【Another Eye】ペルーで波乗り番外編③

こちらの続き。後輩目線の旅の記録です。

クスコ着。緊張のSEA LEVEL3,500m。空港ではコカの葉をご自由にどうぞとなっていて、Ryokoはポケットにコカの葉をしのばせました。

ホットホリデー最初のガイドと無事合流。今夜の宿のウルバンバへ出発。ウルバンバはSEA LEVEL 2,800m。体を慣らします。

今のところ異常なし・・・と思いきや、病的に眠気に襲われ車内では昏睡。下調べでは確かに副作用として眠気とあったのでが、それにしても瞼が離れないほど眠い・・・

(昏睡直前)

起きたらアシエンダホテルに到着していました!すごく素敵なところ!設備も充実!

部屋で一休みし、ランチへ。食べたのは、美味しいスープとなんと、アルパカさん!レバーの味がしました。

夜の寒さ対策にアディショナルブランケットをもらいます。鍵が開きません。


部屋に戻り、リマの先輩からの指示で本日2回目のアセタックを服用します。間もなく、Ryokoは体を動かすことができなくなります。そして手先を痺れを感じてきました。気づくとあたりは暗くなっていました。どうもおかしいと感じたRyokoは、アセタックについて再調査をおこないます。なんと・・・高山病対策の場合は、1錠の半分を1日2回!どうりで・・・

このまま寝てたら朝になるので、夕食に出ました。ウルバンバにきて食っちゃ寝食っちゃ寝しております。
レストランの前にアルパカグッズをお母さん達が売っていました。natさんがセーターを、Ryokoはマフラーを購入。夕食も美味しいスープ。そして初対面のコカ茶。これも高山病対策。

眠いのと痺れ以外の症状がないのはアセタックのおかげか・・・代償が昏睡なのはいかがなものか・・・

部屋に戻って身仕度を整えます。Ryokoはまた昏睡に入りそうなので、natさんからシャワーを浴びます。昏睡していたのでどのくらいの時間だったか分かりませんが、natさんは湯船につかっていたようです。高所ではのぼせやすいのに。Ryokoはなんとか起きてnatさんを起こしたままシャワーを浴びます。その後またすぐに昏睡となりました。

翌朝6時。早朝のウルバンバは空気が澄んでいて、ステキ度が増します。

3回目のアシエンダホテルのレストランで朝食のビュッフェをいただきます。

この日のガイドは昨日とは違う人。オリャイタイタイボエスタシオンへ向かいます。こちらがマチュピチュ村駅までのビスタドームという展望車。発車までに時間があるため、ホーム内のカフェに入ります。肌寒かったため、カフェモカを2つ注文。しかしきたのは極小エスプレッソ。1秒で飲みほしました。

ついに搭乗の時間。前に並んでいた人の頭に注目!これは!

4人掛け軽食付きでした。前の女性はブラジル人の1人旅。隣の男性はスペイン語が話せるアメリカ人。フロリダからきたらしいのですが、圧倒的なアジア人にスペイン語で話してきます。natさんのケンタッキーも鼻で笑ってきました。natさんが流暢な英語で話し、スペイン語をやっとやめてくれました。軽食は大きなキャロットケーキ。ここでもコカ茶を飲みました。

マチュピチュ村駅に到着!ここでガイドと落ち合う予定なのですが、待てど暮らせど現れず。親切な駅員が電話をしてくれたところ、「ベロニカ」というガイドが間もなく迎えにくるとのこと。しかし次に話かけてきたのは、さっきからずっといたじじい。明らかにベロニカではないし、本当にホットホリデーの人なのかうさんくさすぎる。といいつつもじじいについていき、案内を受けます。

マチュピチュまでのバスの長ーい列に並べとのこと。待たされた時間も並んでおけばもっとはやく行けたのに!駅の出入り口からバスの列までのガイドのためにこんなに待ったとは・・・とにかく並びましょう。ここで高山病(仮病)発症。先輩に並ばせて、列から外れて座って待ちます。昏睡に恐怖を覚えたものの、背に腹はかえられずここでアセタック服用。堅すぎて半分にできないので、結局1人1錠飲むことに。

やっとバスに乗れると思いきや、チケットが翌日のものに印字されており、ありがた迷惑な係員が変更してきてくれるとのことでさらに待機。もう待てない、と思ったところで係員が戻ってきてくれ無事バス乗車。

バスに揺られついにマチュピチュに到着。天気にも恵まれ暑いぐらいです。そしてこの人がベロニカ!

