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春のアウター問題、私の答え

服好き会社員による会社員的ファッション論。
読んでいただき、ありがとうございます。

暖かくなってきたかと思えば、まだまだ朝晩は寒く、アウターが悩ましい季節です。前回の春物の始め方に続き、今回は春のアウターをどうしようかとお悩み中の方に向けて、ヒントになればと思うことをお伝えします。

端境期は、夏→秋、冬→春がやはりポイントだと思います。私の場合、夏→秋は「色」。つまり素材はそのまま夏っぽくても、色味を夏カラーから秋冬カラーへ変えることで楽しみたいのですが(この理由はまた別の機会に)、冬→春は、色ではなく「素材」で変化を出すことを意識しています。そのアイテムの活躍期間・頻度を踏まえると、結果それが得とわかったからです。

服好きゆえ、これまで何度も春のアウターも秋のアウターも買っているのですが、春アウター、つまり「明るめカラーのしっかり素材」のアウターは前回もお伝えした通り、着られる期間がとても短いです。
この明るめというのは、もちろんパステルカラーなどのわかりやすい春色もそうですが、ベージュやカーキについても言えるんです。春に出るアースカラーは同じアースカラーでも、秋口に着ると浮くことが多い。不思議ですよね。
逆に秋に買ったトレンチ(ウール素材ではないタイプ)は、春に着てもいけることが多いです。なので私はアパレル時代、端境期のアウターは秋に買うことをおすすめし、お客様からもその後「正解でした」と感想をいただくことが多々ありました。

では、春のアウター購入を今考えている大人の女性に、私がおすすめするアイテムは何か。

「ジャケット」と「薄手のダウン」です。

世のトレンドはトレンチ、Gジャンとなっているようですが、トレンチは先程の理由から「春に買う」のは私としてはあまりおすすめできず、Gジャンはなかなかオフィスやクライアントへの訪問時には着づらい、という印象です。

一方、ジャケットは今年少しビッグシルエットのものがトレンドなのでそれを選ぶのもいいですし、ビックシルエットが似合わない方(私のことです)は、スタンダードのタイプでも大丈夫です。大人の女性のジャケットスタイルはいつでも素敵です。真夏以外の3シーズン着られるようなジャケットを選んでみるのもいいと思います。そこにストールや巻物を加えたり、薄地のカーディガンを仕込んだりすることもできますね。

また、薄手のダウンもおすすめです。私は5年前に買ったユニクロのウルトラライトダウンのネイビーをまだ愛用してます(モト取りすぎ・・笑)。薄手のダウンがおすすめなのは、保温性はもちろん、例えば出張や移動が多い方にとって、暑い時はクルクルと丸めて持っても軽くてシワになりにくく、サッと羽織る、もしくは車内や機内で膝にかけるなどしても暖かく役立ちます。
私は以前、春に海外出張に行った際、前述のウルトラライトダウンを持って行ったのですが、とにかく荷物が多かったので、このダウンにとても助けられたことを覚えています。さらにお値段お手頃、洗濯機で洗えるとこれまた魅力的です。
また(まだ続く…)、この薄手のダウンは、ネイビーやグレー、ベージュなどベーシックカラーだと、わりとカッチリした服装、コンサバスタイルとも相性がいいです。これも大人の女性には嬉しいポイントですよね。

言わずもがなジャケットの中に軽めダウンという合わせ技も保温性が高まります。

もちろん、クローゼットと予算の両方に余裕のある方、電撃的に気に入ったものと出会ってしまったという方は、お気になさらず、明るめのカラートレンチなど好きなアウターを選んで、どんどん着ましょう。「着られる期間は短いぞ」という意識を持つだけでも、アイテムとの親密度は高まると思います。

今回も貴重なお時間に読んでいただき、ありがとうございました!

少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。



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