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「正直不動産2」の裏テーマは、Z世代のトリセツ?

最近嵌っているドラマに、「正直不動産2」がありますが、仕事に対しで、どう立ち向かっていくべきか、

そして、特に、Z世代とどのように仕事をしていったらいいかの参考にもなりますね。

いわゆるZ世代とは、タイパ=タイムパフォーマンス重視で、定時出社&定時退社をモットーとしてノー残業、呑み会にも付き合わないというマイペース型として、その上の世代からすると、どのように接したらいいかがよくわからない、という捉え方がされているようですね。

このドラマでも、十影君という、タイパ絶対重視でマイペースな人物が登場して、周りの先輩たちも、どのように接していいのかがなかなかわからない。

たぶん、十影という名前も、トカゲのように、まるで爬虫類みたいに感じられるという意味合いも込められたのかもしれませんね。

しかし、彼が、さらに極端なコミュ障的な性格になったのは、幼い時に両親を亡くし、それも、かなり悲惨な生活をしていたことに原因がありそうで、

そのことが明らかになるにつれて、少しずつ、十影の態度を周りが理解できるようになるとともに、

主人公の永瀬が課長に昇格するための条件として、

十影を1人前の不動産営業担当者に育てるという課題を登坂社長から与えられたので、

少しずつ、十影のやる気を引き出して、顧客や先輩と同僚ともうまくコミュニケーションが取れるようにしていく姿を描くというのが、このドラマの裏テーマといえるかもしれませんね。

かくいう私も、イニシャルでいえばS世代=シラケ世代と呼ばれていましたからね(笑)。

私の世代は、先輩が、常に、いわゆる全共闘世代の多数派であるのに対して、我々は少数派で、

彼らや彼女らからすると、シラケているので情熱が薄く、「三無主義=無気力、無感動、無関心」とまで酷評され、何を考えているのかがよくわからないひ弱な世代だという評価がされてきたものです。

その1つの要因として、全共闘世代、あるいは団塊の世代が、当時の学生運動などによる大人への反発と挫折経験をテレビ報道などで、その姿を世間に見せ付けていたので、

我々は、間接的にその挫折していった様子を“疑似体験”してしまったために、とかくシラケることも多かったようですね^^;

でも、既に先輩たちが高齢化して引退してきており、そろそろ我々も、後輩たちにこれまでの経験を伝える役割を果たすようになりました。

そして、よく考えてみると、我々がS世代=シラケ世代と呼ばれていたのと、現代の典型的な若者といえるZ世代には、案外共通点を見出すことができることに気が付きました。

まず、彼ら彼女らが重要視する「タムパ」ですが、これは、タイムパフォーマンスの略語ですが、我々の世代で流行った言葉に、「コスパ」というものがあります。

これは、コストパフォーマンスの略語で、コストを掛けるのに見合っただけのパフォーマンスが得られるかということであり、ある意味、タイムパフォーマンスにも通じる意味合いがあるといえますね。

また、Z世代は、残業をせずに、職場の呑み会にも参加しないとのことですが、我々S世代は、残業はある程度して、呑み会にも参加しますが、その際には、我々の先輩に当たる団塊の世代や学生運動経験者の世代から見ると、議論になって口角泡を飛ばすというような情熱が薄く、お前らはシラケ切っているということから、このネーミングが付けられたのでしたね。

すなわち、我々S世代も、上の世代からすると、何を考えているかよくわからず、ちょっと扱いづらい世代であったようですね。

ところで、〇〇世代というネーミングをまとめている記事に、こんなものがありました。

もちろん諸説ありますが、ヴィジュアルにわかりやすくまとめているのが、上記の記事かもしれませんね。

私の場合は、やはり「シラケ世代」というのがしっくりとしますが、もう1つ、「新人類」と呼ばれていたのには違和感がありますね。

むしろ我々よりももう少し下の世代だったように思われますし、我々からすると、

後輩の彼らや彼女らは何を考えているかさっぱりわからない=まるで新人類みたいだなという文脈で、主に使われていましたね。

ところで、「正直不動産」に登場する役者さんで、我々の同年代に該当する人物は、不動産王のマダムを演じている大地真央さんなのですが、実際には、あんなにお綺麗な方がシラケ世代の代表とするのには、少々無理がありますよね♫(笑)


世代間格差というものは常に存在しており、特に後輩たちとどのように接していけばいいのかというのは、永遠の課題であるといえましょう。



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