これで安心。実はもう一組ガイドを受けるペアがいて、マチュピチュでそのペアをピックアップして満足したホットホリデーは私達をおいていったのです。そんなもう一組は通称T夫妻。ベロニカのガイドでマチュピチュを観光します。

暑いのと疲れでさすがのnatさんもヘロヘロしていましたが、そこは世界遺産。まるでガイドブックの写真。歴史のロマンを感じました。マチュピチュはまだ発掘されていないだけでもっと広範囲に遺跡が広がっているが、今はもう発見作業はしていないとのこと。ベロちゃんは自分だけ日傘をさします。

ベロニカツアーが終了し出入り口に戻ります。しかし事件が起こります。出入り口までの帰り道、前を歩くT夫妻とベロニカを見失った私達。必死に探したものの、見つけることができずもうこのまま帰ることに。またこのバスの列に並ぶと思ったらもう倒れそうで、一旦休憩してから帰ることに決めたところ、ベロニカ発見。後ろを一切振り返らないからこんなことになるんだよベロちゃん。

ベロニカがマチュピチュ駅までの帰り方とタイムスケジュールを教えてくれます。これはありがとう。しかし、話はまだ続きます。私達はとにかくカフェで休んでから帰りたい。「太陽の門までは~1時間で~帰りは1時間半です。」なんで帰りは1.5倍なの?「大きな荷物は出入り口で3ソルで預けられます」最初に言えや!「顔色悪いね~、お医者さんがそこにいます」体調が悪いんじゃない、お前のせいで機嫌が悪いんじゃー!はやく開放しろー!話をずっと聞いてあげてたnatさん、優しすぎます。

その後何とか無事カフェで休むことができ、バスに並ぶ体力が回復しました。ここで、natさんがおもむろに今後の予定について話しだします。「マチュピチュ温泉に行きたい。」帰りのビスタドームまでには時間があるため、マチュピチュ温泉に行くことになりました。しかし、ここからRyokoの闘いが始まるのです。

さて、バスに乗れたのは良かったのですが・・・またきました、昏睡。マチュピチュ村駅に到着したのですが、それでも眠いまま。マチュピチュ温泉まで坂を登らないといけません。Ryokoはもう動けません。「行きたくない」とわがままを言い、目に入った「インカマッサージが良い」といい(インカマッサージは時間が×)、「タクシーがある」と平気でうそをつき、力の限り抵抗するRyoko。natさんが広場のベンチに座らせてくれ、「10分寝たら絶対起きる」と言い20分寝るRyoko。その間マップを取りに行くために荷物とRyokoをベンチに残すnatさん。海外の街中のベンチで寝るRyoko(荷物は手にからませて)。

20分後、natさんはRyokoの荷物を背負いRyokoの手をひっぱりマチュピチュ温泉まで歩きます。ところがここにきて寝すぎたため少し急がなければいけなくなり、高所の坂道を早歩きという絶対やりたくないことをRyokoに命じるnatさん。そのおかげでRyokoが少し復活。

温泉は混浴で露天。水着着用ですがリマの先輩の家に置いてきたので、借ります。このごに及んでRyokoの芸人の気質が出てしまいます。「せめて面白いのにしてほしい」自分は座り込んで、natさんに水着を選ばせ温泉にむかいます。きったない水着でした。

ポージング。2人とも愉快ですね。着換えの時間を除くと温泉につかれるのは10分程度。
この温泉のRyokoの感想は、きったなくて鉄臭い。

急いで着換えて駅まで戻ります。帰りも行きと同じ列車で戻ったのですが、車内でも事件が起こります。まず、2人とも昏睡に入ってしまいました。そして、寝込みをこの怪物に襲われます。

さらにダンスをせがまれます。Aくんの教えはまったく発揮されず・・・襲われているのにひたすら寝続ける2人なのでした。ちなみに車内では、乗務員によるアルパカグッズ紹介のマチュピチュコレクションがございました。

オライタイタンボ駅に到着しすぐにガイドと会うことができました。今日はこのまま車でクスコのミドリホテルにむかいます。車で2時間ほどだったのですが、その車内でも昏睡です。しかし辛い昏睡でした。寒さで何度かめをさましていました。寒さの原因は運転手が窓を開けることです。1度目。「寒いからしめてくれ」→窓しまる。2度目は雨が私にそそいでおり、「寒いわ!!!!」→笑いながら窓がしまる

ホテルに到着したところ空腹なことに気がつきます。しかし時間が遅いためホテルのレストランもしまっており、夕飯を諦めて部屋に入ります。運転手のせいで体が冷えたRyokoは湯船をためようと試みますが、ここでまた事件が発生。恒常的にお湯が出ない。仕方がないのでレストランのポットからお湯を拝借し浴槽に注ぎます。お湯の量が少ないため、平たくなります。動いたら寒い、動かなければ現状を打破できない。苦労と苦痛の末、なんとかシャワーを浴びることができました。ちなみにnatさんは、普通にシャワーを浴びたそうです。なんとか暖をとることはできたのですが、空腹がなんともなりません。ここで登場、カシューナッツとピスタチオ!先輩が持たせてくれたお菓子にも助けられました。

つづく