夏目いずみ

深夜にいろいろ思うことを書いています。1歳の息子がいます。

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1歳になった息子と自分を大事にするために、noteと刺繍を続ける私

息子が1歳になった。1歳からは乳児ではなく幼児と呼ぶらしい。この呼び方の変化など大したことではないと以前の私なら思っただろう。でも息子と1年過ごしてきた私にとってはただの呼び方にすら感傷的になってしまうありさまで、息子の存在が私をいかに変えたのかを思う。 結婚する前も、私は結婚しても変わらないでいようと思ったし、出産する前も、私は出産しても変わらないでいようと思った。結婚に関してはおおむね「そのままの私」でいられたように思うが、産後は無理だ。どう取り繕おうとしても私は半分以

    • 息子が生まれてからの趣味について考えた

      先日マッサージを受けに行ったら、最初に書くカルテに「趣味」の欄があって何を書くかとても迷った。 趣味、趣味ってなんだろう。今、私に趣味と言えることがあるだろうか? 振り返れば、胸を張って「これが趣味です!」と言える趣味はこれまでもなかったかもしれない。旅行とかカフェ巡りとかが趣味だったらライトな感覚で書けるけれど、読書や音楽鑑賞、映画鑑賞あたりは、「まあ映画観るの好きだな」くらいで書くと「月何本くらい観るんですか?」みたいな問いがやって来て、「月…? 月だと1本観たり観なか

      • 私にとっての「文章を書くこと」とその原動力について

        2022年の幕開けは、世間的、世界的に見たら決して明るくないのかもしれないけれど、せめて個人単位ではささやかな「おめでとう」を心から言いたい。 明けましておめでとうございます。 すっかりnoteを更新できない日々が続いていて、その間忙殺されるくらい忙しかったのかと言われるとそういうわけでもなく。深夜に差し掛かる時間にnote書きたいなと思うことは何度もあったけれど、行動に移せなかった。私の場合、あのことを書きたいとかこのテーマで書きたいとか、そういうのがあっても頭の中で文章

        • ずっとずっとnote書きたいって思っていたのに夜中の時間さえなかなか取れず。(まあ寝たり家事したりしていた)書きかけの下書きを完成させることしかできなかったけれど、最近にしては上出来だ!ちょっとすっきり!!

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          好奇心の塊の息子と遊び場に行って疲弊した私が復活するまでの話と思い出話

          私はずっと自己肯定感が低いと思っていたけど、実はそんなこともないなと気づいてきた。少なくとも、最近の私は「私って最低だ」とか「こんなこともできない私なんて誰にも必要とされていない」とかそういう思いを持っていない。それどころか、気分が沈んで体にも疲労がたまっているときにじたばた足掻く自分を、結構やるじゃんと肯定している。 振り返れば学生の頃は思春期に囚われていたこともあり、自分のことを否定してみたり、「本当の私が失われる」というように自分の一部を持ち上げたりしていた。そのうち

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          あなたが生まれてくるまで、私は「お母さん」になれる気がしなかった。

          去年の12月、「くらしえほんキャンペーン」というものがあることを知った。身の回りのエピソードを書いて送ると、選ばれたものを絵本化してもらえるというキャンペーン。締め切りまで数日だったが、産後3か月を迎えようとしていたそのとき、今だから書けるものを残そうとスマホのメモ帳に思うまま打って投稿した。結果は落選だったのだけれど、なんとこのキャンペーンはひとりひとりエピソードの感想を主催者側が手書きでカードに書いて送ってくれるらしく、私のところにも心温まる言葉が届いた。 今日メモ帳を

          あなたが生まれてくるまで、私は「お母さん」になれる気がしなかった。

          30代の複雑な分岐上にいる私が考える結婚や子育てやその他いろいろ

          30代って難しい。特に女の30代、と思うのは私が女だからか。 以前、コロナに対する態度で細かく分断されてしまう私たちという内容の記事を書いたのだけど、30代という時期は自分の意思とは関係なしに分断されてしまう項目が山積している。 例えば、結婚しているか独身(離婚含む)か。それぞれ、結婚したいのにできない、したくないからしない、したけれどしなければよかった、などがあって、でもその中で自分の思い通りに進めているのは「結婚したくないからしない」人だけ。とはいえ、その「したくない理

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          出生身長クッション作りとTシャツ刺繍

