見出し画像

ファームレストランで食について学ぶ

農業を始めてもうすぐ丸3年。
現在アレルギーの影響で一時的に畑仕事を休んでいます。アレルギーの方は自然療法の病院に通いながら、早く畑に戻れるように身体のメンテナンス中です。また、こちらも記事にまとめたいと思っています。
アレルギーと言っても土埃や農薬等の激しい刺激でなければ大丈夫な程度の顔の赤みなので、現在は自然農法の農家さんが経営しているレストランカフェで働かせてもらっています。

急遽勤めていた農家さんを辞めることになったので、こちらで料理、接客の勉強をさせてもらえて本当にありがたいです。
私が現在勤めている「自然の休憩所 Berry's Life」。こちらは自然農法で主にブルーベリーを栽培しており、ハーブや数種類のお野菜、はちみつ等も作っています。
こちらで働かせてもらうようになり現在2ヶ月くらい。畑仕事をしていた時とはまた違う経験をたくさんさせてもらっています。

私は農と食の両方をつなげて将来の自分の形に出来ればなと思っているので、これもとても貴重な経験になっているなと思います。頭ではわかっていたのですが、どうしても腰の重たかった接客への知識と経験。

農業を始める前6年程公務系で事務職をしていて、受付対応等もしてはいたのですが、あまりにも向いていなくて…。農業を始めてからは絶対接客はもうしないと決めていました。
当時は、畑仕事が出来ればやっていけるだろうと思っていたのですが、実際農業を始めて3年目。農協に卸すだけでやっていける農家になるにはそれなりの規模が必要な事。農協に出荷するだけではすごい量の規格外野菜が出ること、野菜に何か付加価値をつける重要性等、農業を自分の仕事にするためにも接客の経験はやはり必要でした。

今まで全く接客が嫌だったわけではなく、学生時代から小料理屋さん、イオンのレストラン街などそれなりに経験はしたのですが、多分私はマルチタスクが向いていないタイプです。農業のように気が遠くなるような作業を何日も続ける根気のいる仕事は多分向いています。しかし、多くの業務をお客さんのペースでしかも愛想よくというのがものすごく苦手でした。
でも農業を始めて3年、急なアレルギーのせいでいきなり接客の道へ。でも始めて2ヶ月ですが、これも必要な経験であったし、今のお店での接客は本当に親切なお客さんばかりで恵まれた環境なので助かっています。
また、今まで畑仕事をしていた分体力的に余裕があるのも新しい仕事に挑戦できた理由かなと思います。

実際飲食店で働いてみると、どうやってお店を経営し、どのように料理を作り、どうやって宣伝をしているか等、お客さんで食べに行くだけでは知ることの出来なかったことだらけです。

例えばお店で使っているハーブオイル、ハーブビネガー。これらも働いているからこそどうやって作っているのか等を仕事の合間に聞くことが出来ます。料理を作る際の小さな手間で美味しくなったり、少しの工夫でびっくりするようなお料理が出来たり。
飲食店で働くのってとてもハードですが、毎回何かテンションの上がる発見があります。
接客の業務でも、常連さんからほめて頂いたり、料理の感想を伝えてもらった時には、畑でいるだけでは知ることが出来なかった相手の反応を見ることができます。その反応を見ることを避けていた部分もあったのですが、農業を始めてから自分自身の価値観もだいぶ変わっていたようで、すごく素敵なお仕事だなと思うようになりました。
最も苦手だったお仕事を克服出来たのも自分の中ではすごく大きかったです。

また農家さんがしているレストランだからこそお野菜がメインの料理ばかり。今まで知らなかった料理方法をたくさん見ることが出来て、食べれて本当におもしろいです。

料理の一部をご紹介。Instagramに料理の投稿はしています。(nkhr.ntm)


IMG_5650[1] - コピー
画像2

北海道に行くまでの後数ヶ月。料理の知識を出来るだけ吸収したいと思っています。そして北海道まで行くからこそ、農作業以外の自分の農業に繋がる経験をもっと発見できればいいなと。(今まで知らなかったハーブやブルーベリーについても興味が湧いてきているので、それらもぜひぜひ。)


画像3

おわり

いつも読んで頂いてありがとうございます! サポートもいいねもコメントも嬉しいです🦭 良ければよろしくお願いします🦭