見出し画像

2022年・個人的映画レビュー

昨年に引き続き、2022年に映画館で鑑賞した映画の中から
個人的によかったな、と思う作品をピックアップしていきます。

2021年版はこちら

あいかわらず、邦画はほとんど観ません。
邦画だと知っている景色が出てきたりして
なんとなく、日常感があるので、映画館で非日常を味わいたい自分は
邦画よりも洋画を観たくなってしまうんですよね。

そして、あいかわらず映画は1人が好きです。
今年は仕事帰りにもよくいきました。
最近は夜遅い時間に行く有楽町のTOHOシネマズシャンテが好きです。

毎年なんですが、なぜか春から夏の間は
あまり観たいと思う映画がなく……半分以上は9月以降に観ています。

そんな感じで、
2022年に観た映画の一覧はこちら。

1.ヴォイス・オブ・ラブ
2.ディア・エヴァン・ハンセン
3.クレッシェンド 音楽の架け橋
4.GAGARINE ガガーリン
5.ONE PIECE FILM RED
6.セイント・フランシス
7.四畳半タイムマシンブルース
8.デリシュ!
9.耳をすませば
10.アフター・ヤン
11.恋人はアンバー
12.劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
13.肉態問答
14.RRR
15.チケット・トゥ・パラダイス
16.THE FIRST SLAM DUNK
17.MEN 同じ顔の男たち
18.あのこと

この中から個人的おすすめをいくつか紹介してみます。
基本的にはネタバレはしない方針です。

ちなみに鑑賞済みの全ての映画のレビューはこちらから。

では、以下2022年のピックアップ作品です。

1.ヒューマンドラマ系

セイント・フランシス

※画像は映画ドットコムより引用(C)2019 SAINT FRANCES LLC ALL RIGHTS RESERVED

個人的に2022年の最もよかった作品。
説教臭くはないが、実は社会問題にも切り込んでいるかも。

なんだか生きにくさを感じていたり、社会の常識とか慣習とかそういったものに違和感を感じる人にはぜひみてほしい。
普段そう思ってなくても、この作品を見たら意外これまで見えていなかった何かが見えてくるかも。

男女問わず観てほしいけど、特に女性におすすめです。

クレッシェンド 音楽の架け橋

※画像は映画ドットコムより引用(C)CCC Filmkunst GmbH

人間のどうしようもなさを思い知らされる作品。
変な感動話なんて所詮作り物で綺麗ごとだなと感じた。

音楽のちからとか、スポーツの力とか
安易に言ってはいけない。

2.社会問題系

恋人はアンバー

※画像は映画ドットコムより引用C)Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.

勝手に社会問題系に分類。

同性愛が違法ではなくなった直後の時代
まだまだ偏見が強い社会の中で、高校生2人が自分のセクシャリティに向かい合いながら
自分なりの生き方を探していく話。

こうやって少しづつ社会が変化してきたんだなと。
なんとなく、自分には関係のない世界線と思っていることも
実は意外と身近かも……?

最近は、セクシャリティの自認やジェンダー問題を扱っている映画も多い気がする。

映画などを通して、これまで考えたことのなかった潜在的な問題を知ることができるのは良いなと思う。

あのこと

※画像は映画ドットコムより引用(C)2021 RECTANGLE PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA - WILD BUNCH - SRAB FILM

これも勝手に社会問題系に。

かつて中絶が違法だった頃のフランスの話。
過去のことのようで現在にも考え方としては通づるものがあるな、と。

なかなかに生々しく痛々しい描写も多いが
目を逸らさずに観てほしい作品。
特に男性は観てみては……。

3.ホラー系

MEN 同じ顔の男たち

※画像は映画ドットコムより引用(C)2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ザ・A24の作品。

かなり男女によって評価の分かれる作品のような。

ぱっと見、完全なホラーなんですが
見る人によっては、もはや現実。

あー、こういう人いるいる。
となる絶妙な、人間の気持ち悪さをうまく描いている。

そして、宗教的な思想も関わってそうな描写が多い。

ゾッとしたい人におすすめ。

4.邦画・アニメ

四畳半タイムマシンブルース

※画像は映画ドットコムより引用(C)2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会

圧倒的に良い。

特に説明はいらないかも。
とりあえず観てください。

時空歪んだかな、と思うくらいあっという間に時間過ぎるくらいには面白い。

5.その他

RRR

※画像は映画ドットコムより引用(C)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

インド映画らしく歌って踊って3時間。
最初から最後までスピード感があり、クライマックス感。

普通にアクションものの映画として楽しめる作品で
めちゃくちゃウケていて、絶賛している人が多いのも頷ける。

が、

自分は意外と素直に観れなかった。

これだけ辛い歴史があったんだな……
とか、植民地時代の原住民たちの辛さとか
人間の身勝手さとか、そっちの方が辛くやるせ無い気持ちになった。

ただ、こういった歴史的な出来事を
風化させないひとつの方法として、
エンタメに振り切った作品に仕上がっているところはとても良いなと思う。

総評

今年は、なんとなく斜に構えて映画を見てしまった気がする。
好みの問題もあるが、1人で行くがゆえに

観た後にゆっくりと自分の中で噛み砕く時間が好きなのかもしれない。

とはいえ、あまり皮肉になり過ぎるのも良くないな、と。

あと、春から夏にかけてあまりにも映画館に足を運ばなくなってしまうので
今年はコンスタントにいきたい。

2023年も面白い作品に出会えると良いな。

2023.01.01


この記事が参加している募集

映画感想文

サポートいただいたものは私の頭のなかをちょっと豊かにするために使わせていただきます。