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元祖断食施設の研修生になって

最近、かなり久しぶりにFacebookを更新した。
最近使うSNSといえば、オンラインサロン「コルクラボ」のSlackやサイト、他コミュニティのSlack、Instagram(見る専門)くらいだった。

だが、Facebookの友人の最近の投稿を見て近況を知れた事で、久しぶりに顔が見れて懐かしさと共に嬉しさを感じて「私も近況投稿しようかな」という気持ちになった。

さて、今の私が住処としているのは、静岡県のとある断食施設だ。石原結實先生という院長が創設した保養所(宿泊施設)だ。

ここに来て、自分自身についてわかった(ないしは再確認できた)ことがいくつかある。

1つめは、私は旅人のように暮らすことが性に合っているということ。
2つめは、人との出逢いにより、目に映る世界は良くも悪くも、予期せぬ方に変わるということ。
3つめは、流れに見に任せることは、ときに必要だということ。
4つめは、直感は正しいのだということ。

...

「断食」を選んだのも、何かの必然かも知れない。

ここに来る前、断食というワードをよく周囲の人のSNSなどで聞くようになった。断食をすると、五感が鋭くなるとはよく言うが、自分の感じるままにより「本心」で生きていけるのではないかと思いついた。
よって、自分と向き合い続けていた私にとって「断食」は、かなり有力なキーワードとなった。

そして、こっちに来てみて、本当に正解だったと感じる。

虚無感に悩まされていた私は、「生きたいかどうかも分からない」といった状態だったが、断食を約8泊ほど行ったところ、精神的にも回復しているのが如実にわかった。

もちろん、この施設の人が本当に良い方ばかりということも要因としてはあるが、断食の力も、その断食を日本に初めて持ってきた院長と知り合えたことも本当に大きかった。
院長やその奥様にも凄く良くしてもらっていて、自営業で営まれているこの施設は、もちろんフランチャイズではないが、メディアや著書を出して活躍している院長を筆頭に、コロナ渦の今もお客さんが例年と同じくらいのお客さんが来ており、絶えていない。

私は素直に、これがあるべき経済の姿だと思った。
消費者は確かな価値を感じてここを利用し、提供者も真摯にお客さんに向かい合って本当に良いと思う療法ができる環境を提供する。

当たり前にお互いがwin-winな経済活動を30年以上に渡って行われてきたこの施設を知れたことも、私の中では感動した。

これまで、ITベンチャー企業や給食施設、インキュベーション施設と様々なところで働いたが、この場所ほど気持ちの良い経済活動だと思う場所はそれほどなかったように思う。

結果論かもしれないが、ここに来るべきだったと感じる。故に、直感は正しいということを言いたい。


「先を決めずに目の前の選択を選ぶ」

これは、私にとって恐怖だった。

なぜなら、14歳のときから先の目標を決めてから動き続けてきたからだ。そして同時に、理論的に説明できることを大事にしていた。

ただ、今の自分の考え的には、「先を決めずに目の前の選択を選ぶ」方がしっくりきている。

だから、断食施設も後先考えずに「とりあえず興味があるし、なんとなく直感が働いたから行く」というこれまでの自分的には珍しいスタンスで、ここにいる。
ここにいる前にいた高野山のお寺も、「行くところがなかったから行った」という具合だった。

しかし、そんな理由で選んだ場所が、思わぬ出逢いに導いてくれて、生きる気力のなかった私に、道標をくれた。



...と、今日はただ最近の近況に加えて感じたことをそのまま綴っただけになってしまったが、日記としてnoteを使うのもいいかな。



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