          もともとちまちましたことが好きな私。 小さい時にもビーズ作りにハマって、ネックレスやら指輪やら作ったり、犬や猫が作れるキットに取り組んだりしていた。 そういえば近年挑戦した羊毛フェルトは不発だった。ひたすら針でちくちく刺している過程でよそみすると結構指を刺してしまうため、痛みで心がやられた。せっかくいろいろ作ろうと用意はしていたのだけど、結局第一作目のトイプードルを完成させてそれっきりだ。 今回挑戦した刺繍は、趣味というより息子の誕生日を祝いたい! あわよくば家族でおそろい

          出生身長クッション作りとTシャツ刺繍

          君の記憶には残らない誕生日の準備をする

          実際に子どもを生むまで知らなかったのだけど、0~1歳のお祝い事や儀式のようなものは新旧織り交ぜてものすごくたくさんある。 日本の伝統的なものだけでもいろいろあるのに、外国の慣わしだとか映える写真だとか最近の流行とかが合わさってよりどりみどりだ。 私は古くからの伝統を重んじるタイプでもないし、新しい流行りを鼻で笑うタイプでもない。よさそうなものをつまみ食いして楽しんじゃおう、という「クリスマスはチキンを食べるし正月三が日中に早くもカップラーメンを食べる」ようなタイプだ。 と

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          まだまだ続くステイホームの暮らしでも楽しくやりたい

          ステイホームが合言葉のようになって、人々が戸惑い怯えながらも新しい生活を営み始めた頃、今振り返ってみるとそれなりに楽しくやっていたなぁと思う。 テレビの画面の中で集まってわいわいやっていた人たちが、リモートで出演するようになって、いろんな芸能人やアーティストがおうち時間の過ごし方を発信したり、豪華なリモート飲み会やリレー動画をバトンしたりしていた。一般市民もそれを見て楽しんだり真似てみたりして。 怖かったし窮屈だったけれど、その中で楽しみを見出そう、作り出そうとしていた。

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          息子のファーストシューズ決めた!ミキハウスのmロゴファーストベビーシューズのインディゴブルー!最後までとても悩んだけどこれにしてよかった、満足です!

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          「若者のすべて」がラジオから流れたあの夜は特別な空気をまとっていた

          フジファブリックの「若者のすべて」が高校用の音楽の教科書に掲載されるというニュースを見た。 私は高校時代に一番音楽を聴いていて、CDショップに足しげく通い、好きなアーティストのCDを揃えて登下校もCDプレーヤーが欠かせなかった高校生だったのだけど、今ではほとんど聴かなくなってしまった。 いやしかし、CDで音楽を聴くという文化や、ポータブルCDプレーヤーの存在、ほんの20年程度しか経っていないのに様変わりしすぎじゃないか? というかいま10数年って打とうとしたのによく考えたら

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          数多の苦い判断をし続けなければならない日々でも

          息苦しい世の中だ、と思う。私たちはこんなにバラバラなのか、とも。 新型コロナウィルスが私たちの生活に入り込んできたことで、これまで存在していたのに見えていなかったことがいくつも見えるようになった。見えてよかったこともあったけれど、見えなくてもよかったこと、見えない方がよかったことが多いように思えて、どんどん窮屈な気持ちになる。 まず、私たちはソーシャルディスタンスという制約のもとに細かく分断された。そしてその制約に従う人、従わない人がいて、従う人の中にも積極的に従う人、疑

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          超緊急帝王切開で息子を出産した日を当時のLINEを読んで振り返る

          この前、息子の生まれる直前を当時のLINEのメッセージと共に振り返って、次は産後だなと思っていたのだけど、まとめようとしたらかなり膨大な量で、私産後ずっとLINEしてるな? と思うなどした。 が、当時コロナ禍の影響で立ち合いや面会は禁止されていて、生んだ直後は身動きできず、電話のできる談話室に移動することもできない状態だったので、LINEを打つしかなかったのだと思い出す。 寝られるうちに寝ておくべきだと思っても、妙に精神が昂ってしまって眠れず、そして別に眠らなくても動けていた

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          こんな時代を笑って生き抜くためにEテレを見たり公園に行ったりする私と息子の話

          息子が生まれたことにより、日々Eテレの恩恵を受けている。朝の育児は夫に任せているので、私が見ているのは夕方の「いないいないばぁっ!」「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」のあたり。気が向いたら録画しておいて、ご飯作りの間に見せている。 これらはそれぞれ「いないいないばぁっ!」が0~2歳、「おかあさんといっしょ」が2~4歳、「みいつけた!」が4~6歳が対象になっていて、0歳の息子はやはり「いないいないばぁっ!」が一番食いつきがいい。はるちゃんたちのやりとりも、間にはさまるミ

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          息子のファーストシューズ、とても迷っています。どれもかわいくて、一つにしぼりきれない! 幸せな悩みだ~

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