うとか)結局はLOVEに落ち着くのである。人は愛の力で、未来を変えられるのかもしれない。

本作のエンディングは、人によって受け取り方は変わると思います。明るくハッピーな映画ではないかもしれない。ですが、“本当の愛の意味”をあなたは知ることになると思います。衝撃のラストシーン(陳腐だが、まさにこの一言。)、私には爽やかな風が吹きました。是非、あなたの感想を聞かせていただきたいです。



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