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【提案】オンライン学習を前提にした公教育『公立メタバース小中学校』を設立しましょう!

時代劇のような昭和の固定観念から脱却し、
令和の父親にアップデート作戦中!

こんばんわ、ナツキのパパです。

オンライン授業専門の公教育、さらにメタバース学校を。

不登校の子どもがいる家庭、その親の1人として、近年、ずっと思っている事があります。

それは「公立のオンライン学校があったらいいのにな」です。

それも「メタバースの学校を開校したなら多くの問題を解決した教育機関として成立するのではないか?」です。

実のところ、我が子が不登校である事実に関しては、特に後ろめさもないし、何か憚られるような事を選んでいるつもりもありません。

学校に行かないという選択肢は、我が子をはじめ、学校が合わない子どもにとっては当然にあって良い選択肢だと思うし、権利だと思います。

ただ、そこに後ろ暗さはなくとも、「学校に行かない事で公教育が受けられない」という不利益は、何とかしたいと思うのも本音です。

もちろん教育の義務も踏まえてですが、ボクには我が子に教育を受けさせる義務があります。

※なお、この教育の義務について、個人的には公教育である必要性はないと思っているし、学校に行かせる義務でもないと思っています。
ただ、子どもには教育を受ける権利があって、親にはその権利を保護する義務がある、という意味で解釈しています。

いずれにしても、不登校に関しては事情次第で学校に行かなくても良いと肯定していますが、我が子の教育に無関心な訳ではありません。

これは不登校の子どもを持つ保護者の殆どの方が共感して頂けるのではないかと思います。

そして、学校に行かないという選択をした場合、つまり不登校の子どもがいる家庭の場合はどうするかといえば、現状では「何らかの別の教育の機会を考える必要性」が出てきます。

親である以上、子どもの「学習の遅れ」は歓迎したいものではありません。

おそらく数年前、10年前、15年前と以前の状況と比較すれば、学習塾やフリースクール、通信教育、スタディサプリなど、圧倒的にその方法や機会は増えていると思います。

でも、ボクが思うのは、それらの学習機会を利用するには、とてもお金がかかる、という事です。

そう、不登校はお金が掛かる。


何が言いたいかといいますと、正にここで、個人的に不登校は肯定しているのですが、そのうえで教育の機会を確保しようとすると、お金が掛かるのです。

※ここで「学校に行かないのが悪い」と思う方がいらしたら、それは不登校の功罪とか別の話になるので今回は割愛しますが、不登校の原因にはイジメの問題もありますが、それ以外にも家庭環境や、発達障害を始めとする子どもの特性、教員や風土との関係や相性、他にも様々な理由があります。

塾にしても、フリースクールにしても、月謝にして5000円〜5万円くらいまでケースによりますが、一定程度の安定した質や量の教育機会を確保しようとしたら、とにかくお金の負担が生じます。

そして、不登校の結果、我が家のよな経済弱者の子どもは、その機会を確保するのが難しいという現状もあると思います。

学校の役割。

また、学校の役割には、教科学習の他に集団生活における社会性(システムやルールの理解と適応力)、そして共存・共生を実現する為の方法(文化や価値観の異なる人たちと共存共生する為の相互理解や相互承認の方法、多様性への理解、対話や議論の仕方など)といったモノがあると思っています。

オンラインそしてメタバース学校なら、教科学習以外の「学校に通学するメリット」を同時にクリアできる点が多いと思っています。

ゆえにそれらの意味、つまり教科学習以外の学校の役割や恩恵も含めての意味での「公教育」の大切さは重々承知した上で、個人で補おうとするとお金が掛かるあるいはお金では得られない部分は大きいと感じる部分があります。

経済弱者の家庭の子どもは、結果的に教育弱者になる確率も高い。


そんな事実もあるのではないかと思うのです。

また、「学校に行ける子は税金で公教育を受けられるけれど、何らかの事情があり学校に行けない子は税金での援助がなく、高額な自己負担でしか教育の機会が得られない」という風に考えた時、そこには違和感を覚えます。

子どもが不登校になって初めて考えた事ではありますが、逆じゃないか?と。

公教育こそ、どんな家庭でも等しく受けられるようなシステムにするべきじゃないの?
1つのシステムで全員に対応するのは難しいけど、それなら複数のシステム、あるいはマイノリティ向けの柔軟なオプションを用意しとくべきじゃない?

