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道標~見えないツバサ〜

詩人の声に導かれる罪人

それは狂人の戯言か

いびつな愛に苦しんだ果ての

醜悪な天使のいざないに委ねて

眠りについた

手を伸ばしても届かずに

命乞いも聞かずに殺した鳥達のツバサ

即席のツバサを背につけている

見上げた空はグレイの風

彷徨う影は暗い大気の中に溶けていく

降り出した雨に視界は閉ざされ

孤独の波が身体中を包み込む

カオスの嘆き声が頭に響く

パラノイア達の心の涙に責められる

どうしたらこの苦しみから逃れられる

世界に満ちた悪徳の空気を吸わずにいられる

一体どこに行けば

誰か、詩人でも天使でも誰でもない

誰か、道標を教えて



Words written in 1995.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。