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ピザーラ QRコード決済体験[楽天ペイ・PayPay]

ピザーラが恐らくデリバリー業界初のQRコード決済に対応したので、早速試してみました。(本ノートは何度か追記しているのですが改めて全文書き直しました)

対応店舗:(2019年2月13日時点)
 楽天ペイ→220店舗
 PayPay→221店舗
利用方法
 電話注文時→楽天ペイを使いたい旨をスタッフに伝える
 WEB注文時→現金決済で注文しお届け時にスタッフに伝える

ユーザ側が店舗側の固定QRコードを読み取る方式なので、導入ハードルは非常に低く、デリバリーに代表されるようなサービス特性上店舗等の拠点から離れて決済される業態では非常に相性が良いです。(各デリバリースタッフ全員に端末を持たせるのは現実的ではないですね。)

体験時は念のため注文時に事前に各QRコード決済を利用したい旨を電話注文時に伝えておきましたが、楽天ペイの場合は、QRコードが記載されたカードは常にピザバッグのポケットに入れていて、PayPayの場合はピザバッグにQRコードが貼り付けられているので、電話注文時でもWEB注文時でも通常通り現金決済で注文しつつ、お届け時にQRコード決済をしたい旨をスタッフに伝えればその場で対応が可能です。

帰店後に伝票を修正する手間がありますが、配達にきたクルーの方も丁寧にご対応いただき、とてもスムーズに完了しました。


すでにWEB注文はクレジットカード決済があるので、基本は電話注文時の利用を想定していると思いますが、QRコード決済は各社ポイントバック等顧客獲得が活況なので、今後どのくらい使われてくるのか注目です。

※まさにPayPayが100億キャンペーンの第2弾を発表したタイミングで、メルマガが配信されていました。


また、投函されていたメニューチラシ(店舗毎に印刷を出し分けている部分:いわゆる店名版)に楽天ペイの案内が載ってました。


公式WEBサイトには専用ページも設けられており、どの店舗がどの決済に対応しているか記載されています。


QRコード決済の仕組みはいくつかありますが、端末を持たずに簡易的に実施するには固定QRコード提示方式の一択で、デリバリー以外にも人力車や野球スタジアムの売り子でも同様の方式が採用されています。


非常に簡易的な仕組みですし、媒体によっては手数料も(期間限定で)無料と、とても導入のハードルは低いのですが、いくつか懸念点もあります。

①スタッフのオペレーション
[スタッフがコードを提示→ユーザがスキャン→ユーザが金額を入力→スタッフが金額を確認→ユーザが決済完了→スタッフが完了を確認]こちらが大まかな流れとなりますが、ユーザへの案内や入力間違いの懸念等、スタッフの教育が他の方式と比べて必要となります。(複数の決済を導入するとコードの管理も手間ですね)
また、自社の(POS等の)売上管理において、当該注文はQRコード決済であるフラグ立てをしておかないと、締め処理時に合わなくなってしまいます。

②売上管理
固定QRコード提示方式は厳密には決済ではなく送金なので、注文内容と決済情報が紐付きません。そのため、本来であれば毎日締め処理をするタイミングで、各QRコード決済の管理画面から本日の売上を確認し、自社の(POSシステム等の)売上のうちQRコード決済分の売上と突合させて、間違いが無いことをチェックする必要があります。
※現実的に日次でできるかは別として月次レベルでチェックしようとしても、突合できる項目は決済日と金額のみなので、決済量が増えていけばいくほど、面倒となります。


今QRコード決済はとても活況なので、ユーザ側の利便性だけでなく、バックオフィスの仕組みにおいてもどんどんと最適化されていってほしいですね。



以上。

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