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日記

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2020年3月の記事一覧

3/31 日記短歌 : 明日

さらさらと手からこぼれる砂みたく過ぎる時間に流されるまま

口元がゆるむ明日の今頃はマイ・ウクレレが部屋にいるから

3/30 日記短歌 : 望み

いつ命尽きるか分からないのならやりたいことをやるのそれだけ

南国の音色よどんだ空気さえ陽気に変えてどうかお願い

3/29 日記短歌 : 休息

3/29 日記短歌 : 休息

新雪に刻む足跡仕返しに足を引かれた地球がぐるり

足下で萎びた花弁放つ“生”「逆説的な本当だった」

3/26 日記短歌 : 桜

3/26 日記短歌 : 桜

うすぴんく色の季節を押し花に閉じ込めずっと私のものに

3/25 日記短歌 : 校庭

すべり台背伸びをしても届かない桜いまなら手が届きそう

活火山のような子ども駆けまわる引かれた腕に明日をあきらめ

3/24 日記短歌 : 卒業

3/24 日記短歌 : 卒業

先輩の袴姿に残された月日を想う3年の冬

ねえ、そんな善人みたいに泣かないで受けた痛みはまだ癒えぬまま

3/23 日記短歌 : 春の欠片

見下してくる太陽に見つからぬように布団へ「5分ゆるして」

〈寒い日の利点〉露天に人が来ず貸し切りになることもあります

3/21 日記短歌 : ゆるやかな停滞

気がつけば日が沈んでる今日は何やったっけまあ幸せだけど

ついに花買ったぜ後は片付けと掃除をすれば完璧(きつい)

3/20 日記短歌 : ドラマ

撮りためたテレビドラマを見るだけの日があったっていいでしょ別に

相容れぬ2人出会って紆余曲折思い通わせ心満ちてく

言葉にすれば陳腐それでも心加わりドラマチックが加速

他人の幸せに興味ないけれど幸せでいてどうかこのまま

3/19 日記短歌 : 疲労

「頭いたいから離れていてね、やさしくできる余裕がないからさ」

3/18 日記短歌 : 落差

見上げれば無限の星があったのにこのポイフルは残り一粒

本心を仕舞い込んでいた袋破裂し溢れ痛いのは誰

早起きを決意失敗n日目でもちょっとずつ早まってるし

3/17 日記短歌 : ブランコ

「せんせいはオトナ?」「そうかも」「コドモのがいいよ。まいにちたのしいからさ」

いざこざを無かったことにする呪文「ごめんね」「いいよ」いま使えたら

3/16 日記短歌 : 突風ピクニック

私は菩薩だから集合時刻に起きた貴方も許せるちょっと

飛び出した途端一気に襲い来る「このしゃぼん玉、母を知ってる」