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【提案】シン・選挙システム。

時代劇のような昭和の固定観念から脱却し、
令和の父親にアップデート作戦実施中!


こんばんわ、ナツキのパパです。


選挙システムに思考を巡らせました。

過日の参院選挙を終えてから、国会議員を選ぶ選挙システムあるいは実施する政策を選ぶ政治の意志決定システムについて、色々と考える機会がありました。

・・・といっても、テレビは見ないしネットニュースを追ったりもしないので、目に飛び込んでくるのは専らSNSのタイムラインで目にする文字列程度で、あとは運転中やジョギング中の妄想の中の産物ですけどね。

兎も角、個人的に望んだ政策の内容や候補者の是非は脇に置くとして、選挙システムとしての問題点を感じずにいられない選挙だったなと思っています。

それは、投票所に足を運んで紙に書いて投票するというアナログのみに限定された投票システムもそうだし、個々の課題に応じて政策毎に選べない議員(ないし背後にある政党)方式の選挙自体もそうだし、結論からいって現行の選挙システムはもう時代遅れどころか現代の政治システムとしては欠陥まみれでしかないと感じます。

ガーシー氏はある意味で希望?

例えば選挙活動や投票においてはSNSを始めとするデジタル化もあるだろうし、そういった意味では、議員としての是非はともかく街頭演説なしにYouTubeだけで当選したガーシー氏の存在などは変革の希望たと言えるかも知れません。

また、ごぼうの党しかり、参政党しかり、個々人の感じる印象や是非は別にしても、選挙期間の動き方や戦い方には、新しい潮流を感じさせるモノがあったように思います。

ただ、それらはあくまでも、現行のシステム内で行われた新しい戦略であって、新しいシステムの話じゃないんですよね。

そこで、改革案という程のモノではないにしろ、素人なりに個人的に思うアイデアを記しておこうと思います。

※もしかしたら将来的にそうなる可能性もゼロではないし、何なら何かの間違いで有力者の目に触れて採用されるかも知れないし!?(笑)

シン・選挙システム「年代別代表議員選挙制」

選挙が終わると、投票数や投票率の話を何度も目や耳にしたりしますが、個人的には、投票率はもちろん大事ですがそもそもの有権者の年代別人口割合の方を問題視した方が良いのでは?と思っています。

具体的には高齢者層が多い現実を踏まえた人口割合による偏向性を抑制する為ですが、ボクは年代別代表議員制を提唱します。

概要を説明します。
名称は適当ですが、意味としては候補者の年齢は関係なくて、議員の定数やその当選枠が、各年代毎に割り当てられるシステムになります。

例えば、20代の代表としての議員、30代の代表としての議員、40代の代表としての議員といったように、各年代毎に議員定数を用意して、どの年代の代表議員に立候補するのかを指定する形で出馬表明します。また、有権者は自分の年齢に合わせた年代の代表者選挙にのみ投票できる、という形です。

なお、各年代の代表となる議員数が予め規定してありますので、年代毎に異なる投票者数(の分母たる有権者数)の過多の影響を極限まで無くすことも出来ると思います。

また、年代別代表議員定数に関しては、仮に有権者数等の理由から完全に同数にする事に対して何か問題があるようなら、定数自体は少しの差を付けても良いかも知れません。

ただ、いずれにしても「有権者の年齢層=年代別人口割合」や、特定の支持母体による強力な組織票を色濃く反映した政策決定(政党政治の負の側面)の弊害を抑える事に繋がり、またこれからの時代を担う年代の思想や意見を反映した政治の若返りにも実現可能性が高まるのではないでしょうか。

◎年代別代表議員選挙のポイント

・各年代毎に議員定数を規定する。
・候補者はどの年代別代表枠かを指定して出馬する。
・有権者は自身の年代の代表者選挙にのみ投票できる。
・特定年代への偏向的な優遇や配慮が欠けた議員構成になる事なく、全世代の声を代表した政策論議が行われる。

ちなみに、補足としては有権者が投票できる年代別代表議員選挙が特定されるだけで、候補者は自身の年齢に関係なく希望する年代別代表枠に立候補できる事を想定しています。

※例えば、20代や30代などの為の政策に力を入れている50代の候補者がいた場合、これまでは有権者が多い高齢者層の支持を得られない事で政治参加出来なかった人も、有権者の年齢層や投票者の年代別人口割合の影響を受ける事なく、ずばり20代自身にその政策の是非を問う事が出来る訳です。

以上が概要ですが、如何でしょうか?

