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#2 157㎝、50㎏

中学1年生の4月頃の私の身長と体重です。

確か体育の時間だったと思います、スポーツテストの結果を返却する際に先生が直接個人に返却するのではなく前の人に渡して後ろの人にまわしてもらう形式で返却されました。
スポーツテストの結果表にはスポーツテストの記録だけでなく身長と体重も記載されていました。

そのせいで私を目の敵にしていたクラスメイトに私の体重がバレてしまいました。

陰で数人に「50㎏だって」「太ってる」って言われるようになり、主犯格のクラスメイトには「kumaちゃんの似顔絵描いてあげる!」と急に言われ適当なブタの絵を描かれました。

もちろん辛かったし苦しかった。
でもそれを態度に出したら負けだと思ったから「そう、わざわざありがとう」と返したことを今でも覚えています。悔しかったです。

主犯格の子は背も高めでスタイルも良くて、あとで聞いた噂によると体重も私より全然軽かったです。

「細くなって見返してやる」と決意して私は中学1年生の夏頃からダイエットを始めました。
ダイエットといっても無理な食事制限ではなく、おやつの制限と運動や筋トレ、食べたものを記録する(レコーディングダイエット)等の健康的なダイエットをしました。

というのも、小学生の頃読んでいた漫画の影響で「摂食障害」というものがあることを知っていたからです。

結果的に私は中学1年生の冬頃には体調を崩すことなく44㎏まで痩せることができました。


でも、私の心は全然晴れませんでした。
「見返してやる!」と意気込んでいたのに、いじめていたメンバーは私が痩せたことなんて全く気づいた様子もなかったからです。

1人で必死になっていた自分馬鹿みたいでした。


そして去年、私は姉から「〇〇ちゃん(いじめの主犯格)のインスタのアカウントがおすすめに出てきた!」と言われスマホの画面を見せられました。
すると、「70㎏あったけど彼氏からの一言で一念発起して痩せました!」みたいな投稿がありました。

痩せてよかった!今幸せ!

そんな彼女の思いがたくさん溢れ出ているアカウントでした。


なんだよそれ。
私は今でもお前のこと思い出して苦しくなるのに。
太りすぎたらまた陰口言われるかもって警戒しながら生活してるのに。

彼女はきっと私の悪口を言っていたことなんてすっかり忘れてるんだろうな。

「学校行きたくない」「でも高校進学のためにも学校行かなきゃ」「死にたい」「でも生きていたい」

毎日そんな思いを抱えながら学校に登校し、そして今でも思い出して苦しい思いをしているのは私だけなのか。


あのいじめから15年近く経つけど今でも希死念慮は消えないし、社会人になって人間関係があまり良くない職場で働いたりしていたこともあって余計に悪化しています。

でも好きなことがあるから。
今度の休日にお母さんとオタク話しながらカフェでお茶するから。
好きな漫画の単行本が数ヶ月後に発売されるから。
今度コンサートに行くから。
今度ピューロランドに行くから。
明日好きな配信者の配信があるから。

どうにか生き延びています。


余談ですが、最近になって中学生の頃の私が「摂食障害」というものを知っていて良かったと思います。
もし知らなかったら無理なダイエットに走っていた可能性もあります。
身体的にも精神的にも余計に不健康になっていたかもしれない。


でもこの経験があるから、他人の体型に関しては相手から話を振られない限りはしないようにしています。
健康のために医者からの指導で痩せることはその人の為にも大切だとは思いますが、「外見の美しさ」に囚われて無理なダイエットに走ることは本当に怖いですし、ましてや他人が口出しすることではないと思っています。


健康に気をつけながら楽しく食事をしていきたいです。
この記事を読んでくださった方も楽しく食事ができますように。


いじめられた経験がある方へ。
私がされたいじめは物理的なものではなく言葉での攻撃で、期間も数ヶ月と短かったです。
だけど15年近く経った今でも苦しいです。
思い出すとつらいです。

SNSとかを見ると自分よりも酷いいじめを受けてる人を見かけたりして「私がされたことは他の人と比べて軽いのに今でも立ち直れなくて情けない」と思ってしまう時もあります。
でも苦しい気持ちもつらい気持ちも自分の本心。
もし私と同じように思っている方がいたら、他の人と比べずに「自分はつらかった。でも今日まで生き延びててすごい!」って自分を褒めてあげてほしいです。


kuma

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