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遺書No.827 代理母出産。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.10.16
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愛の存在を目にした事があるか?
ただその存在を感じただけでなく、
確かにそこには愛があるという状態を、
目の当たりにした事があるか!?




こんばんわ、みーくんです。



代理母出産。

向井亜紀氏と高田延彦氏の件により、
最近ではニュースでも目にする機会が増えてきた代理母出産。

正直、凄いと思う。

子供が産めない体でありながら、
子供が欲しいというその気持ち、執念。
その強い想いから決断するのが代理出産。

区は向井亜紀さんの子と認めず最高裁まで争うみたいだけど、どう考えても向井亜紀さんと高田延彦さんの子だよね。
体内をかりた以外は高田延彦さんと向井亜紀さゆの遺伝子な訳だし、別に肌が黒いとか青い目の子な訳でもない。

高田延彦さんの立場なら別に相手の女性に困る事もないだろう。
しかもただ子供が欲しいというだけならば、向井亜紀さんじゃない女性と子供を作ったっていいはずなんだ。

決していやらしい意味ではなく。
養子の縁組や他にも方法は幾つかあるから。

だけど、あえて『向井亜紀との子供』にこだわったからこその、愛する伴侶との子に拘るからこその代理母出産でしょ?

これほど夫婦愛を象徴する行為があるか!?
確かな愛の存在が誰の目にも明らかじゃないか!


今回の件によって法的に認知されれば、子供が産めない病気や障害を持った人達にも希望や可能性を与えられるし、今後の社会への大きな希望と活力になると思う。

別にそこまでして子供が欲しいと思わなければそれはそれでいいんだし、本当に愛情による結晶となったその命が、自分の子供として認められないなんて事は、あってはならないと思うんだよ。

当人には失礼だけど、有名人が自分の子供を作る方向を見いだした事によって、メディアへの働きかける力が大きくなったし、世論への影響力や注目度が高まって良かった気がする。


・・・しかしアレだよね。


旦那の高田延彦さんも立派だよ。
だって代理出産って男は病院でオナニーして精子出すんだよ?
看護士に『こちらにお願いします』って言われて、『ハイ分かりました』って自慰行為する訳よ!?

愛があるからオナニーも出来たんだろう!!
(まぁ多少の冗談は流してくれ)


代理出産ではあるけども生まれた子供に関しては、高田延彦さん、向井亜紀さんの愛情いっぱいの子供で間違いない。

だが、かといって代理母出産に賛成派なのかと言えば、個人的な意見ですら、一概にそうだとは簡単には言えないのも事実だ。

とてもデリケートな問題だよね。
でも、だからこそ思うんだ。

日本で少しズレてるなって。

本来はさ、こういったデリケートな話こそ、もっと真剣に、日常的に取り上げたり話し合ったりするべきなんじゃないか?


なんか,昔から思ってたんだよね。

女性の整理の話とかもそうだけどさ?
男子と女子で分けられて、女子だけこっそり集められて別室で何か伝えられてたりするじゃん?

なんでタブー視するというか、触れちゃダメみたいな空気感だすの?って。

体の作りの違いとかセックスとか避妊のこととか教えるなら、生命の誕生にも関わるような大事なことなんだし、もっとオープンに、もっと身近に語るべきなんじゃないの?

なんか、この国の大人って、ズレてるよな?


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2022.11.10
毎日遺書を書き始めた当時827日目の投稿内容。
代理母出産!・・・かなり踏み込んでたな俺って思うけど、ラストのあたりが正に自分らしい。
そうなんだよね、今なら当時のボクも「ようやく時代が俺に追いついてきた!」みたいな事を言ってただろうと思う。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。