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【環境文学】里帰り

冬始め
柿の実が
枝に
残っている

鳥が鳴く
雲もない晴天の空
ひとり歩いた
細く長い
田んぼ道

風は少し冷たくても
街とは違う
のんびりとした
時間の流れを
歩くことは楽しく

振り返れぼ
あの柿の木も
もう小さい

遠くの山は
薄い白

その景色が愛おしい

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