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負担って・・・

この2,3年で特に教員の中で使うようになった言葉が「負担」
私もつい使ってしまいます。

「あまり負担のないように」とか、「無理なく負担を少なくして」とか。
働き方改革を受けて、勤務時間内に仕事を終わらせるとなると、どうしても「無理のない範囲でできること」になってしまいます。
無理のない範囲でできることは、今までやってきたこと。
今までやったものについては経験も資料もあるので、無理なくできます。
逆に今までやったことのないものについては、経験も資料もないので、計画からはじまり、色々な準備が必要なので、どうしても時間を取られて「負担」に感じる方が多いように思います。

特に若手の先生にとって、コロナ禍で学校行事も削られ、集団を動かす経験もないままここに至ります。コロナ禍前に戻さないものもあれば、戻すものもあります。
例えば宿泊研修。日帰りから1泊になりました。泊を伴うとなると指導事項や準備することが増え、大変です。
6年生を送る会などの集会。オンラインや放送で済ませていたものが一斉に体育館に集まっての集会になります。5年生の指導が増え、大変です。
総合。どこかに出向いたり、ゲストを呼んでの学習も可能になりました。活動を拡大するということは、それだけ指導も準備も増え、大変です。

あえて「大変」と書きました。
「大変」なことを「負担」と思う人もいれば、「挑戦」と思う人もいます。
この差は何なんだろうと思います。
この差はじわじわと大きくなって、10年後にはっきりした形で表れます。

働き方改革が叫ばれているので、私も敢えて「負担のないように」という言葉を使うことが多いですが、大変なことに挑戦するから成長がある訳で・・・。

先生の「あり方」が大事だと思う今日この頃です。



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