課題があるなら解決すれば良い。

前述の年代別代表議員選挙制ですが、もちろんド素人の提案なので、突っ込めば考えれば幾らでも穴や問題は出てくると思います。

でも、仮にそれらの課題が解決した場合に良いシステムになりうるのであれば、解決すべき課題はあれど〜と議題に挙げる価値はないでしょうか?

あくまでも、比較すべき対象は完璧な政治システムではなく、目下としてある現行のシステムで良い筈です。

現行のシステムと比較した場合に、一考の余地はないでしょうか?


投票システムのデジタル化には「アレ」を連動したら?

また、投票システムに関しては、もちろんいきなりの完全移行ではなくて、デジタルと並行導入で良いと思います。

それこそ、国民1人1人に完全にユニークな番号が割り振られ、尚且つ多額の予算を投入しながら未だに有益なシステムとして機能してるとは言い難いマイナンバーほにゃららシステムとかある訳ですしね?

マイナンバーと連動させれば、重複投票の防止や回避を伴った投開票も難しくない気がします。


他にも考える余地は沢山ある。

今回は個人的に思うシステムを書きましたが、他にも、有権者の年齢別人口割合だったり、これからの生活年数を考慮した際に、必然的に若者の1票ほど価値を高く考えるシステムだとか、ありますよね。

あとは、おそらく有権者の大部分が当面の選挙で感じているであろう「あるある」レベルの問題として、特定の政策には賛成だけど別の政策には反対だったりする場合の困惑、いわゆる「心から支持したいと思える候補者がいない問題」ですよね。

これは「誰がマシか」といった消極的な選択の結果としての投票になっている現状が事実あるモノとして証明可能な気がしますが、これらは「人」を選んで投票するシステムである以上は、おそらく避け難い側面だと思うし、政策をパッケージ化して考えざるを得ない点で、根本的な転換が必要だと思います。

この「誰がマシかという消去法による投票行為」を改めるには、例えば所属政党の名前や候補者単位で「人」に投票するのではなく、様々な議題を網羅した議題一覧表にそれぞれ幾つかの選択肢を用意しておき、有権者は課題毎に希望する選択肢(=政策)に投票する形などがあってもいいんじゃないかと思います。

つまり、各議題毎に採るべき政策が、国会議員を構成する派閥の割合で決められるのではなくて、国民投票が限りなく反映される形になるような気がします。

ただ、その場合は運用上の「事務屋」や外交上の「政治屋」は必要になるので、そこを切り分けた上で、政治屋を選ぶ個人選挙は別途行う必要はあるかも知れません。

なお、事務屋に関しては各省の官僚で良いのでないか?とも思います。


民主主義=多数決じゃない。

これまでも何度か色んなとこで書いてきたけど、多数決で決める事が民主主義ではないと思っているし、あくまでも話し合いで決めるのが民主主義で、多数決というのはその話し合いで決まらずにどうしようか困った時の取り決めの方法の1つに過ぎないんですよね。

つまり「話し合いで決まらなくて困った時は予め決めておいた方法に則って決めよう」というのが民主主義で、多数決はその取り決めの1つに過ぎない訳ですよね。

であればこそ、支持する人口の割合で決まってしまうのも、(マイノリティが軽視されたまま)マジョリティに都合よい社会になる事も、民主的じゃないよなぁと思います。

ゆえに。

生活を良くする為にどんなサービスがあったら良いか、年齢に関係なく、特定の仕事や環境によることなく、常日頃から当たり前に会話に出るような社会と、政治システムになったら良いなと思います。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。