色んな記念日

HUCの記念日の裏で、ボクも記念日。

さて、2020年1月23日は、なんの日でしょう?

この日は、とっても想い入れがあって、思い出に残る日でした。
それはそれは、色んな意味で、記念日でした。

WEEKLY OCHIAI の番組観覧で大興奮!

さて、昨年の1月23日(水)は、ソーシャル経済メディア「NewsPics」の人気コンテンツ「WEEKLY OCHIAI」 という番組で、「母親をアップデートせよ」という放送がありました。

放送直前の四日前、番組観覧の当選通知が届き、素直に驚き&喜びの声を挙げるも、やや躊躇する様子のハニー。

水曜日の夜10時から、しかも東京での観覧...。
ボク達は和歌山在住、小学2年と園児2人のいる家庭事情。

・・・無理もない。
これは、世間一般の「ママ」には結構なハードルだ。

でも、ボクは迷うことなく即答しました。

いやいや、迷う理由ないでしょ、これは行くべき!
絶対に行った方が良いよ!こんな機会2度とないよっ!!
子ども?俺が会社やすめば済む話だし。行って来い!

なんなら、ボクの方がテンション高かったかも知れん。
うん、今思い出してもこのシーン、ボクはイケメンだった(え

そして急遽、一泊二日で帰りは夜行バスという弾丸ツアーにハニーを送り出し、ハニーが番組を観覧した思い出の日です。

また、ボクに関しては、急遽体調不良が起きたために、やむなく会社をズルy…有給を取得した日ということにもなる。

そして、その夜は大好きな落合陽一さんの真後ろに陣取ったハニーが強張った表情でフレームインする様を眺めつつ、花まる学習会の高濱正伸先生の寸劇や、観覧席の母親達の熱量あふれるトークを生放送で視聴し、寝かし付けた子ども達をよそに、1人興奮し眠れぬ夜を過ごした日でもあります。

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母親アップデートコミュニティの1周年。

また、その番組観覧をきっかけに、母親アップデートコミュニティ(HUC)という素晴らしいコミュニティが誕生しました。

ハニーもそのコニュミティに参加している訳ですが、
同日、1月23日は、母親アップデートの日 になりました。

母親アップデートコミュニティ( HUC)に関しては、こちらをご覧ください。
現代日本の「母親」を取り巻く環境を打破する、
圧倒的な希望に満ちた物凄い可能性を感じるコミュニティです。

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HUC1周年の日に訪れた来訪者。

そして今年の1月23日は、前述の思い出深い日であると共に、
HUCが1周年記念イベントを開催していました。

そのHUCの1周年記念イベントに参加するべく、
メンバーの一員であるハニーも1年ぶりに東京にお出掛けです。

そんな中、ボク個人にも、ひどく小さなものですが、
想定外のサプライズがありました。

子ども達を預ける園の送迎などもあったので、
ボクはお昼早々に会社を早退して帰ると、
絶賛不登校中の長男(9歳)とスーパーマリオメーカー2をプレイしたり、
思い通りにならないと泣きながらキレる次男(4歳)と「なんじゃもんじゃ」をプレイしたり、
愛らしくも必殺の「だが断る」でパパを連日凹ませる長女(3歳)とエンドレスたかいたかい(*1)をしたり、
久々に昼間からゆっくり子ども達と遊びながら過ごしていました。

(*1)エンドレスたかいたかい:「高い高いしてー」が終わる事なく延々と続くサディズムに満ちた悪魔の遊び。


そして、夕方5時を過ぎ、キッチンに立ちお米を研いでいたら、
ピンポーンと玄関のチャイムがなりました。

最初は子ども達がお出迎えに行ったのですが、
少し時間が経ってから、言葉少なげに長男が戻ってきました。


ボク「お?どした?誰だった?」

長男「ん、分かんない。大人の人いますかって。」

ボク「おー、分かったちょっと待ってて。」


お米をセットして玄関に向かうと、
見知らぬ男女ペアの大人のお客様が立っていました。


ボク「すみません、お待たせしました。
・・・どちら様でしょうか?」


なんとなくスッキリしない、
愛想笑いのような、あるいは困り顔のような、
複雑な表情を浮かべた2人組だったので、
なんとなくボクも怪訝な表情で尋ねました。

そして、彼ら(彼女ら)は言いました。

女性「えっと、すみません、私たちは市の職員でして、子ども支援センターから来たものなのですが…
こちらに、小さなお子様はいらっしゃるでしょうか?」


・・・最初に子ども達と話してるやん、
と思いながら、適当に相槌をうって次の言葉をまちました。

女性「実は、どちらの誰から、といったやうな事は申し上げられないのですが、こちらで、どうも日中から、小さなお子様だけで長時間ご自宅におられるというような連絡がありまして…」


