見出し画像

焼き方が台湾流!?「干し大根のオムレツ」は、しんどい日の定番おかずです。

4泊5日で台湾に行ってきました。今回は、台湾家庭料理のNo.1おかずと言われる「オムレツの具と焼き方」が目からウロコだったのでご紹介させてください。


|台湾人が「おかずに困ったらこれ作る」

台湾茶&台湾料理研究家の友人が開催している「Farm to table」をコンセプトにした料理レッスンに参加してきました。場所は、台北からバスで45分ほど東南に下った場所「宜蘭(イーラン)」です。

作ったのはどれも台湾の定番料理ですが、日本で再現しようとすると手に入りにくい食材が多いのです。
その中で、干し大根のオムレツ(右上)だけは、これはすぐに作れそう!と思う手軽な一品でした。「今日は疲れたから、もう何も考えたくない」「困った時はこれ」という定番おかずなんだそうです。

具材は、塩漬けの干し大根=日本でいう「たくあん」です。漬物をオムレツに入れる発想は、とても新鮮でした。
刻んだたくさんを入れて焼くだけ。ケチャップなどもかけずにたくあんの塩気だけでごはんがススムんです。

|目からウロコの焼き方

これは、たまたま友人が「こう作っていた」というもので、台湾での一般的な作り方ではないかもしれませんが…という前置きありですが。オムレツをまん丸に焼いていたことに驚きました。

確かに、いきなり丸くしようとすると、どうしても具が真ん中に集まってふちが卵液だけで薄くなるのですが、半分に折り畳んでから端と端をよせて丸くすると、全体的に厚みが揃う(ふちまで具が行き渡る)のです。その発想がわたしには全くなかったので、目からウロコだったんです。

では、さっそくレシピをご紹介しますね!

ちなみに、日本のスーパーで売っているたくあんはと着色料や添加物が気になるので、いぶりがっこで代用しました。また、ハムも入れてボリューム感とうまみをプラスして「元気がなくても作りたくなるレシピ」にアレンジしました。

|材料(1人分)

卵 1個
油 大さじ1/2
ハム 1枚
いぶりがっこ 2〜3切れ 

|作り方

ボウルに卵1個を入れて菜箸で溶きます。細めに切ったハム1枚といぶりがっこ2〜3切れも加えてよく混ぜましょう。

フライパンに油 大さじ1/2を入れて中火で熱し、卵液を入れます。

まず、オムレツの要領で半分に折りたたみます。具はハミ出して大丈夫です。次に、半月になった角同士を合わせるイメージで丸い形にします。

底が固まってひっくり返せるようになるまで1分ほど焼きます。

くるっと返して、さらに1分焼けば完成です。

台湾では、かなり塩気のあるたくあんを使用していたので、味付けはそれだけで十分でしたが、お好みでケチャップなどかけて召し上がれ。

|「お月様文化」だからまん丸にするの?

ここまで読んでいただきありがとうございました。台湾では、中秋の名月を行事として大切にしていて、家族で集まって月餅(上の写真)を作って食べる習慣があるそうです。

「お月様文化」が日本より強い気がして、だからオムレツもまん丸にするのかしら…?なんて想像したのですが、友人に聞いたら「1人分ずつ作るなら丸いほうがいいと思って」との回答でした(笑)

でも、オムレツを丸くする発想ってわたしにはなかったので、定番料理の作り方ひとつでも新しい発見があった時に心からワクワクしてしまう性分です。

料理を通して出会いや文化交流ができるってとても楽しくうれしい。やっぱり旅の目的は、人との出会いと料理だなぁと思うのでした。
ぜひ作っていただけたらうれしいです。


今後も少しずつイベントや講座など始動していきます。またお知らせしていきますね。ご興味ある方は、インスタLINEのご登録をしていただけたらうれしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?