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行間を読ませる難しさ

こんにちわ。
会社員ギタリストのNavi(ジュンペイ)です。

みなさんは、「行間を読む」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
文章や発言に現れていない中身を読み取る、感じ取るといった意味になります。
部下を持つ世代の方でしたら、「最近の若い子は行間を読んでくれない」なんて言ってしまったことはないでしょうか?

私もそう感じることがしばしばあります。
指示されたことしかしない。こっちはどんな工夫をしてくれるかな?と楽しみに仕事を任せたのですが、、、

今はそう感じている私ですが、学生の時の物理の先生が「行間を読め」とひたすら言っていました。
先生の授業の行間を読め、というのではなく、教科書の行間を読めと言っていました。
クセのある先生で、終いには行間の白いスペースをしっかり見ろ!みたいなことも言い出していたような。

残念ながら学生時代の私には何も分かりませんでした。
今思うと、白いスペースを見るくらい真剣に教科書を理解すべきだったなぁと反省しています。

こんな感じで、上の世代からの「行間を読め」はなかなか下の世代には伝わらないものです。

そして、この現象はギターの世界にも起きています。
ギターの先生、教則本、youtubeなどで「音源をしっかり聞いてください」というセリフを耳にしたことはないでしょうか?

真面目な生徒さんは、言われるがままに音源をしっかり聞きます。
しかし、上達しない。
なぜでしょうか?

生徒は本当にしっかり聞いているだけなのです。
そこに思考が働いていないケースがよくあります。
一週間、聞いただけ。

先生が言うしっかり聞けは、聴くという意味を含んでいます。
①曲を覚える
②フレーズのニュアンスを感じる
③コピーしてみる
④自分のプレイと聞き比べる
ここら辺まで、先生が言うしっかり聞けの行間です。

先生はこれで上達したので当たり前の行為です。
でも、生徒は手取り足取り教えてくれると思っている。

もし生徒や部下をお持ちなら、具体的行動まで落とし込んであげましょう。
勝手に上達してゆく段階になると生徒や部下は自立して行間読んでくれます。
そこまでの助けは必要ですね。
ご自身がそうであったように、最初から行間読める人はほぼいませんので。

会社員ギタリストを応援しています。

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