見出し画像

「外」に発信することで自分の「内」と向き合う。3ヶ月「書く」を通して感じたこと

今年の4月、新年度の始まりに合わせて何か新しいことを学ぼうと「POOLO JOB」というスクールに入った。

旅を仕事のひとつに。を合言葉に、3ヶ月間でライティング、写真、SNSブランディング力などを磨いていくというプログラムだ。

そこで、課題として毎週2本のnote執筆があったので、この3ヶ月は文章を書く機会がいままでよりぐっと増えた。

今回は、そんな3ヶ月間を経て文章力は上がったのか?何か得られたものはあったのか?について赤裸々に書いていきたい。

わかりやすい数字的な成果

文章力が上がったのか?に関しては、客観的な評価になるので、正直なところ私には判断できない。

しかし、この機会に、と思いnoteのダッシュボードを見たところ、4月に「394」でスタートしたPVは5月「1669」→6月「5,098」と伸びているようだ。

記事を書いた数としては、4月が5本、5月が9本、6月が4本と右肩上がりに増えているわけではないので、ひと記事あたり見てくれる人の数が増えてくれたみたいだ。

記事を書き続ける中で、noteの今週のおすすめ記事に紹介されたり、誰かのマガジンに追加されたり、という嬉しいお知らせも何度かあった。

やっぱり多くの人に見てもらう、反応してもらう、というのはそれだけで書くモチベーションになる。

書くことで自分の過去現在未来と向き合う

書き続けることで少しずつ私が書いた文章を見てくれる人が増えていく、そんな数値的に見える結果は素直にうれしい。

ただ、私が一番良かったなと感じるのは文章を書くことで自分と向き合うことができたこと

POOLO JOBの課題にはこんなものがあった。
「旅の原体験は?」
「旅人として旅先に還元できることは?」
「理想とするライフスタイルは?」

どれも旅と関連しているものが多かったが、ガイドブックに載っているようなおすすめ情報を紹介するのとはまた違い、「あなたはどう考えているのか」といったテーマが多いのだ。

そのためには、過去の自分の経験を振り返り、いま頭の中にあることを整理して、どんな未来を作り上げたいのかに思いを馳せなければならない。

自分の頭の中にぼんやりとしたイメージはあるのだけれど、いざ言葉にしようと思うとむずかしい。

自分ではない誰かに自分の考えていることをわかりやすく伝えようと思うと、自分の内側をさらに深掘りして整理して、文字として外に出す、という行為が必要になる。

正直、それは骨の折れる作業だけれど、やっていく中で、過去の点と点が繋がって今があるのか!と過去に感謝したり、現状モヤモヤしているのは、いまの延長線上に未来のありたい姿が見えていないからなのか、などと気づくことができた。

外からの反応を受けて、自分を客観的に見る

書く、といった作業は自分の内側と向き合う時間。

しかし、それを外に出した瞬間、今度は外から自分を見る機会になる。

「共感しました!」というコメントもあれば、「そういう考えもあるんですね」という反応をもらうこともある。

自分の物事への感じ方が他の人にも当てはまるとは限らない。同じ経験をしていても、その捉え方は人によって違う、そんな当たり前のことを実感させてくれる。

そして、自分の中で渾身の力を込めて書いた文章が反応がいいとは限らないし、自分の思いのままにサラッと書いた文章にたくさんいいねが付くときもある。そういったことは自分の中に秘めておくだけではわからない。

文章を書いているときは、あくまで自分のフィルターを通して自分のことを見ているだけだけれど、それを公開することによって、他者のフィルターを通して自分の経験を見つめ直すことができる。

それによって、思いがけない自分の強みや独自性が見つかることもある。

それは、人の文章を読んでいるときも同じ。

もしかしたら、文章を読む、書くということは誰かと自分の内側の世界の交換のし合いっこなのかもなぁ、とふと思ったのだった。


サポートいただいた分は、これからも楽しく執筆を続けられるように、大好きなチャイやちょっとしたおやつ代にします♡あとは、ステキだなぁと思った方のサポート代に回していきたいと思います。