ドブ貝女

私は中学校時代もキチガイだった。
その当時私はテニス部。しかし、この私がルールにそってプレイを楽しめるはずは無く、秒で飽きた。私の手にはラケット、テニスコートの横には農業水路。

この組み合わせが奇跡を産んだ。

農業水路には、ザリガニやウナギが生息していた。私は道に腹這いになってラケットを水路に突っ込んでそれらを捕まえる事にした。しかしラケットは平たいのであんまり取れなかった。わりとガッカリしたんだけど、水底の泥にはまだ何か潜んでいる気がした。そう、ドブ貝である。
ラケットの粗い網目が泥の中からドブ貝だけをすくい取るのに最適だということを発見したのだ!

それからはせっせとドブ貝を集めた。

※参考画像

ボールひろいをすべき1年生がテニス部の命とも言えるラケットを水路に突っ込みせっせとドブ貝を集める様は先輩からも同級生からもさぞや異様な光景として映った事だろう。

ついたアダ名は「ドブ貝女」。

しかし、こんなにも熱中したテニス部は1年で辞めることにした。テニスコートは外にしかなく、夏は暑く冬は寒い。1年生は絶対に部活に参加しろという学校のルールが無ければ私は、テニスもしないしドブ貝も取らないのだ。そんな事より早く家に帰りたかった。そうして私のテニス部(ドブ貝集め)は終わったのだ。

結果:みんなも、ドブ貝が欲しくなったらラケットで取ると取りやすいよ!試してみてね👌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?