そこで思ったのが、公立のオンライン学校です。

これは、未だに世間に影響を与えるコロナ禍の襲来により、全国で学校が休校になったりオンライン授業が模索された事もあったので、その頃からより思うようになりました。

※コロナ禍の当初は、世間が休校問題で騒ぐ中、不謹慎ながら「不登校の子がいる我が家は特に生活が変わらないし、何なら不登校の子どもがいる家庭の大変さが社会に認知されるなら良い機会かも」と思う気持ちがあったのが本音です。


オンライン授業を前提とした公立小学校・中学校を是非!

前述の経緯もあって、始めからオンライン授業を前提とした公立の小学校や中学校が出来たらいいなと思いました。

言ってみれば、数年前から話題のN校とか、とても魅力的だと思いますが、結局は私立だしお金が掛かるから受けさせられない家庭も多いので、N校の公立版と考えても良いかも知れません。

ただ、もっと言うならオンライン授業はただのコンテンツの配布による通信教育ではなく、リアルタイムでフィードバックとかかがあると嬉しい。

それも、メタバース学校とかだったら、更に良いのでは!?と思います。

しかも、これは不登校になった子どもを対象にっていえ狭い話ではありません。

なぜならデジタル・テクノロジーの特徴である「時間・コストを下げ、場所を選ばない」という利点は、不登校はもちろん、子育て世代が持つ「時間がない」と言う課題と親和性が極めて高いと思うからです。

例えば、身体的な理由で物理的に登校が難しい人もいます。
発話によるコミュニケーションが難しい人もいます。
目が不自由で板書が見えない方もいます。
耳が不自由で音では学習出来ない方もいるでしょう。

また、オンライン学習やメタバースなら、逆に教員側にもメリットは沢山あるし、雇用の問題にも需要大だと思います。

そういった、自身が当事者にならないと気付きにくいけど現行のシステムでは不利・不便な想いをされている方もいると思うので、広い意味で可能性を含んでいる事が良いと思っています。

メタバース×公教育の可能性

メタバースで箱を作ったら、登校もあって時間割もあっていいし、休憩も、何なら掃除の時間とか運動会とかもあってもいいと思います。

単に動画で繋がっただけじゃなくて、一歩先へ。


リアルではなくアバターを使った学校空間。
どうかな?

生徒も先生も、アバターでOK!

例えばアトピーや火傷の跡など、皮膚障害で人前に出るのが苦手な方や、重いコンプレックスがある子も、アバターなら気にせずに登校できるよね。

メタバースなら重いカバンを背負い長い距離を歩く必要もないし、身体的なハンデがあって物理的に登校が難しい方も通えますよね。

登下校中の交通事故のリスクも無縁ッ!
不審者からの性被害や誘拐のリスクも回避できますよね。

何なら広く禁止されている、「寄り道」の解禁による学校外での体験から何かを学んだり楽しむ事も、むしろ大歓迎になるんじゃないか!?

またまだあるよね!

耳で聞くのが難しい方は、オンライン学習で字幕がリアルタイム表示されたら出来たら助かるんじゃない!?

肉声による発言が難しい方も、チャットで質問出来たら助かるんじゃない?

他にもおそらく、自身が当事者にならないと気付きにくいだけで現行のシステムでは困ってる人がきっと沢山いて、そんな多くの方々を救えたりするんじゃないかな!?

