さなみっくす

京都で生まれ育つ|世界を知りたいという好奇心から30ヶ国60都市を旅する|仕事や留学で…

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京都で生まれ育つ|世界を知りたいという好奇心から30ヶ国60都市を旅する|仕事や留学で香港・ソウル・フィレンツェ・カナダに住んだことも|今は京都で働き能楽師の夫と暮らす|時々カメラマン|旅と写真・映画と本など

最近の記事

京都の桜~八坂神社・祇園・知恩院・疎水へ~

八坂神社で能「花月」 「八坂神社で花月をするから、見に来たら?」と朝に言われ、始まると同時に着いた。舞台の夫を見るのはいつも不思議な気分。絶対気づいてると思うのに、後で聞くと「わからなかった」と言われる。 そう思って気を抜いていると、「寝てたね」と言われたこともw 花盛りの八坂神社、誰でも見れるスタイル、人で溢れる 「能っていうのはね、お面をつけてねぇ」と孫に説明するおばあさん。 残念ながら最初は仕舞で誰も能面をつけてないし、能が始まってもまずは素顔の地謡とワキがでる。

    • 京都の桜~水火天満宮&大豊神社そして紅茶とスコーン~

      ようやく桜が咲いたので、今年こそ見に行かなければと思った。 洛中…京都の中心に住みながら、いい感じの桜を見つけては「次の春こそ」と思い、時が過ぎる。読みたい本を、読まないまま積み重ねておくように、気が付けばけっこうな高さになっていた。 つい先週まで雪が舞っていたのがウソのような春の陽気にさそわれて 午後2時すぎに自転車で家をでた。 水火天満宮の紅枝垂れ 水火天満宮とかいて、すいか天満宮と読む。桜が咲いていない時期に何度か通りかかった。それは夜だった。背の低い小さな鳥居の向

      • 2023年11月〜武漢旅行記 その3〜黄鶴楼にて李白の見た景色を想う

        黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送るという有名な漢詩で、あの李白がこの黄鶴楼で読んだという。孟浩然(もうこうねん)と言えば春眠不覚暁の人です。以下、自分なりに訳してみた。 どうしてこんなに美しい詩を作れるのだろう? 毎日見たであろう何気ない風景、古くからの友を送る気持ち、もう二度と会えないかもしれない シンプルな言葉。何一つ感情的な言葉を出してないのに感情が伝わる。そして千年以上の時を超えて、いまだに人の心を打つ。映画監督のアン・ホイ氏も作品でたしかこの詩を使っていたような

        • 2023年11月〜写真で綴る武漢旅行記 その2〜

          帰国からほぼ1ヵ月、やっと続きを書くことができました。その前に、 情報を知り、気を付けるのは当たり前だけど、全てを鵜呑みにして憶測で恐れていては、もったいないと思う。 むかし、反日教育を受けた友人が初めて日本に来たときのこと。 来る前は怖かったそうだが、平和な雰囲気と人々の礼儀正しさに驚き、考えが変わり、今では日本に住んでいる。「反日教育を受けた人が日本を恐れる」という発想がなかったので、あの時は私も驚いた。  よくわからないことに対してネガティブな気持ちを持つというのは、

        京都の桜~八坂神社・祇園・知恩院・疎水へ~

          2023年11月〜写真で綴る武漢旅行記 その1〜

          苦労して取得したビザで中国の学会に参加してきました。代表と共に3人で渡航したので、私までVIP待遇で恐縮でした。4つ星ホテル、スイートルーム、朝昼晩の食事と行先の選べる観光ツアーまでついていた。滞在はとても快適でした!が、仕事がない日も「どこか案内しますよ」と気を遣ってくれるのですが、自由行動がしたいので説得し、初日と最終日はフリーにしてもらい街を散策してきたので、写真とともに綴ります。 渡航前 - いったい何が真実なのか?- 今回の開催地である武漢 -wuhan- はC

          2023年11月〜写真で綴る武漢旅行記 その1〜

          『欲望の翼』を見た感想とウォン・カーウァイのおすすめ作品など

          年に数回、映画にはまる時期がくる。今がまさにそれで、香港中国映画ばかりみている。1990年制作の香港映画『欲望の翼』(原題:阿飛正傳、英題:Days of Being Wild)を昨日はじめて見たので感想を書きたくなった。こんど久々に中国に行くし、4Kレストアが発売されてたし、U-NEXT配信もされてたし、まあそんな理由で見たけど、思った以上によかった。 「欲望の翼」の感想 邦題から想像てきない内容だけど、原題と英題もしっくりこないから、やはり邦題がベストなのか??いきな

          『欲望の翼』を見た感想とウォン・カーウァイのおすすめ作品など

          第21回宇髙青蘭能之会の裏ばなし

          第21回宇髙青蘭能之会が10月14日に開催されました。 見に来ていただいた皆様、これなかったけど応援していただいた皆様、お手伝いをしくださった皆様、本当にありがとうございます。 私は普通の家に生まれたので、お能の公演の手伝いをした経験はありません。結婚してすぐに第20回宇髙青蘭能之会がありましたが、その時はベテランの方々が受付をされていたので、入り口でチケットをもぎるくらいでした。今回はそれから4年ぶりの開催。夫が能をするので、制作と受付と撮影を担当しました。 半蔀デザイ

          第21回宇髙青蘭能之会の裏ばなし

          2023年10月 中国ビザの取り方解説

          9月末、急遽11月に中国開催の学会に行くことが決まりました。 2017年のお正月に上海へ行ったのが最後でコロナ後は初めての渡航です。査証がどうのというニュースは、私には遠い世界の話でまったく気にしていなかったのですが、いざ渡航が決まると、ビザ取得がめちゃくちゃ困難だったので、どのように取得したか、つまづいたところを記録に残します。 ビザ取得の流れビザの種類にもより若干異なりますが、基本的に下記の流れかと思います。 オンラインで申請書作成 ⇒ 申請後そのままWEBからビザセン

          2023年10月 中国ビザの取り方解説

          Rome wasn't built in a day

          Rome wasn't built in a day ローマは一日にしてならず。 最近ローマ人の物語を読んでいる。いや、読みなおしている。 その読み方というのが・・・ 実は、音読している 小学校の時以来だろうか、音読。 一人ではなく夫婦で読みあっている。 これが、すっごく楽しい! 夫は仕事柄声色を使い分けたしてりおもしろく読んでくれる。 私は、塩野先生の文章がカッコいいので、ついつい力がはいってしまう。 知力ではギリシア人に劣り、 体力ではケルト(ガリア)やゲルマン

          Rome wasn't built in a day

          『タイタニック』をみて後悔しないように生きようと思った

          この映画を25年ぶりに映画館でみることができた。 何度もDVDでみたけど、映画館で見ると集中できる。しかも25年ぶり。 タイタニックにはあらゆるテーマが盛り込まれている。 人間の美しさと醜さ、欲望や嫉妬、人を信じる勇気、人を愛する尊さ そして、最期をどう迎えるか?つまり「どう生きるのか?」と同じ。 この船に乗っていた実在した人たちのことを想うと胸がいっぱいになる。 避けられない死に直面し、2時間40分を必死で生きた人たち。 愛する人を信じ自らの人生を切り開いたローズはと

          『タイタニック』をみて後悔しないように生きようと思った

          1997年、3姉妹弟の彗星探し

          2023年、彗星がやってくるという ニュースを見て思い出した。

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          1997年、3姉妹弟の彗星探し