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先月読んだ本 2024年3月

ここ2~3年のうちに少しずつ本を読むようになり、本から学んだ様々なこと…知識、ものの見方、考え方…が、少しずつ私の中に養分として染みわたっている気がします。
せっかくなので読書記録を残したいなあと思い、今月から書いてみようと思います。(もう少し早く公開するつもりが4月末になってしまいました・・・!)
今月は感想もともに。気が乗らない月はただ読んだ本を並べるだけになるかもしれないけれど、ゆる~く続けていきたいな。(と書いて来月のわたしにふんわりプレッシャーをかけてみる…)
今月読んだ本は4冊。

暇と退屈の倫理学

一生懸命仕事して、お金を稼いで。そのお金で旅行に行ったり飲み会に行ったり、美味しいものを食べたり、推し活にいそしんだり…。
豊かになり、たくさんの広告であふれる消費社会の中で、ふっと感じる「なんなんだろう、この人生?」という疑問。
足元から染みわたって、考えすぎるとおぼれてしまいそうになる、そんな疑問に正面から向き合って、「暇で退屈な人生をどう生きていくか」一緒に考えてくれた本。
筆者の背中を追って、一段一段、じりじりと階段をのぼるように読み進めた先で、胸がじんわり熱くなりました。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

もっとこの本に早く出会いたかった…!
周りとの人間関係を上手く築いていくための本。
「人間関係を築く」ことの大切さは叫ばれているのに、どこでも教えてもらえないのなんでなんだろう。学校とかで教えてほしいな。
こういう本を読むと、やっぱり人と人との人間関係って、ふるまい方とか、ことばの選び方とか、小手先のテクニックじゃないんだなあと思います。

僕のフォーカシング=カウンセリング ひとときの生を言い表す

受講しているカウンセリング講座で学んだ心理療法「フォーカシング」に興味が湧いて読んだ一冊。
(フォーカシング:「カウンセリングの神様」ことカール・ロジャーズ氏の共同研究者であるユージン・ジェンドリン氏が提唱した心理療法。来談者中心療法の「親戚」あるいは「発展形」だと言われる。)
ジェントリン氏、池見氏の「自己」や「こころ」の捉え方がとってもしっくりきて・・・!
「自己」や「こころ」を分析すれば、奥深くで眠っていた「ほんとうのわたし」が見つかるような気がしていたけれど、たぶんそういうことじゃなくて。今わたしのこころが、わたしのいのちが感じていることが「わたし」なんだなあ。
わたしのいのちは、他の様々ないのちたちと相互作用を起こしながら、絶えず変化し、流れ続けていく。流れに耳を澄ませて生きていきたい。

どうしてわたしはあの子じゃないの

ふらっと立ち寄った本屋さんで、タイトルに惹かれて手に取った小説。
「どうしてわたしはあの子じゃないの」
過去のわたしが確かに強く、心の中でつぶやいたことがあることば。
「どうしてわたしはあの子じゃないの」そんな気持ちをどこかで抱えながら、でもとりかえることのできない「わたし」の人生を歩んでいく主人公たちを見て、明日を歩く力が湧いてきました。

また来月も

こうして読んだ本をふりかえると、「そういえばこの本読んでこんな気持ちになったんだった」と思い出すことができました。
また来月も読書記録を書いて、振り返りの時間を持ちたいなあと思います。

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