そんな様々な可能性があると思っています。

まぁ、メタバースは無理でも、授業は各先生が個々に行うのではなく、良質なコンテンツを共有すれば良いと思うし、先生も、黒板や教科書と向き合って決められた時間内に決められたところまで進めるプレッシャーと闘うのではなく、途中で引っかかった生徒に声を掛けたり、質問にチャットで答えたり、個々の生徒に目を向けて対応する事に時間を避けられたりしないかな。
それらも授業を止めることなく出来るようになるし。

テスト問題やレジュメを作成する時間も省けるし、本来は先生がしなくても良いような、大道具係とか余計な仕事からも解放されるし。

それから、広い知識や深い洞察力などをはじめ、能力は高いけど出勤が難しい人なども教員への雇用が可能になったり、雇用の創出や人材の発掘や活用という意味でも可能性がある気がします。

髪型とか服装とか、途中の水分補給とかトイレとか、無駄な校則ともおさらば!

素人がざっと考えただけでも、オンラインでやれば賄える、解決する問題は山程あるし、メリット凄くない?と思うのですが。

もちろん、タブレットとか、コンテンツの準備とか、システムのインフラ設備に一定の投資は必要だろうけど、逆に、箱が不要になる訳だから建設費からエアコンその他の設備による光熱費や修繕費や維持費関連もなくなるだろうし、距離の壁や物理的に障害に関わる問題は減らせるし、表面で不要になる部分も多々あると思う。
それ以前に、現在の無駄や問題を考えたらお釣りが来るんじゃないか?とそれくらいの価値はある気がします。

それと、1番のデメリットとしてはフィジカルな部分なので、体育とか運動不足は苦手分野かなとも思うけど、それも従来の体育でやってる内容の方を見直したら、意外とやれる事あるんじゃないか?とも思う。

例えば、リングフィットとかビートセイバーといったゲームがあるように、実際に体を使うコンテンツを使う方法もあるだろうし、メタバースなら、国数英理社等の学習以外の面でも、コミュニケーションや課外授業、何なら運動会やら色々と出来そうに思う。

ボールを使った団体球技とかは難しいかもだけど、今のところ、それ以外にも出来ない事はあれど本格的に問題視するような事って意外と少ないんじゃないか?とも思う。

あとは…給食がない事によるお昼ご飯の問題とかあるけど、それも家庭での給食費の他に学校で浮くコストもあるから、民間の宅配サービスとか使えば何とかなるんじゃないかな?

例えば、給食は必要な人だけ宅配サービス(利用日数×定額の補助金制)とかでもいい気がする。

それと、卒業証書はNFTで発行してくれたら良いですよね。

皆さんは、どう思います?


メタバース学校の実現によるメリットの参考例


前述の通り、公教育がメタバースで施行・運用されたなら、素人でもこれだけのメリットが浮かびますので、より詳しい方、専門的な立ち位置にいる方でしたら更に多くのメリットが出てくるだろうと思っています。

・学習機会をフリースクールなど個人で補うにはお金が掛かるので、公教育(義務教育の機関)にすることで負担が抑えられる。

・都心部でも山間部でも同程度の教育のクオリティが確保できる。

・教科学習以外で学校に期待する機能(1対1、多対1のコミュニケーション、道徳等)の機会も確保できる。

・アトピーや火傷の跡など、皮膚障害で人前に出るのが苦手な方や、外見的な意味で重いコンプレックスがある子も、アバターであれば気にせず登校できる。

・日光や気温等に対する機能障害や、欠損や麻痺を含むハンデ等、身体的な理由で物理的に登校が難しい人の登校のハードルが下がる。

・肉声による発言、発話でのコミュニケーションが難しい人も、授業中にチャットで質問したり、友達との交流ができる。

・耳が不自由な方も字幕表示により授業での学習が容易になる。

・登下校中の交通事故のリスクを回避できる。

・不審者による性被害や誘拐等のリスクを回避できる。

・物理的なリスクがなくなることで「寄り道」も解禁でき、下校時など学校外での「体験」による交流や発見など新たな学びの機会も得られる。

・授業自体は良質なコンテンツを共有すれば、テスト問題やレジュメ作成等の業務に要する教員の手間・時間も削減できる。

・動画コンテンツを使えば授業を中断すること無く、チャット欄での質問や教師からの補足説明などが並行して可能になる。

・運動会その他の行事等で使う大道具や小道具の準備など、授業以外で手間や時間が掛かる作業をなくして業務を集中化できる。

・授業に必要な知識や技能など資格取得が可能であるにも関わらず、身体的なハンデが原因で教員としての就業が難しかった方も、就業が可能になり教員数の確保や雇用の創出にも繋がる。

・髪型とか服装とか、途中の水分補給とかトイレとか、無駄な校則ともおさらば!

