僕の最初の虫ゲームアプリ「むしマスター!」をリリースした時の話
こんにちは、ネイチャーエンジニアの亀田です。
僕はいきものに関するアプリを10本以上リリース&配信していますが、その中でも「虫」に関するアプリが多めで、現在配信中のアプリのうち6本は虫アプリです。
しかし、虫というと"一定数苦手な人がいる"だったり、"虫好きはマニアック"なイメージを持たれるなど、ネガティブなイメージをもたれることもあります。
でも虫って本当に魅力的な生き物です。
僕は虫のことを知れば知るほどにその魅力にハマっていき、今に至ります。
僕が今さまざまなジャンルのアプリを配信しているのは、「そんな虫たちの魅力を伝えたい!」と思っているからなのですね。
ちなみにそれら虫アプリの中で、一番最初に開発したのが「むしマスター!」という虫探しアプリです。
というわけで、今回は僕の虫アプリ開発の原点となった「むしマスター!」をリリースした時の話を書いてみようと思います。
「むしマスター!」を作ろうと思ったきっかけ
僕は「虫&バトル」や「むしマスター!3」など、現在では6本は虫関連のアプリを配信中です。
その原点となったアプリは2014年にリリースした「むしマスター!」でした。
以下はむしマスター!のゲーム画面です。
2014年頃、虫のゲームといえば
・虫を潰すカジュアルゲーム
・簡易な虫の図鑑アプリ
といったものが多く、虫の魅力を伝えたり虫を楽しむ体験ができるような作品は見当たりませんでした。
そこで「僕がイメージする、虫でワクワクできるゲームを作ってみよう!」と思ったのがむしマスター!を作ったきっかけです。
僕は子供の頃ポケモンに随分ハマったのですが。
特に「どんなポケモンに出会えるかな?」と草むらに入っていくのが好きでした。
僕の中でこのアクションは虫探しのワクワク感と同質のものだと考えていて、そのようなワクワク感を伝えたく、「何がいるかな?」と葉の裏や土の下などを探すゲーム性にして開発を進めたのでした。
身内の「むしマスター!」への感想
しかし、開発したアプリを家族や友人に見せたときに返ってくる反応は良いものばかりではありませんでした。
よく言われたのが
「虫がリアル過ぎる。もっと可愛いキャラクターとかにした方がいいんじゃない?」
です。
このような意見を聞いては、デフォルメしてキャラクター化した方が一般受けする(気がする)のは理解しつつも。。そのようにした場合に"僕が感じている虫の魅力とは遠ざかる"点が気になっていました。
というのも、僕が虫に魅力を感じているのはそのリアルな姿であって、可愛くデフォルメされたキャラクターではありません。
程度にもよりますが、デフォルメし過ぎればリアルな虫の姿からは遠ざかり、「僕が魅力を感じているリアルな姿とは別物になってしまう」と考えています。
「虫のリアルな魅力を伝える」という方向性でないアプリであれば上記でもOKだと思いますが、僕の伝えたいことがリアルな方向性だったので、自分の考えを貫いてリアルな姿でリリースしました。
「むしマスター!」をリリースした結果
むしマスター!をリリースした結果、最終的にはAndroidアプリのみで4万ダウンロードほどされました。
むしマスター!の後も、どのアプリでもリアルな姿でリリースしていますが、全アプリで累計10万ダウンロード以上されています。
普段虫に対する反応としては、ネガティブな声の方が大きく聞こえ、あまりリアルな虫の姿が好きだという主張が目立つことはありません。
でもこのような結果から、実は僕と同じように「リアルな虫の姿が好き!」という感覚を持っている方は少なくないと考えています。
その他友人やユーザーさんからの嬉しいコメントとして「この間家に虫がいたんだけど、むしマスター!2をやってたからチャバネアオカメムシだと分かったよ!」という感想をいただくことがあります。
また「虫に対する苦手意識が少なくなった」という意見も聞きます。
「ゲームという形で虫の魅力を知ってもらったり、興味を持ってもらいたい」というのが僕がアプリを出す一番の目的なので、こういう反応が一番嬉しかったりしますね。
世間の印象で偏見を持っている方も多くいる気がしていて、僕の作品がその偏見を払拭するきっかけになればいいなと思っています。
今後はどのような虫アプリをリリースするのか?
ちなみに僕がゲームを作る時のアイデアは基本的に"僕の原体験"がもととなっています。
たとえば、以下のような感じです。
むしマスター!シリーズ → 「色々なところで虫探しをして、虫と出会えた時の感動や喜びを伝えたい」
虫育成ゲーム むしいく → 「虫が成虫まで生き抜くことの厳しさと、無事に成虫まで育つことのありがたみを伝えたい」
虫&バトル → 「虫のすごい能力や生態を伝えたい。相手との相性や組み合わせによるものがあるので、戦略やチーム性の要素を取り入れよう」
これから同様に僕の原体験から作品が生まれていくのだと思うし、実際いくつかやりたいことは頭の中に浮かんでいます。
というわけで、新作や大きなバージョンアップなどあれば、既存アプリの中やいきものブログ、このnoteなどでお伝えしていきますので、引き続きよろしくお願いします!
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