結論から言うと、虐待を疑われての通報があったみたいです。


ふっちゃけ、むちゃくちゃショックでした。


※おそらく身体的な暴力等の意味ではなく、放置という意味のモノだとは思いますが、通報(という単語も使われはしませんでしたが)の内容も言えないという事で、曖昧なままの問答が続きました。

***

虐待の疑いで通報された日

身分証の提示を求めたところ、市の職員(子ども支援センターのスタッフ)であることは間違いなかったので、色々と長男の不登校を含めて、やんわりと都合が悪くならなそうな範囲で状況を説明しました。

実はこの日も、ハニーが東京に泊りがけで出掛けている事もあって、午前中は懇意にしてくれているご近所さんに子供を預けていたから、かなり説得力ある形で、次のように説明しました。

「今日のように妻が不在時はボクが会社を休んだり、両親ともにやむなく不在になる時はご近所の◯◯さんに預かっていただいたりしています」

正直なところ、「虐待を疑われて市の職員の訪問を受ける」など初めての体験だったので、とりあえず市の対応というか姿勢が、

・どのような情報を基に
・どのような基準で判断するのか

これらについて無知だったので、一応、警戒しながら、

「昨年、不登校の子がいる家庭の問題点とか色々あるので、支援イベントを主催したので、その際に後援とれないか市教委と話をしたりしたので、その際に色んな家庭の状況とか聞きましたー」

とか、

「適応指導教室の利用とか、センターに伺ったり、お世話になったこともあるんですよー」

とか、

「導入してくれたタブレット学習のスララとかあれ有難いですよねー」

とか、いわゆる、『普段から子どもの環境とか気遣ったりある程度の知識もある親ですよ、決して通報されるよな無責任な親じゃないですよ』的なアピールをさりげなく演出してみたりしました。


そしたら女性スタッフは相変わらずモゴモゴしてるんだけど、
男性スタッフが笑顔で初めて口を開きました。

男性職員「とりあえず、状況が分からないと別にどうしなきゃいけないとか、どうしてくださいとかも無いので、単に確認にきただけですのでー。私たちでは判断も出来ませんし。」

質問に答えたり、トークすること自体は、ボク自身も特に心配してなかったんだけど、気になったのは、小学3年の児童を昼間に1人で自宅で過ごさせることに対する、市の条例とか法的な側面

ここは完全に無知だったので、探り入れまくりました。

結果、法的には特に規制はない、という言質があったので、本当にただ、連絡(通報)があったので確認にきた、という感じだったのでしょうね。

ボクが慎重な態度というか法的なところを気にしたのは、長男はともかく、最近は次男も休みがちになってたからなんですよね。

一応、長男以外が休む時は、今回のようにご近所さんに預けたり、
ハニーが仕事に同伴出勤(水商売ではない)をしてくれていますが。

ともかく、最後は支援センターの場所が移転したようだったので、そこを突破口に、困ったことあったら相談させていただきますね!というような流れで、笑顔で会話を締め、お引き取り頂きました。

疑わしき状況に気付いた人がいた時に、誰も反応しない社会よりは、気にかけて行動に移してくれる人がいる社会の方が、遥かに健全ですよね。

でも、やっぱり当事者になると、気になっちゃうものですね。
子どもの事とか、市の対応とかよりも、

「通報したのが誰か」って(笑)


※誰か分からないけれど、「めちゃ身近にいるご近所さんから虐待を疑われてるんだ」と思うと、精神的に凄くショックでした。。


さて、思ったより長くなってしまったけれど、
今日の本題は、「今日は何の日か?」でしたね!

というわけで、今日は?

「我が家が初めて虐待を疑われ、
通報を受けた市の職員が訪問してきた日」

でした!(わかるかっ!!)


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【余談】

ちなみに質問された時の話ですが、
夕方6時ぐらいだったのにハニーが不在で、しかもその言い訳が、

「本当に偶然なんですけど、普段はいるんですけど、今日は特別な日で、たまたま東京に行ってて、いつもはいるんです!」

とか、なんか自分でも嘘くさい説明になってしまって(笑)

もしや家庭環境にやはり問題があるのでは?
という変な空気感というか印象を与えてしまった側面もあるんじゃないかと思いました。(笑)

だって事実なんだもん!!

まさか虐待の疑いで通報される日が来ようとは...。

大切な記念日の影で起きた、
初体験の出来事の話でした。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。