・体育のような体を動かす授業は若干ハードルがあがるが、リングフィットとかビートセイバーといったゲームがあるように、通信教育と異なりメタバースなら実際に体を使った授業も可能性がある。

・給食がない事によるお昼ご飯の問題もあるが、現行制度の負担額を参考に生徒一人につき定額の補助金を出すことで、民間サービスの利用で賄えるのではないか。
(※定量的な需要が生まれるなら民間サービスも比例して普及するのではないか)

・卒業証書はNFTで発行が可能。


マジョリティではなくマイノリティに合わせた制度を。


いずれにしても大事なこと、ボクが言いたいことは、現在の学校制度下において何らかの事情で登校に困難を抱える人がいるという事実です。

もちろんデメリットがない訳ではありませんが、おそらく現行の学校制度が良いという人や、デメリットを感じる人の多くは、今の学校制度で大きな困難を感じていないマジョリティに属する環境の人ではないかと思いますし、デメリットを感じる人はメタバースの学校を利用せずに現在の学校を利用すれば良いだけなので、反対する理由にはならないと思います。

少なくとも、現に困っている人が救われる方策である以上、そして憲法でも明記されている通り全ての国民は等しく教育を受ける権利があるので、それは国として、公の事業として制度設計を行って頂くことに大きな問題はないのでは?と考えます。

不登校は社会が多様性に適応した公教育システムの必要性を考える為の見える化された教本。


長くなりましたが、ボクが今回書いたのは我が子が不登校になったことで現行の学校制度に疑問を持つようになったことがきっかけです。

文科省も近年の法改正などで、不登校を含んだ多様性への歩み寄りを考える姿勢を少しずつ見せているとはいえ、理屈からして不登校がこれだけ増えてるのは当然な訳で、その不登校支援も考えるなら、公立でオンライン学校を設立するのは文科省的にもありじゃないだろうか?と思います。

何より、本質的な問題としては不登校への対策に限った話ではなく、「マイノリティに優しい社会設計」の話だからです。

オンライン授業や、今のテック、デジタル技術を使った公教育。それもメタバース学校なら、楽しみしかないわーと思っていますので、是非、文科省や政治家の皆さんに提案いたします。


※このnoteでは、子どもが不登校になって感じた事や、父親として思う事など書いています。


※時代劇のような昭和の固定観念を脱却して、令和の父親にアップデートするべく、思う事や感じたことを書いています。


*2022.9.05追記

最近になって、「不登校の子にはメタバース登校の選択肢を」というNPO法人カタリバと戸田市教委が連携協定のニュースが出たり、メタバースの学習塾が出来たとか、熊本市教育委がメタバースを使った民間の学習プログラムと連携とか、メタバースを活用したニュースを目にするようになりました。

とても喜ばしい事で、この勢いで是非、メタバース登校という選択肢のある「公立」の小中学校が出来ていったら嬉しいなと思います。



*2022.9.18追記

てゆか待て待てい!ww
マジで恥ずかしいにも程がある!!www
いつもの事だし昔からだけど、普段からニュース見ない上に思い付いたら調べもせずに書き出してアップするもんで、知らなかった!!
めちゃめちゃ早くから、ちゃんとメタバース学校とか言われてるし動いてるとこ沢山あるやんね!!
まぁ・・・公立ではまだまだなのは変わらないけど。
一応、本当に世間のことを何も知らずに書いた記事だったので恥晒しに自白しておきますw

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。