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子育て親育て

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2人の男の子を育てを通じて体感したことをまとめたエッセイです。真剣な話からおもしろネタまで
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記事一覧

時空がゆがむほどの「よろこび」

洗面台の鏡の前で、わたしは茫然としていた。目の前にいる人は、誰なんだろう。わたしの髪の毛…

「そういう時期だよね」って、どういう時期?9歳の壁・中間反抗期のまとめ

長男が小学校3年生のころ「中間反抗期」という言葉に巡り合ってだいぶ楽になった記憶がある。 …

「好き」はひとつじゃない。感情の種類と探求のはなし

最近「好き」という気持ちについて深く考えるできごとがあったので「好き」にという感情とその…

愛するとは?相手の生きる世界を認めること

愛するとは何なのか。 わたしが思う、人を愛するとは「その人にはその人の感じる世界がある」…

「絵本を読む」こと「活字を読む」こと

「絵本を読む」とはどういうことか、考えたことはあるだろうか。 わたしは絵本の読み聞かせが…

感受性が強いって結局どういうことなの? 〜13歳の息子と話したこと〜

「あぁ~おもしろかった。さすがにもう寝よう。今の話本にしたら絶対おもしろい。お母さん『息…

レゴでアドリブ演劇あそび

わたしはずっと、子どもとごっこ遊びをするのが嫌いだった。 ごっこ遊びとは、何者かになりきってやり取りをする遊び。ヒーローごっことかおみせやさんごっことか、おままごととか。その類のあそびはとても疲れるものだと思っていた。 なぜなら、展開の仕方がわからなかったから。ヒーローや戦いごっこは、ただ敵が来て剣を振り回す単調作業だと思っていたし、おままごともただ料理を作って出すだけの業務だと思った。 それはまだ子どもが小さくて、大人や架空の人物の真似をするのが主たる目的だったからか

頼もしくて無力なきつね、こん。

『こんとあき』という絵本が、死ぬほど好きだ。自分が幼いころにも繰り返し読んだし、もうすぐ…

危険マークから始まった「子どもの興味が尖っていくまで」

わたしの息子、小学1年生の話を聞いてほしい。彼はきょとんとした人形のような見た目をしてい…

しっかりした家庭の「影」

先日、ある人といじめについて話していたときのこと。いじめをしていた加害者側の子の名前が出…

クワガタが、わたしのせいで死ぬのが怖かった

1週間ほど前に、自宅の玄関の前に大きなクワガタがポツンと一匹現れた。 わたしは家のドアを…

「上の子可愛くない症候群」と、わたしへの警告

わたしは今、小学校6年生になる長男に対して、嫌悪感に近い感覚を抱いている。 決して長男の…

お兄ちゃんとお母さんと「バカ」とおれ

今年1年生になったばかりの次男が、こんな話をした。 「6年生のお兄さんたちが1年生の教室に…

子育ては、歯磨きのようなもの

「子どものいない自分からすると、子育てをしているというだけですごいですよ」 子どもを育てながら仕事をしている人は、ときどきこういう言葉をかけてもらうことがある。子育てと仕事の両立とは、女性のとっての永遠のテーマであり、課題なのかもしれない。 先日、友人の方からこの言葉をかけてもらったのは「マルチタスクが苦手」という話の流れだった。 わたし自身マルチタスクが苦手で、同時進行できることの数は限られる。要領がよくないので、仕事を頑張れば私生活でミスを連発し、私生活でトラブルが