見出し画像

男性の育休による育児負担軽減以外の効果について

こんばんわ、ナツキのパパです。

今回は、男性の育休取得の重要性について、ボクが思うことを書きたいと思います。

男性の育休取得に関するボクの考えといえば、以前にも次のようなモノを書いた事があるのですが、その時はどちらかというと、育休の取得によって得られる「男性側に対する意味や効果」の側面に寄った内容でした。

今回は、育休を取得した男性自身ではなく、「パートナー側への影響」の面における話です。

というのも、実は今回書こうと思ったきっかけは、次のような言葉をSNSで目にしたからです。


妻(奥さん)が専業なら、夫が長く育休とる必要なくね?


いやいやいやいやッ!
オイオイオイオイ、待て待て、と。


それは、とんでもない勘違いだゾ?と思ったからです。

その理由については、特に真新しい考えでもないし、女性なら誰に言われずとも分かるような事なのですが、現に想像できていない方がいる訳だし、特にね、このような考えをするのは多分男性が多いだろうなと思ったのと、このような考えを持つ方が「パタハラ」を行うのだろうなぁ、と思ったからです。


男性の育休による「育児業務」以外の部分への効果

子どもが生まれると、女性の場合は特に、育児のために泣く泣く仕事を辞めなければならない、といったことも多いと思います。

これは法整備と共に、少しずつ会社のサポート体制などを含め、
社会全体で対応していこうという動きは見えるかと思いますが、
それでも、子どもの世話の為に(現状では)ある程度避けられない事でもあるのかなぁ...というところ。

そんな中で、専業にしろ兼業にしろ、
妻(奥さん)が家にいれば育休は必要ないのかといえば、
その論理はおかしい、と言わざるをえないと思います。

そもそもですが、前提として子どもの世話だけ見ても、
家事育児は本来「一人で出来ること」ではありません。

二世代・三世代同居がほとんどだった過去の日本社会ならまだしも、
核家族化が進み、単独世代が当たり前になった現代では頼れる人も少なく、
四六時中一人で子どもを見ることの大変さやストレスは、
ワンオペ育児といいった母親の大変さを象徴する言葉もあるように、
未経験の男性にはとても想像できない過酷さだと思います。

また、それらに伴う孤独感や大変さ、負担は、
専業であっても決して軽くはないどころか、むしろ専業でも辛い場合すらありますよね。

家事育児は、そもそもが一人で背負える内容ではないのです。

でも、男性の育休が必要だとボクが思う理由、育児業務の負担軽減以外の面でも必要だと思う理由は、他にもあります。

それは、育児の為に仕事を辞めた女性の復職活動への支援効果です。

例えば、育児のために仕事を辞めざるを得なかった女性の方々は、
復職を望んでも就職活動の時間がとれなかったり、
病児休などの可能性から採用のハードルが高いと言った問題もあります。

その点でも、子どもを見ていられるパートナーがいることで、
子どもを任せて就職活動を行う時間を確保することが出来たり、
不意な病児休に対してもパートナーの協力体制による影響の軽減をアピールできたりと、いろいろなメリットがある
と思います。

もちろん、他にも色々とメリットや効果があると思いますし、これはほんの一部です。

とにかく言いたいのは、男性の育休は、女性が専業だろうと兼業だろうと関係なく必要なもので、今や(取得する権利が)あって当然(その権利は保護されて当然)のモノだと思う、ということです。

もしも「奥さんがしっかり面倒見られるなら旦那は休む必要なくね?」なんて思われる方がいたら、是非、この辺りを理解して欲しいなぁと思っています。

何も新しくないし、ドヤるつもりもないし、多くの人はもう分かっている事だと思うのですが、認識の違いからパタハラにおよぶ男性は少なからず、必ずいる、と思っているので、そんな男性に一人でも理解が広まればいいなと思って、書いてみました。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。